PO[中止]:ビーロット(3452)

  • 20年2月21日、 ビーロット(3452)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年3月2日、 公募増資の中止が発表されました。

[ビーロット]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ビーロット(3452) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種 不動産業 
事 業 内 容 不動産の再生事業が主力。(中古物件を取得した上で、リフォームなど資産価値を高めてから売却する。) その他、新規不動産・ホテルの開発も手がける。

POデータ

発 表 日 2020年2月21日 
公募・売出株数 公募:1,400,000 株 
売出:200,000 株 
(OA:240,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 34.78 億 程度 
価 格 決 定 日 3月2日~3月3日 → 中止 
受 渡 日 3月13日~3月16日 → 中止 
PO実施の目的 ・販売用不動産の取得費用
・M&Aに関する費用
・新規事業開発に関する投資
引受会社(主幹事) SBI証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,890 円 
仮 条 件 – 3.5 % ~ – 5.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,420 円 
公 募 価 格 – 円 
割 引 率 – % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 47,000 株 
信用残/月平均出来高 4.91 倍 
公募数/月平均出来高 38.98 倍 
買い板 2万8千株 程度 
売り板 4万7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○19年12月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:24.0%増 営業利益:20.5%増 
経常利益:24.4%増 純利益:23.9%増 

○20年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:19.4%増 営業利益:24.9%増 
経常利益:18.7%増 純利益:17.1%増 

自 己 資 本 比 率 24.3 % 
予想PSR(会社予想) 0.62 倍 
予想PER(会社予想) 6.57 倍 
実 績 P B R 2.29 倍 
R O E 34.9 % 
予 想 配 当 – 円(未定) 
配 当 利 回 り – % 
配 当 性 向 – %(未定。直近2期は20%前後) 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:19年12月期は1,000円相当のクオカード。今期は現時点で未定。
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・14年12月にマザーズへ上場。18年1月に分売を行った後、東証1部へ市場変更しています。
    不動産業ということでかなりレバレッジを掛けた経営となっており、有利子負債が自己資本の3倍程度あります。2018年にはMSワラントで資金調達を試みましたが、株価低迷で行使価格を下回り、途中で中止となってしまいました。そのような経緯もあるためか、今回は公募増資での調達となったようです。
    なお、公募増資・売出と合わせて1:2の株式分割の発表も行われています。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は目覚ましい勢いで伸びています。前期は25%前後の増収増益を達成。今期も2割近い増収増益となる見通し。

    ・指標:同業他社と比較して割安です。不動産業とはいえこれだけの成長率でPER6倍はかなり割安感があるのですが・・・昨年来の不動産投資に対する不正融資問題などで連想売りを誘った模様。ただ、ビーロットは富裕層向けや法人向けの不動産開発をメインとしており、不正融資問題の影響はあまりないようです。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は160万株、発行株ベースで22.3%。増資による希薄化比率は19.9%。月の平均出来高は4.72万株程度と、流動性の改善が必須です。投資用不動産を手がける企業の中でも事業構造がしっかりしており、割安感もあって面白い銘柄だと思います。ただ、不動産業ということで業績のわりには人気がいまいちなのが悩みどころ。
    また、SBI証券が主幹事となるケースは過去に「チェンジ」のPOがありましたが、全く冴えない成績でした。この地合いで個人中心に募集を掛けるのは分が悪い気もしますが・・・とりあえず、値決めまで様子見となりそうです。

    ・株価動向:この1年は上下を繰り返しながら、徐々に下値を切り上げているようです。昨年9月以降のチャートだと、高値は2,150円、安値は1,500円となっています。1,500円台まで下げると反発することが多く、その辺まで調整すれば多少はリスクも減るでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○値決め初日の3月2日にPOの中止が発表されました。
    今日の終値は1,420円となっており、発表日から25%近く下落。希薄化を考慮した株価(1,514円)を下回っており、ここで増資を決行するとさらなる株価下落を招きかねず、中止に追い込まれたようです。
    中止自体は既存株主に配慮した判断で良いと思うのですが、コロナウイルスの影響が低くなったら増資を行う可能性は否定できず・・・需給悪化の要因が残る可能性もありそうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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