- 19年5月15日、チェンジ(3962)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年5月22日、 公募価格が決定されました。
[チェンジ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | チェンジ(3962) |
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上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | NEW-ITトランスフォーメーション事業が主力。企業・官公庁などに、iOS製品導入で業務を効率化するようなシステムを提案する。IT人材の育成研修なども手がける。 ※昨年11月にふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」運営会社のトラストバンクを子会社化。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年5月15日 |
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公募・売出株数 | 公募:1,600,000 株 売出:450,000 株 (OA:307,500 株) |
吸収金額(発表日時点) | 89.47 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 5月22日~5月24日 |
受 渡 日 | 5月31日~6月4日 |
PO実施の目的 | 人件費・人材採用費、新規事業開発に係る投資、M&A・資本業務提携投資、財務体質強化のための借入金返済に充当予定。 |
引受会社(主幹事) | SBI証券 |
引受会社(幹事) | クレディ・スイス証券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 3,795 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 2,850 円 |
公 募 価 格 | 2,764 円 |
割 引 率 | –3.02 % |
信用データ
信用残/月平均出来高 | 3.09 倍 |
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公募数/月平均出来高 | 12.68 倍 |
買い板 | – 株 程度 |
売り板 | – 株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○19年9月期会社予想(数値は前期比) 売上高:287.5%増 営業利益:282.2%増 経常利益:257.8%増 純利益:150.1%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が48%、利益が30~39%程度。 ※今期より連結決算に移行しているため、 上記数値は前期個別決算との比較になります。 |
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自 己 資 本 比 率 | 19.7 % |
予想PSR(会社予想) | 5.77 倍 |
予想PER(会社予想) | 83.87 倍 |
実 績 P B R | 25.70 倍 |
R O E | 30.6 % |
予 想 配 当 | 0 円 |
配 当 利 回 り | 0 % |
配 当 性 向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:株主優待ポイント(9月権利:保有ポイントに応じて特設サイト掲載の商品から好きな物を選べる。ポイントは保有株数に応じる。)
- コメント
○銘柄・POについて
16年9月にマザーズへ上場、昨年9月に東証1部へ昇格しています。
昨年11月に「ふるさとチョイス」運営会社のトラストバンクを買収していますが、買収資金50億を全額借入で調達しており、自己資本比率が20%前後に低下していました。そのため、今回の増資で借入金の返済資金を調達し、有利子負債を自己資本と同程度まで減らすものと思われます。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。さらにトラストバンクの買収により利益が上乗せされ、今期は大幅な増収増益の見通し。ただ2Qの時点で通期予想の上方修正はなく、市場予想をやや下回る状態となっています。・指標:グロース株ということもあり、指標面では同業他社に比べるとかなり割高です。株価上昇でPSRも8倍近い水準を維持しており、売上面から見てもやや過熱感が見られます。
○見通し
・需給動向:PO総数は205万株、希薄化比率は11.4%。月の平均出来高は17万株程度となっており、流動性はそこそこあります。ただ、割高で値がさの非貸借銘柄ということで、ハイリスクハイリターンの案件になることが予想されます。
また、増資の主な目的は借入金返済ということで、あまりポジティブな増資ではありません。加えて経営陣による売り出しも行われるので、その辺が株価にどう影響するか様子を見る必要がありそうです。・株価動向:昨年秋にトラストバンクの買収を発表して以降、株価は上昇基調が続いています。今年1月には4,665円まで上昇。現在はやや落ち着いて3,800円前後に位置。200日線が3,000円、52週線が2,750円を通過しており、当面の下値目途としてこれらの値が意識されそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は24.9%下落。公募価格は52週線付近に位置し、25日線から26%下に乖離。○見通し:発表後に株価は20%以上下落しましたが、すんなり初日で値決めとなりました。借り入れ返済が掛かっているせいか、増資を決行せざるを得なかった感じでしょうか。
発表後の急落により公募価格は52週線付近の水準に。25日線からも25%以上乖離しています。今年以降で52週線を下回ったのは5月17日の1回しか無いのと、おおむね25日線を25%乖離した所で株価が反発しているので、申し込みやすい水準まで下がった感じではあります。ただ先週は2,577円まで下落しており、公募割れのリスクが消えた感じでもなさそう。見送って受渡日まで待つ方が無難ですが、申し込むにしても打診程度に止める感じになりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 2,636 円 ( – 128 円 ) |
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高 値 | 2,641 円 ( – 123 円 ) |
安 値 | 2,578 円 ( – 186 円 ) |
終 値 | 2,610 円 ( – 154 円 ) |
寄付出来高 | 133,900 株 |
寄付出来高/公募数 | 6.53 % |
1日の出来高 | 549,300 株 |
- コメント
○前日比48円安で寄り付き、一旦2,578円まで下げた後は始値付近まで買い戻される展開に。しかし、その後はじり安の展開となり、2,600円付近まで下落しました。結局2,610円で引けています。○24日には安定操作が発動し、27日までは公募価格付近で耐えていましたが、28日以降は決壊してしまいました。寄り付きで4.63%の損失となり、散々なPOになってしまいました。やはり、割高かつネガティブな増資というのが響いていたように思います。
株価は年初来安値付近まで下落しており、この辺で下げ止まるかどうかが当面のポイントになりそうです。