- 19年12月6日、HEROZ (4382)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年12月16日、 公募価格の決定
[HEROZ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | HEROZ (4382) |
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上 場 先 | 東証マザーズ(12/25に東証1部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 機械学習によるAI技術を軸としたゲームや法人向けサービスを提供。将棋AIの開発でも有名。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年12月6日 |
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公募・売出株数 | 公募:335,400 株 売出:563,000 株 (OA:134,600 株) |
吸収金額(発表日時点) | 116.73 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 12月16日~12月18日 → 12月16日 |
受 渡 日 | 12月25日 |
PO実施の目的 | AI(BtoB)サービスにおける開発規模の拡大に伴い、下記に充当する予定。 1.AI 領域における優秀なエンジニア等の増員に係る人材採用関連費用 2.サーバ等設備への投資資金及び外部サーバ使用時の通信費 3.オフィス増床の為の敷金及び費用等 4.事業に応用可能な周辺技術を有する企業等への投融資資金 5.事業運営を行うにあたり必要な運転資金 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(600,600株) |
引受会社(幹事) | 野村證券(34,700株) 大和証券(17,300株) みずほ証券(17,300株) クレディ・スイス証券(17,300株) いちよし証券(6,900株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 11,300 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 12,660 円 |
公 募 価 格 | 12,153 円 |
割 引 率 | – 4.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 35,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 8.44 倍 |
公募数/月平均出来高 | 29.43 倍 |
買い板 | 3万7千株 程度 |
売り板 | 3万7千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○20年4月期会社予想(数値は前期比) 売上高:18.3%増 営業利益:23.7%増 経常利益:22.9%増 純利益:18.0%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が46%、利益が46%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 92.1 % |
予想PSR(会社予想) | 55.81 倍 |
予想PER(会社予想) | 259.94 倍 |
実 績 P B R | 42.22 倍 |
R O E | 16.2 % |
予 想 配 当 | 0 円 |
配 当 利 回 り | 0 % |
配 当 性 向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・POについて
・昨年4月にマザーズへ上場しています。将棋AIなどで注目度の高い企業ですが、上場から1年8カ月程度での市場変更となりました。同時に増資と売出、1:2の株式分割が発表されています。
売出数の方が多いのと、増資の目的が通常業務における費用調達の意味合いが強く、どちらかというと売出がメインかな?という印象も。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期も2桁増収増益の見通し。将棋などのゲームにAIサービスを提供している印象が強いですが、徐々にビジネス分野での提供も広げているようです。・指標:同業他社と比べてかなり割高です。AI系企業はどこも割高なのですが、PER200倍超、PSR50倍はさすがに買われすぎかと・・・
○見通し
・需給動向:PO総数は89.84万株、発行株ベースで14.1%。希薄化比率は6.7%程度。月の平均出来高は3万株程度と、流動性は思った程よくないです。
恒例の話ですが、非貸借銘柄で1部昇格が絡むケースのPOは値決めまでに吊り上がることが多く、その場合は高い確率で公募割れします。今回は増資に加えて株式分割、決算も絡んでいますが、どちらに転ぶか様子見となりそうです。元々割高な上に値がさ株なので、かなりのハイリスクハイリターン案件になるのは間違いないですが・・・・株価動向:6月に20,460円の高値を付けた後は下落基調へ。直近は11,000円付近まで下落しており、高値から半値近くまで下げた形です。
ここ数ヶ月は11,000円付近で下げ止まっている感もあり、公募価格がこのラインを下回るようならリスクも多少軽減できそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は12%上昇。公募価格は25日線よりやや下、52週線よりやや上に位置。○見通し:公募発表後に株価は上昇し、一時は14,000円台まで上昇する場面もありました。そこからある程度調整は進みましたが、結局公募価格は発表日の終値より7.5%高い状態に。また、ディスカウントは4%となり、仮条件の上限で決まりませんでした。やはり人気がなかったようです。セオリーに当てはめると、見送った方が無難そうですね。
チャートを見ると、200日線と52週線を挟んで逆三角持ち合いとなっているような感じです。上値を切り上げながら・・・というのが微妙ですが。支持線となっている200日線は12,000円付近を通過しており、この辺まで下げる可能性は考えられそうです。逆に上昇した場合は52週線の13,500円付近が意識されそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 11,690 円 ( – 463 円 ) |
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高 値 | 11,780 円 ( – 373 円 ) |
安 値 | 11,510 円 ( – 643 円 ) |
終 値 | 11,580 円 ( – 573 円 ) |
寄付出来高 | 26,600 株 |
寄付出来高/公募数 | 2.58 % |
1日の出来高 | 129,100 株 |
- コメント
○前日比100円安で寄り付き、直後に11,510円まで急落。一旦買い戻されて後場に11,700円台まで戻す場面もありましたが、大引けにかけては再び11,500円台まで下落しました。結局11,580円で引けています。○値決めから2日で安定操作ラインまで追い込まれてしまい、その後はズルズルと下げるだけでしたね。終わってみれば受渡日寄りで3.8%(46,300円)の損失に・・・金額ベースでは霞ヶ関キャピタルについてワースト2位の成績となりました。やはり、このパターンのPOは「触らぬ神に祟りなし」と言ったところでしょうか。
コメント
終了直前に4%上がって、4%ディスカウントで増資価格決定って、誰か操作したような。
コメントありがとうございます。
市場変更が絡むPOの場合、値決め当日は色々な思惑が絡むようで、大引け前に上昇することは多いようですね。
今日の上昇率は偶然の一致か、意図されたものかは何とも言えないですが。。