- 18年1月19日、ビーロット(3452)の立会外分売が発表されました。
- 18年1月23日、 分売価格が決定されました。
[ビーロット]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2018年1月19日 |
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銘 柄 | ビーロット |
銘柄コード | 3452 |
上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 不動産業 |
分売株数 | 123,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 2.95 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 1月24日~1月31日 |
実施日 | 1月24日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,400 円 |
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実施前日終値 | 2,683 円 |
発表日からの騰落率 | +11.79 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–0.63 % |
分売価格 | 2,610 円 |
割引率 | –2.72 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 107,300 株 |
信用残/月平均出来高 | 2.61 倍 |
分売数/月平均出来高 | 1.15 倍 |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 17.01 倍 |
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実績PBR | 6.64 倍 |
ROE | 39.1 % |
予想配当 | – 円(未定) |
配当利回り | – % |
配当性向 | – % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:不動産の再生事業が主力。(中古物件を取得した上で、リフォームなど資産価値を高めてから売却する。) その他、新規不動産・ホテルの開発も手がける。
- 業績:
○17年12月期会社予想(数値は前期比)
売上高:11.8%増 営業利益:92.0%増 経常利益:116.9%増 純利益:99.3%増
3Q決算時点での進捗度は売上高が48%、利益が19~28%程度。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:15.7% (経営レバレッジ:6.41)
- 株主優待:1,000円相当のクオカード(12月権利)
- 板:買いが2万8千株程度、売りが1万5千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:東証1部への市場変更申請をすでに行っており、その形式基準充足を図るとともに、株式の分布状況改善および流動性向上を図ることを目的とする。
- コメント:○去年の9月、12月に分売が行われていましたが、今回は先月から間を空けずの分売となります。
前回の分売で1部昇格の条件をクリアできていなかった可能性があり、今回も株主数を増やすために実施されるようです。
既に市場変更についての申請は済んでいるため、今度こそ1部昇格を待つのみ・・・と思いたいところですが、どうなるでしょうか。○業績の伸びは目覚ましく、5期連続2桁増収増益の見込みです。ROEも39.1%とかなり高く、グロース株として申し分無しです。
(3Q時点での進捗率が低いですが、例年4Qで大半の利益を稼ぐ構造のようです。)
なお、株価は1月始めまで上昇基調でしたが、ここのところは調整中。PERも15階付近まで下がってきました。
気になる点としては、自己資本比率が15%台と低いです。また、売却した不動産の代金回収に時間が掛かっているためなのか、営業キャッシュフローは3期連続マイナス。同業他社と比較してもあまり数値が良くないので、いずれ増資を行う可能性もあるでしょうか。○分売数は平均出来高よりやや多い程度なので、分売の消化には問題なさそうです。
株価が25日線付近まで調整しており、分売実施までこの水準を維持して欲しいところですが・・・
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が11.8%上昇したところで分売実施となります。
昨日に大きく株価が上昇してしまいました。また、分売価格は今日の安値より高いので、その辺も微妙な感じです・・・
とはいえ、上昇トレンドは継続中ですし、分売数も12.3万株とそれほど多くはありません。寄り付きは悪くても分売価格付近、信用売り次第では一定の利益が出る可能性もあると見ています。一部昇格への期待もある事から、ザラ場では堅調な値動きを期待したいところです。
実施結果
始 値 | 2,704 円 ( + 94 円 ) |
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高 値 | 3,050 円 ( + 440 円 ) |
安 値 | 2,702 円 ( + 92 円 ) |
終 値 | 2,880 円 ( + 270 円 ) |
寄付出来高 | 54,000 株 |
寄付出来高/分売数 | 43.90 % |
1日の出来高 | 545,600 株 |
- コメント:○10時を過ぎて株価が急進し、一時3,050円を付ける場面がありました。
その後はさすがに売りが入りましたが、結局2,900円付近で引けています。
寄り付きで売っても好成績でしたし、追撃買いをしても好成績となる良い分売でした。
ただ、チャート上ではダブルトップを付けそうな気配もあります。
直近の高値3,170円を越せない場合、1部昇格が決まっても一旦材料出尽くしとなる可能性に注意しておく必要がありそうです。