立会外分売[価格決定]:シノプス(4428)

  • 20年2月13日、シノプス(4428)の立会外分売が発表されました。
  • 20年3月2日、 分売価格の決定

[シノプス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド シノプス(4428) 
上場先 東証マザーズ 
信用貸借区分 信用 
業種 情報・通信業 
事 業 内 容 小売業向けの需要予測型自動発注システム「sinops」を提供。卸売業向けや製造業向けも展開。 

分売データ

発表日 2020年2月13日 
分売株数 60,000 株 
吸収金額(発表日時点) 1.80 億程度 
申込数量 上限 100 株 
実施予定日 3月3日~3月6日 
実施日 3月3日 
分売実施の目的 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めており、市場第一部への市場変更に向けて、株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行う。

株価・分売価格など

発表日終値 2,994 円 
実施前日終値 2,186 円 
発表日からの騰落率 –26.99 % 
実施2日前
からの騰落率
+7.47 % 
分売価格 2,131 円 
割引率 –2.52 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 36,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 5.11 倍 
分売数/月平均出来高 1.67 倍 
買い板 1万5千株 程度 
売り板 1万5千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年12月期通期決算(数値は18年3月期比) 
売上高:18.2%増 営業利益:30.3%増 
経常利益:40.2%増 純利益:48.8%増 

○20年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:31.4%増 営業利益:11.4%増 
経常利益:0.3%増 純利益:0.4%増 

自己資本比率 82.7 % 
会社予想PSR(今期) 9.05 倍 
会社予想PER(今期) 66.58 倍 
実績PBR 9.92 倍 
ROE 14.9 % 
予想配当 0 円 
配当利回り 0 % 
配当性向 0 % 
同業他社との比較 PER:かなり割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・18年12月にマザーズへ上場しています。
    市場変更にあたっては株主数と流通株式比率が不足しており、ともに今回の分売だけでクリアするのは難しそうです。再度分売や売出を行うものと思われます。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びていました。ただ前期は大幅増益で着地したものの、市場予想を下回りました。加えて今期は大幅増収ながら経常利益、純利益が横ばいの見通しなり、市場予想を大幅に下回る状態に・・・例年、4Qに売上が集中することもあり、当面は株価への反応が厳しくなることも想定されそうです。

    ・指標:同業他社と比べてかなり割高です。グロース株ということで買われていますが、PSRも10倍を超えておりやや過熱感が見られるでしょうか?

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は6万株、発行株ベースで1%程度と少なめ。月の平均出来高は3.6万株と、流動性は十分です。株価が上がりすぎなければ参加に支障無さそうでしょうか。
    また、シノプスは食品ロス対策の関連銘柄として期待も高く、ポテンシャルを秘めている銘柄だと思います。ただ、3Qまでは利益が伸びない構造なので、株価上昇は材料待ちとなりそうです。

    ・株価動向:昨年5月に4,250円まで上昇した後は調整モードには入り、8月に1,750円まで下落。その後一旦は3,600円台まで戻すも、年明け以降は再び調整が進み、現在は3,000円付近に位置しています。
    直近は2,750円付近が安値となっており、その辺が節目として意識されそうでしょうか。あっさり割り込むようだと、底値が読みづらくなりそうです。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は27%近く下落。今日は前日比7.47%上昇。分売価格は25日線より23%下に乖離し、昨年9月以来の安値水準。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は10.24万株。流動性は問題ないですが、夜間先物が急落しており、海外市況の動向次第になりそうです。

    ○見通し:【朝の気配と市況次第、地合いが好転しなければ見送り】
    ・発表後の株価は25%以上下落しましたが、市場変更が絡むためか初日実施となりました。分売価格は2,100円台前半となっており年初来安値を下回る水準ですが、昨年の安値が1,702円なのを考えると、まだ安心できそうな水準ではないと思います。夜間先物も300円以上下落しており、現時点では分が悪い印象。海外市況次第では見送りとなるかもしれません。
    分売数が少ないので寄り付きは耐えられる可能性もありますが・・・直近の分売銘柄は地合いが酷いとザラ場で容赦なく下げており、注意が必要そうです。

実施結果

始 値 2,186 円 ( + 55 円 )
高 値 2,239 円 ( + 108 円 )
安 値 2,105 円 ( – 26 円 )
終 値 2,105 円 ( – 26 円 )
寄付出来高 35,000 株
寄付出来高/分売数 58.33 %
1日の出来高 135,400 株
  • コメント
    ○寄った直後は好調だったものの、その後は地合い悪化に伴ってズルズルと下げ、11時頃には分売価格を割れてしまいました。結局安値引けとなり、不安定な相場であることを改めて印象づける形になりました。
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