- 17年11月14日、 Orchestra Holdings(6533)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月30日、 分売価格が決定されました。
[Orchestra Holdings]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月14日 |
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銘 柄 | Orchestra Holdings |
銘柄コード | 6533 |
上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
分売株数 | 65,000 株(※) |
吸収金額(発表日時点) | 0.81 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 12月1日 |
※12月1日に株式分割が行われるため、分割を反映した後の株数となります。
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,253.5 円(※) |
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実施前日終値 | 2,300 円(※) |
発表日からの騰落率 | +83.49 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+9.52 % |
分売価格 | 2,242 円(※) |
割引率 | –2.43 % |
※12月1日に株式分割が行われるため、分割を反映した後の株価となります。
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
信用残/月平均出来高 | 30.45 倍 |
分売数/月平均出来高 | 8.67 倍 |
出所:日証金、東証発表のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 38.35 倍 |
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実績PBR | 13.44 倍 |
ROE | 35.1 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:法人向けのデジタルマーケティング事業が主力。
- 業績:
○17年12月期会社予想(数値は前期比)
売上高:23.5%増 営業利益:19.0%増 経常利益:20.6%増 純利益:24.0%増
3Q決算時点での進捗度は売上高が71%、利益が66~70%程度。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:40.7% (経営レバレッジ:2.47)
- 株主優待:無し
- 板:買いが3万株程度、売りが1万6千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:東証1部への市場変更を目指すに辺り、形式基準の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的とする。
- コメント:○昨年9月にマザーズへ上場しています。
当時の社名はデジタルアイデンティティでしたが、3月末に持ち株会社の体制へ移行し、現在の社名となっています。
1部への市場変更にあたっては流通株式数・株主数が不足しているようです。特に株主数は今回の分売を経ても要件を充足できないと思われるため、再度の売出などを行う可能性がありそうです。○業績の伸びは目覚ましく、4期連続2桁増収増益の見込みで高ROEとなっています。グロース株として申し分ない感じですが、PERは思ったほど高くなく、株価上昇の余地はありそうです。
○分売株数は少ないのですが、月平均出来高が7千株程度とやや流動性に欠ける状態です。また、信用買い残の比率が多いのも気になります。
ただ、分売と同時に株式分割も発表されているため、当面は株価が上昇しそうですし、流動性も改善するものと思われます。
分売実施までに2,500円付近まで戻ってくれると、好成績も期待できそうですが。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が83%上昇したところで分売実施となります。
発表日の翌日から株価は上昇しており、今日だけで前日比9.5%上昇してしまいました。特に引けに掛けて急騰してしまい、上場来高値2,350円を記録する場面もありました。
分売価格は後場の始値(2,162円)よりかなり高く、お得感は全くない状態です。○分売数は少ないのと人気上昇中の銘柄ということもあり、寄り付きでそこそこの利益が期待できると見ています。
ただ、この1週間はチャートのローソク足が髭だらけとなっており、上下に荒い値動きを繰り返しています。昨日、今日とボラティリティが300円程度有り、ザラ場では分売のディスカウント分が消される可能性もありそうです。
株価はかなり加熱感があるため、直近の力の源HD、ソリトンシステムズのようにあっさり分売価格を割るケースも考えられます。上下どちらに動いても大丈夫なよう、準備を整えておく必要がありそうです。
実施結果
始 値 | 2,210 円 ( – 34 円 ) |
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高 値 | 2,270 円 ( +26 円 ) |
安 値 | 2,161 円 ( – 83 円 ) |
終 値 | 2,200 円 ( – 44 円 ) |
寄付出来高 | 54,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 84.00 % |
1日の出来高 | 312,000 株 |
- コメント:○朝8時過ぎの時点では買いが1万6千株程度あったようです。ただ、売りも8千株程度とかなり多く出ており、ストップ高に張りついてない時点で嫌な感じはしていました。
9時直前になると売りが殺到し、特売り気配となって2,210円で寄り付きました。
その後2,160円付近まで売られますが、徐々に買い戻されていき、一時2,270円まで騰げる場面もありました。
ただ、後場に入ると株価のアップダウンが激しくなり、2,160~2,250円での値動きとなりました。結局2,200円で大引けとなっています。○前日が大幅高だった事である程度利益確定売りが出る事は想定していましたが、分売の分と合わせて想定以上に売りが膨らみ、寄り付きでも分売価格を割れる状態となってしまいました・・・分売数が少なかったにもかかわらず、残念な結果となってしまいました。
これで3日続けて分売価格を割れる銘柄が出ている状態になります。分売ラッシュの後半戦へ影響が出なければいいのですが。