- 17年11月9日、力の源ホールディングス (3561)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月28日、 分売価格が決定されました。
[力の源ホールディングス]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月9日 |
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銘 柄 | 力の源ホールディングス |
銘柄コード | 3561 |
上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 小売業 |
分売株数 | 470,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 5.97 億程度 |
申込数量 | 上限 3,000 株 |
実施予定日 | 11月29日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,270 円 |
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実施前日終値 | 2,344 円 |
発表日からの騰落率 | 84.57 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–5.48 % |
分売価格 | 2,298 円 |
割引率 | –1.96 % |
信用データ
推定空売り数 | 229,000 株 |
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空売り/分売数 | 48.72 % |
発表前週信用買い残 | 232,600 株 |
月平均出来高(発表時) | 74,300 株 |
信用残/月平均出来高 | 3.13 倍 |
分売数/月平均出来高 | 6.33 倍 |
※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 85.40 倍 |
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実績PBR | 13.34 倍 |
ROE | 15.6 % |
予想配当 | 7.5 円 |
配当利回り | 0.33 % |
配当性向 | 27.9 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ラーメン専門店「一風堂」を中心とした、複数ブランドの飲食店を国内・海外で展開。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:9.3%増 営業利益:51.1%増 経常利益:72.5%増 純利益:125.1%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が48%、営業・経常利益が40%、純利益が60%程度。
※11/9に通期予想の修正有り。売上予想は下方修正も、利益予想は上方修正。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:25.5% (経営レバレッジ:3.81)
- 株主優待:割引カード(3月、9月権利。割引率は保有株数に応じる。)
- 板:買いが6万7千株程度、売りが17万8千株程度。
- 半年間のチャート:3月に上場後、9月中旬までは1,000円前後での値動きとなっていましたが、9月15日に株式分割を発表してから株価が上昇基調へ。1,100円~1,200円にレンジを上げます。
そして、発表日(11月9日)の前場引け後、分売と決算を同時に発表して株価が急騰。一時1,420円まで上昇するも、結局1,270円で引けています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→無し
- 分売実施の目的:東証一部への市場変更に向けて、株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とする。
- コメント:○今年の3月にマザーズへ上場しています。
開示にある通り、東証1部への市場変更を目指しての分売となります。
パッと見た感じでは流通株式比率が要件を満たしていないようです。今回の分売でもクリアできるかは微妙で、来年3月までに再度売出などが行われる可能性がありそうです。○業績は順調に伸びており、3年連続2桁増益の見込みとなっています。上場したてのグロース株という事もあって、指標はかなり割高です。元々飲食店セクターのPERは高い傾向にありますが、ハイデイ日高・リンガーハットなどと比べても割高なようです。
○分売数が47万株と結構多いですが、力の源HDは貸借銘柄に指定されています。すでに売り長という点が気になりますが、信用売りが順調に積み上がれば、寄り付きは分売価格を割れるところまでいかないと見ています。
ただ、貸借銘柄で分売数が多かったケースを調べてみると、安値は分売価格を割れているケースが多い感じでした。そのため、ザラ場中の値動きには注意が必要そうです。
なお、貸株注意喚起は今のところ出てないので売り禁の可能性は低いと思いますが、一応信用状況の動向にも注意しておきたいと思います。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が85%上昇したところで分売実施となります。
好決算やANAの機内食に自社企画の商品が採用された事などで株価は急上昇してしまいました・・・昨日は2,700円の上場来高値を付けており、一時は2倍以上になっていました。そこから株価はやや調整していますが、それでも過熱しすぎている感じです。○空売りがかなり入っているようなので、寄り付きではそこそこの利益が出る可能性がありそうです。
ただ、株価急騰に合わせて出来高も急増し、4営業日連続で300万株を超えました。
分売数より出来高の方が多くなったため、発表日と状況は一変しています。
この数日間でボラティリティも急激に大きくなっており、高値・安値の差が200~400円近くあります。
ザラ場に入ると分売のディスカウントは意味が無くなる可能性もあるため、売却のタイミングにはかなり注意を払う必要がありそうです。
実施結果
始 値 | 2,313 円 ( + 15 円 ) |
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高 値 | 2,388 円 ( + 90 円 ) |
安 値 | 2,126 円 ( – 172 円 ) |
終 値 | 2,158 円 ( – 140 円 ) |
寄付出来高 | 163,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 34.70 % |
1日の出来高 | 3,254,100 株 |
- コメント:○寄り付き直後に2,388円まで上昇したものの、その後は急失速・・・
1日の大半で分売価格を割れてしまい、後場になると2,100円台まで急落。結局、2,158円で大引けとなっています。
○今日も上下で262円動く形となりましたが、特に下げる方向で動いてしまったため、やはり分売のディスカウントは意味がない状態となりました・・・仕手株と化した銘柄の分売は、微益でも損しないうちに処分した方が無難そうですね。
逆に動けば大儲けできそうな面もあるのですが、それを期待するのは賭けに近くなってしまうので。