PO[価格決定]：三菱地所物流リート投資法人(3481)

• 20年8月13日、三菱地所物流リート投資法人(3481)の公募増資(PO)が発表されました。
• 20年8月24日、 公募価格の決定

[三菱地所物流リート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	三菱地所物流リート投資法人(3481)
スポンサー	三菱地所
投資先	三大都市圏（首都圏、近畿圏及び中部圏）の物流施設へ重点的に投資。ポートフォリオの50％以上を首都圏の物件へ投資する方針。
上 場 先	東証不動産
信 用 貸 借 区 分	貸借
業　種	REIT

銘柄データ

発 表 日	2020年8月13日
公募・売出株数	公募：40,500 口  (OA：2,000 口)
吸収金額(発表日時点)	194.65 億 程度
価 格 決 定 日	8月24日～8月26日 → 8月24日
受 渡 日	9月2日
PO実施の目的	取得予定資産（「ロジクロス大阪（準共有持分60％）」、「ロジクロス名古屋笠寺（準共有持分60％）」、「ロジポート大阪大正（追加取得分17.5％）」、「MJロジパーク加須2」及び「MJロジパーク仙台1」の５物件）の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事)	ＳＭＢＣ日興証券(15,553口)  三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券(6,361口)  大和証券(3,393口)
引受会社(幹事)	みずほ証券(2,262口)  野村證券(706口)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値	458,000 円
仮 条 件	– 3.0 ％ ～ – 5.0 ％
価 格 決 定 日 終 値	451,000 円
公 募 価 格	431,701 円(予想分配金5,947円を控除)
割 引 率	–3.00 ％

信用データ

月平均出来高(発表時)	1,360 株
信用残/月平均出来高	0.23 株
公募数/月平均出来高	31.25 倍
買い板	480 株程度
売り板	760 株程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→長期売建あり  SBI証券→なし

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

１口あたりNAV	317,667 円
N A V 倍 率	1.36 倍
N O I 利 回 り	4.77 ％
L T V	31.55 ％
決 算 月	8月、2月
格 付 け	AＡ- (JCR)
予 想 分 配 金(年 間)	12,958 円
分 配 金 利 回 り	3.00 ％
他REITとの比較	NAV倍率：下位  NOI利回り：下位 LTV：上位  分配金利回り：下位

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：なし

• コメント
  ○銘柄：昨年9月以来、およそ1年ぶりの公募増資となります。
  物流系リートに資金が集中した結果、前回POの時より株価が上昇しており、今回も高値圏での増資となります。

  ○指標：指標面は前回より大幅に悪化。NAV倍率は1.5倍前後まで上昇しており、利回りも3％を切っています。また、利益超過分配金を除いた利回りは2.5％ぐらいまで下がるため、分配金目的で投資するのはちょっと厳しい感じですね。
  大手スポンサー系列で格付けAA-を取得済み、LTVは30％台と依然低水準を保っています。

  ○見通し
  需給動向：希薄化比率は13.9％と前回より規模は小さめ。前回は途中で売り禁になったものの、好成績でした。今回は特に注意喚起など出ておらず、需給面の心配はあまりなさそうでしょうか。8月に入って物流系リートは調整基調ですが、この銘柄は今月が権利月のため、26日まではあまり調整しないかもしれません。あまり吊り上がると分が悪くなるため、程々のところで値決めとなってほしいですが・・・

  株価動向：3月に25万円まで下落するも、その後は上昇基調に。8/3には49.9万円まで上昇しました。半年足らずで株価が2倍になっています。
  利回り3％で逆算した株価は43.2万円ですが、さすがにここまでの調整は厳しそう。25日線の45.5万円まで調整を期待したいところですが、権利取りの絡みもあり、難しいかもしれませんね。

価格決定日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は1.53％下落。公募価格は25日線より6.4％下に位置。
  ○信用状況：空売りは先週末の時点であまり入ってないようです。

  ○見通し
  ・今日は後場に急落し、25日線割れの水準まで下落する形に。公募価格は43万円台前半となり、利回りは3％に乗せてきました。それなりに値ごろ感のある水準となっており、権利落ちを考慮しても公募割れの可能性は低いとみています。ただ、REIT指数はやや上昇傾向がみられるものの、今まで上昇していた銘柄は上値の重い傾向となっています。先日の産業ファンドも受渡日は重い展開となったため、地合い次第では公募価格付近まで下げる展開を想定しておく必要がありそうでしょうか。

実施結果

始　値	– 円 ( – 円 )
高　値	– 円 ( – 円 )
安　値	– 円 ( – 円 )
終　値	– 円 ( – 円 )
寄付出来高	– 株
寄付出来高/公募数	– ％
1日の出来高	– 株

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