PO[価格決定]：東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)

• 20年8月13日、東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
• 20年8月24日、 公募価格の決定

[東京インフラ・エネルギー投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)
スポンサー	アドバンテック
投資先	全国の再生可能エネルギー発電所へ投資。当面は太陽光発電所を中心に投資する方針。
上 場 先	東証インフラ
信 用 貸 借 区 分	信用
業　種	インフラファンド

銘柄データ

発 表 日	2020年8月13日
公募・売出株数	公募：65,072 口  (OA：3,254 口)
吸収金額(発表日時点)	65.66 億 程度
価 格 決 定 日	8月24日～8月26日 → 8月24日
受 渡 日	8月31日～9月2日 → 8月31日
PO実施の目的	新たに取得を予定している太陽光発電所の取得資金の一部に充当する予定。
引受会社(主幹事)	野村證券(45,550口)  ＳＭＢＣ日興証券(11,713口)  みずほ証券(7,158口)
引受会社(幹事)	東海東京証券(651口)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値	96,100 円
仮 条 件	– 2.5 ％ ～ – 5.0 ％
価 格 決 定 日 終 値	95,500 円
公 募 価 格	93,112 円
割 引 率	–2.50 ％

信用データ

月平均出来高(発表時)	70 株
信用残/月平均出来高	5.26 倍
公募数/月平均出来高	875.97 倍
買い板	140 株程度
売り板	380 株程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→なし  SBI証券→なし

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

１口あたりNAV	– 円
N A V 倍 率	– 倍
N O I 利 回 り	– ％
L T V	56.04 ％
決 算 月	12月、6月
格 付 け	–
予 想 分 配 金(年 間)	6,206 円
分 配 金 利 回 り	6.67 ％
他REITとの比較	分配金利回り：中位

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：なし

• コメント
  ○銘柄：18年9月にインフラ市場へ上場しています。今回は上場後、初の公募増資となるようです。LTVが5割を超えており、増資によって規模拡大を図る意図はわかるのですが、今回は希薄度が140％を超える大規模な増資となっています。色々過去のデータを見ても分が悪い数値しかなく、かなり強気に出てきた印象ですね。

  ○指標：分配金は6％台半ばで、インフラファンドの中では真ん中あたりです。とはいっても、全て6％台で推移しているので銘柄間の差はないですが・・・
  懸念材料としては、分配金予想が減額修正となっていることでしょうか。増資による規模拡大が短期的には分配金増加に結びついておらず、現状ではネガティブな評価を受けるかもしれません。

  ○見通し
  需給動向：希薄化比率は148.4％とかなり大規模です。近年のリート・インフラファンド増資ではワーストかもしれません。加えて月の出来高が100口もなく、流動性に欠ける状態です。権利落ちを跨がない上にディスカウントも上限2.5％となっており、ちょっと強気すぎやしませんか・・・？ということで、現状では見送りの一択しかない感じですね。

  株価動向：3月に8.48万円まで下落するも、その後は上昇基調となり、6月に10.59万円まで上昇。ただ権利落ち後はさえない展開となり、現在は9万円台後半に位置しています。
  3月に比べれば株価は戻っているものの、昨年の高値を上回るような上昇とはなっていません。インフラファンドはコロナウイルスの影響を受けづらいですが、現状としては物流系リートのように資金が集まっていない状態です。近年は台風や豪雨などの災害が多く、太陽光発電所が被害を受けるケースも散見されています。昨年は好天による出力制御もありましたし、その辺のイメージが影響している感じでしょうか？

価格決定日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は0.62％下落。公募価格は25日線より3.3％下に位置。

  ○見通し
  ・発表日とあまり変わらない水準で値決めとなりました。公募価格は2.5％引きの9.31万円となっています。正直、下限で決定もありうると思っていたので、上限での決定は意外でした。思った以上に人気があったようですが、需給の悪さは変わっていません。受渡日までに大きく上昇しないとかなり分が悪いと思うのですが、どうなるでしょうか。

実施結果

始　値	– 円 ( – 円 )
高　値	– 円 ( – 円 )
安　値	– 円 ( – 円 )
終　値	– 円 ( – 円 )
寄付出来高	– 株
寄付出来高/公募数	– ％
1日の出来高	– 株

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