PO[価格決定]:USEN-NEXT HOLDINGS(9418)

  • 20年2月25日、USEN-NEXT HOLDINGS(9418)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年3月4日、 売出価格の決定

[USEN-NEXT HOLDINGS]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド USEN-NEXT HOLDINGS(9418) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種 情報・通信 
事 業 内 容 USENグループの持ち株会社。店舗向けの音楽配信、光回線プロバイダ、動画配信の事業などを手がける。 

POデータ

発 表 日 2020年2月25日 
公募・売出株数 売出:8,700,000 株 
(OA:1,300,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 168.50 億 程度 
価 格 決 定 日 3月4日~3月9日 → 月日 
受 渡 日 3月16日 
PO実施の目的 東京証券取引所における上場市場の変更に係る猶予期間から解除され、市場第一部での上場継続に必要となる東京証券取引所が求める形式要件を満たし、株式の円滑な流通と公正な株価形成の確保を目指すべく、普通株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的とする。
引受会社(主幹事) 大和証券(7,569,000株)
引受会社(幹事) みずほ証券(1,131,000株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,685 円 
仮 条 件 – 3.5 % ~ – 5.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,476 円 
公 募 価 格 1,424 円 
割 引 率 –3.52 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 198,000 株 
信用残/月平均出来高 3.37 倍 
公募数/月平均出来高 43.83 倍 
買い板 6万5千株 程度 
売り板 3万9千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→短期売建有り 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年8月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:12.1%増 営業利益:9.2%増 
経常利益:14.9%増 純利益:45.6%減 
1Q決算時点での進捗度は売上高が24%、利益が36~45%程度。
自 己 資 本 比 率 15.5 % 
予想PSR(会社予想) 0.43 倍 
予想PER(会社予想) 25.92 倍 
実 績 P B R 3.84 倍 
R O E 14.8 % 
予 想 配 当 8 円 
配 当 利 回 り 0.47 % 
配 当 性 向 14.6 % 
同業他社との比較 PER:平均並み PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待(8月、2月権利:日数、額面は保有株数に応じる)
    ・映像配信サービス利用料無料(100株以上保有で90日間)
    ・自社ポイント(100株以上保有で1,000円相当)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    昨年4月に分売を行っていますが、今回は売出の方に回ってきました。
    17年2月にUSENとU-NEXTが経営統合していますが、その際に統合して出来た会社がJASDAQ落ちの猶予期間に入っていました。今回は社長の宇野氏の持ち株を一部放出することで、東証1部の上場要件(流通株式比率35%以上)をクリアするための売出と思われます。売出が成立すれば、東証1部の上場を維持できる見通しです。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びていました。今期も純利益を除いて増収増益の見通し。前期は一時的な要因で純利益が大幅に伸びており、今期はその要因が剥落するようです。

    ・指標:同業他社と比較してやや割高なようです。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は870万株、希薄化比率は16.6%程度。月の平均出来高は19.8万株程度と、流動性の改善が必須。
    この銘柄については、筆頭株主:宇野氏と実質2位株主:光通信の2者で全株式の85%を保有しており、浮動株が非常に少ないです。150万株の分売で、分売価格を抜け出すのに半年以上掛かった事を考えると・・・今回の売出については、相当な需給悪化が懸念されると思います。株価も一旦ピークを付けたタイミングとなっており、今の水準で手を出すのは分が悪いかもしれません。
    なお、動画配信なども手がけているため巣ごもり関連銘柄として注目されていますが、現在の主力事業は店舗向けの音楽配信と、自動精算機などの業務用システム事業です。新型コロナウイルスの影響で店舗・施設向けの需要が減退する懸念もあり、業績がどちらに転ぶかは読みづらい感じですね。

    ・株価動向:昨年4月の分売後は800円台をうろついていましたが、10月の決算発表後に株価が上昇基調となり、1月下旬に1,973円の高値を記録。その後は調整モードには入り、現在は1,700円前後で推移しています。
    13週線が1,475円、26週線が1,200円付近を通過しており、どちらかが下値の目途として意識されそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は12.4%下落。売出価格は25日線より14%下に乖離。

    ○見通し:発表後に株価は大きく調整し、売出価格は1,400円台前半となりました。1月に出来た窓は埋める形になっており、13週線も下回ってきています。直近のチャートでは1,450円付近で下げ渋っていますが・・・乱高下相場の中、浮動株の少ない状況でじゃぶじゃぶに放出するのはやはりリスクが高そうです。欲しい場合でも受け渡しを過ぎてからの方が無難だと思います。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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