PO[価格決定]:手間いらず(2477)

  • 20年2月28日、手間いらず(2477)の売出(PO)が発表されました。
  • 20年3月10日、 売出価格の決定

[手間いらず]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 手間いらず(2477) 
上 場 先 東証マザーズ(3/18より東証本則市場へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種  サービス業 
事 業 内 容 宿泊施設向け予約管理システム「手間いらず」の提供が主力。その他、価格比較サイト「比較.COM」を運営。

POデータ

発 表 日 2020年2月28日 
公募・売出株数 売出:907,000 株 
(OA:136,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 49.96 億 程度 
価 格 決 定 日 3月9日~3月11日 → 3月10日 
受 渡 日 3月18日 
PO実施の目的 広範な投資家に普通株式を保有していただく機会を提供し、投資家層の拡大を図ること及び流動性向上を目的とする。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(798,300株)
引受会社(幹事) 野村證券(45,300株)
いちよし証券(45,300株)
マネックス証券(18,100株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 4,790 円 
仮 条 件 – 4.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 4,575 円 
公 募 価 格 4,300 円 
割 引 率 –6.01 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 80,000 株 
信用残/月平均出来高 0.83 倍 
公募数/月平均出来高 11.31 倍 
買い板 2万1千株 程度 
売り板 1万7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年6月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:25.2%増 営業利益:31.6%増 
経常利益:31.7%増 純利益:30.8%増 
2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が51~52%程度。
自 己 資 本 比 率 91.8 % 
予想PSR(会社予想) 16.37 倍 
予想PER(会社予想) 36.70 倍 
実 績 P B R 7.72 倍 
R O E 21.0 % 
予 想 配 当 26.55 円 
配 当 利 回 り 0.62 % 
配 当 性 向 22.6 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・2006年にマザーズへ上場しています。当時の社名は「比較.com」でしたが、2017年に主力事業と同名の「手間いらず」へ社名変更しています。
    1部昇格には流通株式比率と株主数が不足しており、今回の売出が成立すれば無事1部行きとなりそうです。市場変更が懸かってるので、暴落時による中止はたぶんないと思いますが・・・

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びています。インバウンド増加を背景に今期は2割増収、3割増益の見通し。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客の大幅減が見込まれていますが、業績への影響は折り込まれてないようです。今後の下ぶれリスクには注意が必要と思われます。

    ・指標:同業他社と比較して割高です。PSRが20倍近くになっており、売上面から見ても割高な印象ですね・・・

    ○見通し
    ・需給動向:売出数は90.7万株、発行株ベースで16.1%程度。月の平均出来高は8万株程度で、流動性の改善が必要そう。
    いつもの話ですが、非貸借銘柄で1部昇格が絡むケースのPOは値決めまでに吊り上がることが多く、その場合は分が悪くなります。また、今回は直近の高値から3割程度下落している局面とはいえ、今のボラティリティが大きい状態でインバウンド関連銘柄に手を出すのはリスクが高いです・・・何かしらの好材料が出れば別ですが、現状では見送った方が無難かと思います。

    ・株価動向:2月上旬には6,920円の高値を付けましたが、2月中旬以降は様相が一変し、2週間で2,000円近く下落しました。現在は4,800円付近に位置。
    200日線が4,600円、52週線が4,140円付近を通過していますが、もう一波乱あるようだと長期の平均線をぶち抜いてもおかしくはありません。少なくとも国内で感染終息の兆候が見えないと、手を出すのは難しそうですね。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は4.49%下落。売出価格は25日線より25%下に乖離。

    ○見通し:地合いが酷かったわりに調整は思ったほど進まず、売出価格は4,300円となりました。今日の安値が4,140円となっており、4,300円は安心できる水準ではないですね。売出価格も仮条件の下限で決まっており、人気がなかった模様。コロナウイルスの影響は収まるどころか広がりを見せており、インバウンド関連はかなり分が悪い印象。状況が劇的に改善すれば別ですが、現時点では見送った方が無難そうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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