- 19年12月18日、ピーバンドットコム(3559)の立会外分売が発表されました。
- 19年12月25日、 分売価格の決定
[ピーバンドットコム]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ピーバンドットコム(3559) |
|---|---|
| 上場先 | 東証マザーズ(12/27より東証1部へ市場変更) |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 卸売業 |
| 事 業 内 容 | プリント基板のネット販売サイト「P板.com」を運営。主に試作用プリント基板の製造をサイトで受託。自社工場を持たないファブレス経営。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年12月18日 |
|---|---|
| 分売株数 | 125,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 1.67 億程度 |
| 申込数量 | 上限 200 株 |
| 実施予定日 | 12月26日 |
| 実施日 | 12月26日 |
| 分売実施の目的 | 市場第一部への市場変更における形式要件（株主数）の充足を図るとともに株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行う。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,333 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,642 円 |
| 発表日からの騰落率 | 17.54 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
5.94 ％ |
| 分売価格 | 1,592 円 |
| 割引率 | –3.05 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 93,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 2.37 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 1.34 倍 |
| 買い板 | 4万2千株 程度 |
| 売り板 | 5万1千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：4.4％増 営業利益：9.3％減 経常利益：9.1％減 純利益：9.4％減 2Q決算時点での進捗度は売上高が45％、利益が45％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 76.6 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 3.25 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 33.61 倍 |
| 実績PBR | 6.45 倍 |
| ROE | 19.2 ％ |
| 予想配当 | – 円(未定) |
| 配当利回り | – ％ |
| 配当性向 | – ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：3,000円相当のクオカード(3月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
・今年8月以来、およそ4カ月ぶりの分売となります。17年3月にマザーズへ上場しています。
8月の時点では時価総額が26億しか無く、1部昇格の要件をクリアできていませんでした。ただ株主優待導入や市場変更アナウンスの効果もあってか、10月以降に株価が急上昇。その流れに乗って1部昇格を達成できた形です。○業績・指標
・業績：前期までは業績が伸びていましたが、今期は費用先行がたたって減益の見通し。なお、2Qも2桁減益でした。進捗率は前期並みのようです。・指標：同業他社と比べてPERは割安、PBRは割高のようです。
○見通し
・需給動向：分売数は12.5万株、発行株ベースで2.78％。月の平均出来高は9.3万株程度で、流動性は問題無さそう。分売と同時に1部昇格を発表していますが、ファンダが良くない状況での上昇ぶりを考えると、どこかで出尽くし売りが出る可能性は否めません。調整がどこまで進むか、株価の動向を慎重に見極めたいと思います。・株価動向：前回の分売時は500円台でしたが、1部昇格期待や株主優待導入で株価は10月以降に大きく上昇。現在は1,300円台前半に位置しています。
現状だと25日線(1,233円)から8％近く乖離している状態です。分売価格が1,200円台前半ならリスクも多少は軽減されそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は17.5％上昇。今日は前日比6%近く上昇。分売価格は25日線より22％上に乖離。
○信用・需給状況：前日の出来高は28.48万株。流動性は問題ないのですが・・・これだけ派手に吊り上がるとしんどいですね。○見通し：【朝の気配次第、よほど買いが多くなければ見送り】
・発表後に株価は大きく吊り上がってしまい、分売価格は25日線から2割以上乖離する状態に・・・IPOバブルの余波なのか、TOPIX買いを先取りする動きがかなり強かったようです。ここ半年は25日線から20～30％乖離した所がピークになることが多く、危険信号が出始めてる気も。
一方で出来高はかなり増えており、短期では何とかなるかもしれませんが・・・明日朝の気配で買いが多くなければ、無難に見送りとなりそうです。
実施結果
| 始 値 | 1,650 円 ( + 58 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,839 円 ( + 247 円 ) |
| 安 値 | 1,646 円 ( + 54 円 ) |
| 終 値 | 1,743 円 ( + 151 円 ) |
| 寄付出来高 | 87,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 69.84 ％ |
| 1日の出来高 | 728,500 株 |
- コメント
○前日比8円高で寄り付き、急速に買い戻されて1,839円まで上昇。その後は失速したものの、1,700円台は維持しました。結局1,743円で引けています。○寄った直後にものすごい勢いで買われましたが、その後は利益確定売りに押された感じでした。とはいえ、1,700円台はキープして思った以上の好成績となりました。1日の出来高も分売数を大きく超えており、大商いでした。