- 19年11月18日、川西倉庫(9322)の立会外分売が発表されました。
- 19年11月22日、 分売価格の決定
[川西倉庫]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 川西倉庫(9322) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 倉庫・運輸 |
| 事 業 内 容 | 倉庫業などの国内物流事業が主力。ASEAN地域を軸とした国際物流事業も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年11月18日 |
|---|---|
| 分売株数 | 194,400 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 2.29 億程度 |
| 申込数量 | 上限 1,000 株 |
| 実施予定日 | 11月27日～12月3日 |
| 実施日 | 11月27日 |
| 分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,176 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,051 円 |
| 発表日からの騰落率 | –10.63 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–3.04 ％ |
| 分売価格 | 1,020 円 |
| 割引率 | –2.95 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 2,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 1.57 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 69.43 倍 |
| 買い板 | 7千株 程度 |
| 売り板 | 9千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：1.3％増 営業利益：0.6％増 経常利益：0.8％増 純利益：39.9％増 2Q決算時点での進捗度は売上高が50％、利益が51～52％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 50.9 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 0.35 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 16.87 倍 |
| 実績PBR | 0.46 倍 |
| ROE | 2.8 ％ |
| 予想配当 | 12 円 |
| 配当利回り | 1.19 ％ |
| 配当性向 | 19.9 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割高か PBR：やや割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：1,000円相当のクオカード(3月、9月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
・今年5月以来、およそ半年ぶりの分売となります。
前回は創業家一族からの売出でした。今回も同様でしょうか？○業績・指標
・業績：近年の業績は売上が横ばい傾向も、利益は漸増といった感じ。今期は純利益を除いてほぼ横ばいの見通し。・指標：同業他社と比べて割高のようです。
○見通し
・需給動向：分売数は19.44万株、発行株ベースで2.35％。月の平均出来高が2千株程度と相変わらず過疎株の状態。前回は10万株の売出でプラマイゼロ付近の成績でした。今回は前回より分売数が多く、条件としては悪化しています。株価がよほど調整すれば別ですが、現状では見送る可能性が高そうです。・株価動向：5月の分売後に1,006円まで下落し、その後は1,000円台をうろつく感じでしたが、9月に入るとやや持ち直す形に。現在は1,100円台後半に位置しています。
中長期で見ると下落基調は変わっていませんが、直近では200日線を約2年ぶりに越えてきており、反転の兆しも見えている感じでしょうか？
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は10.6％下落。今日は前日比3％下落。分売価格は25日線より10％下に乖離し、年初来安値(1,006円)よりやや上に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は2.4万株。前日でこの出来高はちょっと厳しいかも・・・朝の気配を見てからでないとまずそうです。○見通し：【朝の気配次第、買いがよほど多くなければ見送り】
・株価は調整が入り、分売価格は年初来安値に近い水準に。チャートだけ見ると買い場のようなのですが、前日の出来高が少なすぎるのが気になります。ハイカラを含めた買いが少ないようだと、分売価格を割れる可能性はありそうです。参加は朝の気配を見てからの判断としますが、買いが多くなければ無理はしないと思います。
ここ2年で1,000円を割ったことはないので、派手に割れる可能性は低いと見ています。とはいえ、欲しい場合は寄り付いてから判断しても十分そうでしょうか？
実施結果
| 始 値 | 1,034 円 ( + 14 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,041 円 ( + 21 円 ) |
| 安 値 | 1,027 円 ( + 7 円 ) |
| 終 値 | 1,041 円 ( + 21 円 ) |
| 寄付出来高 | 42,500 株 |
| 寄付出来高/分売数 | +21.86 ％ |
| 1日の出来高 | 97,000 株 |
- コメント
○前日比17円安で寄り付き、一旦1,027円まで下げた後は徐々に買い戻されていきました。結局1,041円で引けています。○思ったより売り物が出なかったようで、意外に高く寄る結果となりました。一日の出来高は分売数と比べて半分程度となっており、中長期主体の参加者が多かったのかもしれません。