立会外分売[価格決定]:川西倉庫(9322)

  • 19年5月20日、 川西倉庫(9322)の立会外分売が発表されました。
  • 19年5月24日、 分売価格が決定されました。

[川西倉庫]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 川西倉庫(9322) 
上場先 東証1部 
信用貸借区分 信用 
業種 倉庫・運輸 
事 業 内 容 倉庫業などの国内物流事業が主力。ASEAN地域を軸とした国際物流事業も手がける。

分売データ

発表日 2019年5月20日 
分売株数 100,000株 
吸収金額(発表日時点) 1.19 億程度 
申込数量 上限 1,000 株 
実施予定日 5月27日~5月31日 
実施日 5月27日 
分売実施の目的 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 1,187 円 
実施前日終値 1,088 円 
発表日からの騰落率 –8.34 % 
実施2日前
からの騰落率
–3.46 % 
分売価格 1,056 円 
割引率 –2.94 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 1,800 株 程度 
信用残/月平均出来高 1.50 倍 
分売数/月平均出来高 55.55 倍 
買い板 3千株 程度 
売り板 3千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年3月期通期決算(数値は18年3月期比) 
売上高:4.9%増 営業利益:17.8%増 
経常利益:6.4%増 純利益:32.5%減 

○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:1.3%増 営業利益:0.6%増 
経常利益:0.8%増 純利益:39.9%増 

自己資本比率 51.7 % 
会社予想PSR(今期) 0.37 倍 
会社予想PER(今期) 17.47 倍 
実績PBR 0.49 倍 
ROE 2.8 % 
予想配当 12 円 
配当利回り 1.14 % 
配当性向 19.8 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:やや割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:1,000円相当のクオカード(3月、9月権利。3年以上の長期保有で500円増額)
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・16年3月以来、およそ3年2ヶ月ぶりの分売となります。
    17年に東証1部へ昇格済み。現状で2部落ちするような要件は見当たらず、単純に大株主からの売り出しとなるようです。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は売上が横ばい傾向も、利益は漸増といった感じ。前期は純利益を除いて増収増益。災害による特損が発生したため、純利益は減益でした。今期は純利益を除いてほぼ横ばいの見通し。

    ・指標:同業他社と比べて割高のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は10万株、発行株ベースで1.21%。分売数は多くないですが、月の平均出来高が2千株足らずとなっており過疎株の状態。板も飛び飛びのため、流動性が相当改善しないと厳しそうです。同業他社と比べて割安でもないので、バリュー投資という視点においても難があるかも?

    ・株価動向:17年12月までは2,800円台に位置するも、昨年以降は下落トレンドが続いており、昨年末には1,007円まで下落。現在は1,100円台後半に位置しています。高値の時と比べて半値以下まで落ちていますが、中長期での下落トレンドは未だに継続中。チャートの形状がもう少し良くならないと、エントリーするのは難しそうです。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は8.3%下落。今日は前日比3.46%下落。分売価格は年初来安値を下回り、25日線から15%下に乖離。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は1.1万株。流動性はやや改善しましたが、分売数を考えると厳しいかも・・・

    ○見通し:【月曜朝の気配次第、買いがよほど多くなければ見送り】
    ・分売価格は25日線からかなり乖離しており、年初来安値を下回る水準に。ただ、板や流動性が不足しており、需給面に不安が残ります。内需のバリュー株ということで一定の買いが入る可能性も考えられますが、地合い次第と思われます。一応気配を見たいと思いますが、買いが多くなければ無難に見送りとします。

    ・中長期の下落トレンドは継続しており、分売発表を機にさらに下げています。PBRが0.5倍付近まで下がっており、その点ではそろそろ下げ止まっても不思議ではないですが・・・1,050円をハッキリ下回るようだと、去年の安値も意識されそうでしょうか。

実施結果

始 値 1,052 円 ( – 4 円 )
高 値 1,058 円 ( + 2 円 )
安 値 1,050 円 ( – 6 円 )
終 値 1,054 円 ( – 2 円 )
寄付出来高 19,400 株
寄付出来高/分売数 19.40 %
1日の出来高 39,300 株
  • コメント
    ○寄り付きは特売り気配となり、前日比36円安で取引開始。その後は前場で上下8円、後場は上下4円の狭いレンジで膠着した展開が続きました。結局1,054円で引けています。

    ○終日、分売価格前後で膠着する形に。1,050円付近ではそこそこ買いが入るも、上値を追うには至らず。出来高も少なく、分売の影響が抜けるには時間が掛かりそうです。
    直近の分売は4銘柄連続で冴えない成績となっており、流れとしてはかなり悪いですね・・・

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