- 19年5月10日、ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)の立会外分売が発表されました。
- 19年5月24日、 分売価格が決定されました。
[ヴィスコ・テクノロジーズ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ヴィスコ・テクノロジーズ(6698) |
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上場先 | 東証2部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 電気機器 |
事 業 内 容 | 不良品の判定を行う画像処理検査装置の開発・販売が主力。ファブレス経営をしており、製造は他社に委託している。 |
分売データ
発表日 | 2019年5月10日 |
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分売株数 | 172,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 3.29 億程度 |
申込数量 | 上限 500 株 |
実施予定日 | 5月27日~5月29日 |
実施日 | 5月27日 |
分売実施の目的 | 東証市場第一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行う。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,913 円 |
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実施前日終値 | 1,446 円 |
発表日からの騰落率 | –24.41 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.95 % |
分売価格 | 1,410 円 |
割引率 | –2.49 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 17,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 12.52 倍 |
分売数/月平均出来高 | 10.12 倍 |
買い板 | 1万2千株 程度 |
売り板 | 8千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期通期決算(数値は18年3月期比) 売上高:7.8%増 営業利益:16.9%増 経常利益:15.6%増 純利益:34.6%増 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) |
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自己資本比率 | 70.0% |
会社予想PSR(今期) | 2.17 倍 |
会社予想PER(今期) | 22.86 倍 |
実績PBR | 3.80 倍 |
ROE | 16.6 % |
予想配当 | 6.25 円 |
配当利回り | 0.44 % |
配当性向 | 10.1 % |
同業他社との比較 | PER:平均並み PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・17年12月にJASDAQへ上場、昨年12月に東証2部へ市場変更しています。
株主数の充足を図るためとなっていますが、現状でも1部昇格の要件は満たしているように見えます・・・大株主の売り抜けという意味合いが強いのかも?○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。前期は2桁の増益を達成。今期も純利益を除いて増収増益を見込んでいますが、市場予想を1割以上下回っている模様。株価には当面ネガティブな影響が出そうです。・指標:業績が順調に伸びているためか、指標面では同業他社と比較して割高です。
○見通し
・需給動向:分売数は17.2万株、発行株ベースで2.72%。規模としては大きくないですが、月の平均出来高が1.7万株程度となっており、もう少し流動性が改善しないと厳しいかも。また決算がネガティブに反応しそうなのと、海外売上高が多く、米中貿易摩擦の影響を受けやすいセクターなのがネックでしょうか。分売までにムードが変わっていることを期待したいです。・株価動向:昨年は2,800円台まで上昇する時もありましたが、米中貿易摩擦が顕在化してからは株価が下落基調に。年末には一時1,142円まで下落。その後は前期3Q決算後に2,250円まで戻す場面がありましたが、現在は1,750~2,000円のレンジに位置しています。今期の予想を受けて、まずは株価がどういう反応を見せるかに注目したいと思います。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は24.4%下落。今日は前日比2.95%下落。分売価格は25日線から20%近く下に乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は7.9万株。流動性は改善していますが、板が薄いのが気がかり。ハイカラは多少入っていそうですが、朝の気配は確認した方が良さそう。○見通し:【明日朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・分売発表後に株価は24%下落しましたが、すんなり初日実施となりました。分売価格は25日線からかなり乖離しており、2月以来の安値水準。ただ、需給の微妙さに加えて、今期予想がネガティブ視されていることや米中貿易摩擦の影響などもあり、買いが入るかどうか読みづらい状態です。月曜朝の気配を見たいと思いますが、買いが多くなければ無難に見送りとします。・分売発表後は1,400円台前半で下げ止まっている感じです。1,400円を維持できれば問題無さそうですが、あっさり割れてしまうようだと厳しいかも。
実施結果
始 値 | 1,410 円 ( ± 0 円 ) |
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高 値 | 1,412 円 ( + 2 円 ) |
安 値 | 1,391 円 ( – 19 円 ) |
終 値 | 1,403 円 ( – 7 円 ) |
寄付出来高 | 61,900 株 |
寄付出来高/分売数 | 22.03 % |
1日の出来高 | 137,100 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比36円安で取引開始。直後に1,391円まで下げますが、その後は1,400~1,410円の間で膠着した状態が続きました。結局1,403円で引けています。○分売価格で寄り付き、その後も分売価格前後で膠着した感じとなりました。下値リスクは限定的ですが、上値も重い状態。やはり外需系の電機株ということで、買いが入りづらい感じでしょうか。