- 19年11月13日、ベネフィットジャパン(3934)の立会外分売が発表されました。
- 19年11月20日、 分売価格の決定
[ベネフィットジャパン]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ベネフィットジャパン(3934) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 情報・通信 |
| 事 業 内 容 | MVNOサービス事業が主力。「オンリーモバイル」「オンリースマホ」のブランド名で事業を展開。ソフトバンク携帯の販売代理店事業も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年11月13日 |
|---|---|
| 分売株数 | 86,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 1.49 億程度 |
| 申込数量 | 上限 100 株 |
| 実施予定日 | 11月21日～11月27日 |
| 実施日 | 11月21日 |
| 分売実施の目的 | 市場第二部への指定替え猶予期間（株主数）に入っており、その要件である株主数等の充足を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,738 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,525 円 |
| 発表日からの騰落率 | –12.26 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
+0.99 ％ |
| 分売価格 | 1,494 円 |
| 割引率 | –2.03 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 42,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 4.53 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 2.00 倍 |
| 買い板 | 1万5千株 程度 |
| 売り板 | 1万3千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：11.2％増 営業利益：10.4％増 経常利益：10.3％増 純利益：7.0％増 2Q決算時点での進捗度は売上高が54％、利益が66％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 55.2 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 1.28 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 14.07 倍 |
| 実績PBR | 2.27 倍 |
| ROE | 161 ％ |
| 予想配当 | 8 円 |
| 配当利回り | 0.54 ％ |
| 配当性向 | 7.5 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：平均並み |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待(3月権利)
・500円相当のクオカード
・ロボホン プレミアム本体購入時の割引クーポン
・自社モバイルWi-Fi通信サービスの割引クーポン
・自社グループ天然水宅配サービスの割引クーポン
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年6月以来、およそ1年6ヶ月ぶりの分売となります。
16年3月にマザーズ市場へ上場しており、昨年3月に東証1部へ市場変更済み。しかし、株主数が3月の時点で1,700名を切っており、2部落ちの猶予期間入りしています。というわけで、今回は株主数を増やして2部落ちを避けるための分売となりますが・・・株主優待などを拡充しないと、来年同じパターンに陥る可能性もありそうです。○業績・指標
・業績：近年の業績は順調に伸びています。今期は3期連続増収増益の見通し。主力商品のモバイルWi-fiルータの契約数が順調に伸びているようです。2Q決算は会社予想から上ぶれしました。・指標：同業他社と比べてPERは割安、PBRは平均並み。株主数の件といい、業績がいいわりにはいまいち人気がない印象ですね。
○見通し
・需給動向：分売数は8.6万株、発行株ベースで1.46％と少なめ。月の平均出来高は4.2万株あり、流動性には問題なし。過去の分売はいずれも好成績でした。分売数も少ないですし、あまり深く考えずに参加方針で大丈夫そうです。・株価動向：8月までは800～1,000円のレンジで動いていましたが、1Q決算発表後に株価は急騰し、先月には1,945円まで上昇。現在は1,700円台に位置しています。
直近は1,600円付近が支持線となっており、13週線もその辺を通過しています。PER15倍と想定した場合でも同程度の株価となっているため、分売価格が1,600円を下回るようなら値頃感が出てきそうです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は12.2％下落。今日は前日比1％近く上昇。分売価格は25日線より8.5％下へ乖離。
○信用・需給状況：前日の出来高は12.67万株。流動性は十分あり問題無さそう。○見通し：【地合いが悪くなければ参加予定】
・発表後、株価は大きく調整が入りました。分売価格は1,500円を下回り、PERは14倍と割安感も出ています。分売数も少なく、地合いの急変がなければ一定の利益を期待できそうです。・発表後、株価は一旦1,400円付近まで下げた後に下ヒゲを付けながら戻してきています。25日線と13週線が1,620円付近を通過しており、その辺が上値の目途となるでしょうか。
実施結果
| 始 値 | 1,544 円 ( + 50 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,557 円 ( + 63 円 ) |
| 安 値 | 1,497 円 ( + 3 円 ) |
| 終 値 | 1,541 円 ( + 47 円 ) |
| 寄付出来高 | 49,700 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 57.79 ％ |
| 1日の出来高 | 217,400 株 |
- コメント
○前日比19円高で寄り付き、一旦1,557円まで上昇するも地合い悪化に伴い、1,497円まで下落。ただ後場は地合いが回復したことで買い戻され、大引けにかけては1,540円台を回復しました。結局1,541円で引けています。○乱高下する地合いに沿った値動きとなり、胃に悪い展開でした・・・結果的には寄り付きとあまり変わらない水準で引けていますが、前場と後場で地合いが一変したので難しい値動きでしたね。