- 19年11月13日、 メディキット(7749)の立会外分売が発表されました。
- 19年11月20日、 分売価格の決定
[メディキット]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | メディキット(7749) |
|---|---|
| 上場先 | JASDAQスタンダード |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 精密機器 |
| 事 業 内 容 | 医療器具の製造販売事業が主力。主要商品は透析用留置針、静脈内留置針、血管用カテーテルなど。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年11月13日 |
|---|---|
| 分売株数 | 90,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 6.51 億程度 |
| 申込数量 | 上限 1,000 株 |
| 実施予定日 | 11月21日～11月25日 |
| 実施日 | 11月21日 |
| 分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善および流動性向上を目的とする。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 7,230 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 6,860 円 |
| 発表日からの騰落率 | –5.12 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–3.92 ％ |
| 分売価格 | 6,654 円 |
| 割引率 | –3.00 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 2,700 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 2.96 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 33.33 倍 |
| 買い板 | 3千株 程度 |
| 売り板 | 3千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：5.6％増 営業利益：5.8％増 経常利益：4.8％増 純利益：5.8％増 2Q決算時点での進捗度は売上高が51％、利益が46～55％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 85.2 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 3.22 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 20.70 倍 |
| 実績PBR | 1.39 倍 |
| ROE | 6.7 ％ |
| 予想配当 | 90 円 |
| 配当利回り | 1.35 ％ |
| 配当性向 | 28.0 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：やや割安か PBR：割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：なし
- コメント
○銘柄・分売について
・17年12月以来、およそ2年ぶりの分売となります。
時価総額や利益の規模で見ると東証1部クラスなのですが、以前としてJASDAQに留まっています。大株主には創業家一族や外資系の機関投資家が並んでおり、今回はそのどちらかによる売出と思われます。○業績・指標
・業績：近年の業績は緩やかに伸びています。高付加価値の製品販売が伸びており、今期も増収増益の見通し。2Q決算は会社予想から1割程度上ぶれして着地しており、順調なようです。・指標：同業他社と比べて割安です。JASDAQ銘柄ということもあり、競合のテルモや朝日インテックに比べると知名度で劣る印象。東証1部に市場変更すれば、株価も伸びると思うんですが・・・
○見通し
・需給動向：分売数は9万株で前回と同じ、発行株ベースでは0.96％と少なめ。ただ月の平均出来高は3千株もなく過疎株の状態。値がさで流動性悪い銘柄の分売はリスクが高そうなのですが、前回は意外と持ちこたえました。ただ、好成績を期待できるかというと微妙なところで・・・リスクとリターンを考えると、無理してまで参加する必要はない気もします。・株価動向：4月までは5千円台で推移していましたが、5月以降は上昇基調に。9月には7,680円まで上昇しました。一旦6,500円まで調整しますが、現在は再び7千円台まで戻しています。
直近は25日線(6,750円)からもやや乖離しており、株価に過熱感が見られます。分売価格が6,750円を下回る程度まで調整して欲しいところですが・・・
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は5％弱下落。今日は前日比4％近く上昇。分売価格は25日線より3.6％下に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は1万株。流動性は心許なく、買い板もあまり増えていません。朝の気配を要確認となりそうです。○見通し：【朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・株価はやや調整が入り、分売価格は25日線を下回ってきました。上昇基調になってからはおおむね13週線が支持線となっており、現在は今日の終値(6,860円)を通過しています。チャートだけ見れば分売価格を割れる可能性は低そうですが・・・需給的に良くない上、地合いも少し怪しくなっているのが不安要素。参加は朝の気配を見てからの判断としますが、リスクが高い分売なので無理はしないと思います。
実施結果
| 始 値 | 6,690 円 ( + 36 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 6,770 円 ( + 116 円 ) |
| 安 値 | 6,670 円 ( + 16 円 ) |
| 終 値 | 6,710 円 ( + 56 円 ) |
| 寄付出来高 | 15,000 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 16.67 ％ |
| 1日の出来高 | 42,100 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比170円安で取引開始。その後は上下100円のやや狭いレンジで上下する展開となりました。結局6,710円で引けています。○寄り付きで売り物があまり出なかったようで、結果的には分売価格より上を維持しました。乱高下する地合いでもヨコヨコの展開となり、意外に強い印象でしたね。