PO[価格決定]:ケネディクス商業リート投資法人(3453)

  • 19年10月8日:公募増資・売出(PO)の発表
  • 19年10月16日:公募価格決定

[ケネディクス商業リート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ケネディクス商業リート投資法人(3453) 
スポンサー ケネディクス 
投資先 四大都市圏を中心とした、スーパーなどの生活密着型商業施設へ主に投資。その他、商業施設と関連した物流施設などにも投資。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年10月8日 
公募・売出株数 公募:27,300 口 
(OA:1,300 口) 
吸収金額(発表日時点) 80.34 億 程度 
価 格 決 定 日 10月16日~10月23日 → 10月16日 
受 渡 日 10月24日~10月30日 → 10月24日 
PO実施の目的 取得を予定している特定資産の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(7,826口) 
野村證券(5,379口) 
大和証券(2,127口) 
みずほ証券(1,265口) 
引受会社(幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(580口) 
シティグループ証券(351口) 
マネックス証券(52口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 280,900 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 290,100 円 
公 募 価 格 282,847 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 3,816 株 
信用残/月平均出来高 0.34 株 
公募数/月平均出来高 7.49 倍 
買い板 920 株程度 
売り板 760 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 265,092 円 
N A V 倍 率 1.07 倍 
N O I 利 回 り 5.29 % 
L T V 44.29 % 
決 算 月 3月、9月 
格 付 け A+ (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 13,007 円 
分 配 金 利 回 り 4.60 % 
他REITとの比較 NAV倍率:上位 
NOI利回り:中位 
LTV:中位 
分配金利回り:上位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄:17年4月以来、およそ2年半ぶりの公募増資となります。
    前回は安値圏に近い状態での増資でしたが、今回は3年ぶりの高値圏に位置している状態で増資を行う形となります。

    ○指標:指標面ではなかなか良い感じです。NAV倍率は1.1倍前後に位置しており、他のリートと比べれば割安です。ただ、他の商業施設系リートもNAV倍率は同程度となっており、同じ系統で比較するとそこまで割安ではないかも?
    格付けがA-に留まっていることもあり、利回りは4%台後半と高めです。どの銘柄も株価高騰で利回りが低下傾向にありますが、現在の状況下では貴重な高利回り系銘柄と言えます。

    ○見通し
    需給動向:希薄化比率は5.6%、吸収金額は80.34億と規模は小さめ。貸借銘柄ですが、増資の規模が小さい上、直近のリートPOが抜群の成績を見せており、空売りは入りづらいかもしれません。REIT指数が変調しない限りは、あまり深く考えずに参加する感じでもよさそうでしょうか?

    株価動向:年初から株価は上昇基調となり、先月には29.64万円まで上昇。一旦調整して26.5万付近まで下げたものの、配当落ち後に再び上昇して現在は28万円付近に位置。
    利回りから逆算した株価は4.75%で27.38万円、4.8%で27.09万円となっています。13週線、26週線が27万円付近を通過していることから、公募価格が27万円台前半で決まれば値頃感も出そうでしょうか?

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は3.28%上昇。公募価格は25日線より1%上に位置。
    ○信用状況:空売りはほとんど入ってないようです。

    ○見通し
    ・発表の翌日に急騰しましたが、その後は終値ベースで28万円台後半を維持する展開となりました。公募価格は発表日終値より上となってしまい、あまり値頃感はない状態です。
    市況を見ると、直近の米国10年債金利は上昇傾向、国債先物も下落傾向と地合いはあまりよくない模様。ただ、REIT指数は上昇が続いており、年初来高値をうかがう水準です。来年からFTSEグローバル株式指数にJ-REITを組み入れるというニュースも出ており、REIT市場に好影響を与えているよう。ということで、指数の好調さを見る限り派手な公募割れの可能性は低そうです。
    チャート上では29万円付近が抵抗線となっており、短期的に上値を追う展開となるかは読みづらいですが・・・地合いが急変しない限りは、ホールドしていた方が報われそうな気もします。

実施結果

始 値 293,000 円 ( + 10,153 円 )
高 値 294,900 円 ( + 12,053 円 )
安 値 291,200 円 ( + 10,153 円 )
終 値 293,700 円 ( + 10,853 円 )
寄付出来高 1,970 株
寄付出来高/公募数 5.99 %
1日の出来高 8,256 株
  • コメント
    ○前日比1,000円安で寄り付き、一旦29.12万まで下げるもその後は買い戻される展開に。14時半には29.5万円台目前まで上昇する場面もありました。結局29.37万円で引けています。

    ○期間中は29万~29.5万のレンジ相場となり、安定した値動きが続きました。寄り付きで処分しても3.6%の利益を得られましたが、先月~今月上旬の案件と比べると利益率に鈍りが出ています。指数が2,250P前後で横ばい傾向なのに加え、直近の案件があまりに好調すぎたせいか空売りがほとんど入らず、買い戻しの勢いが鈍ったことも影響した感じでしょうか?次回以降の案件にどういう影響を与えるか、注意して見ていく必要がありそうです。

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