- 19年10月11日、リックソフト(4429)の立会外分売が発表されました。
- 19年10月23日:分売価格の決定
[リックソフト]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | リックソフト(4429) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | Atlassian社製ソフトの販売事業が主力。導入支援から導入後のサポート、研修まで一貫したサービスを提供。 |
分売データ
発表日 | 2019年10月11日 |
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分売株数 | 210,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 10.86 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 10月24日~10月28日 |
実施日 | 10月24日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 5,170 円 |
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実施前日終値 | 3,935 円 |
発表日からの騰落率 | –23.89 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+2.34 % |
分売価格 | 3,817 円 |
割引率 | –3.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 37,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 3.05 倍 |
分売数/月平均出来高 | 5.56 倍 |
買い板 | 1万1千株 程度 |
売り板 | 1万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年2月期会社予想(数値は前期比) 売上高:20.9%増 営業利益:9.4%増 経常利益:5.8%増 純利益:11.0%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が51%、利益が51~55%程度。 |
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自己資本比率 | 74.2 % |
会社予想PSR(今期) | 5.35 倍 |
会社予想PER(今期) | 56.71 倍 |
実績PBR | 12.59 倍 |
ROE | 22.2 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・今年2月にマザーズへ上場しています。
開示では1部昇格について特に触れていません。現状では株主数の要件が不足している可能性がありますが、申し込み上限を見る限り株主数を増やす意図はないようです・・・○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。前期は2倍近くの増益を達成。ただ今期は会社予想で1割程度の増益見通しにとどまっています。また市場予想は会社予想を2割程度上回っており、業績の上ぶれが期待通りでない場合は下落リスクが生じるかもしれません。・指標:グロース株ということもあり、同業他社と比べて割高です。
○見通し
・需給動向:分売数は21万株、発行株ベースで4.99%と多め。月の平均出来高は3.7万株程度で流動性の改善が必須ですが、浮動株がかなり少ないのが不安要素。株価の変動も短期・中長期ともに大きく、ハイリスクハイリターンの分売となりそうです。・株価動向:6月~7月に9,000円台まで上昇するも、その後は下落基調となり9月に4,530円まで下落・・・わずか2カ月で株価が半値まで下げたことになります。上場時の初値が4,525円となっており、この辺がとりあえずの下値目途となりそう。分売価格が4,500円を下回るようなら値頃感も出てきそうでしょうか?
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は24%近く下落。今日は前日比2.3%上昇。分売価格は25日線から19%下へ乖離し、上場時の初値4,500円を大きく下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は7.49万株。流動性は改善傾向ですが、買い板と合わせて分売を支えきれるかは微妙なところ。明日朝の気配を要チェックとなりそうです。○見通し:【朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・株価は発表から24%近く下落しましたが、すんなり初日実施となりました。今日はやや吊り上がってしまいましたが、分売価格は上場時の初値を大きく下回っています。株価水準だけ見れば絶好の買い場と言えなくはないのですが・・・チャートの形状が悪すぎる点や今回の下落が決算を受けてのものとなると、すんなり買いが入るかは微妙なところ。
ハイリスクハイリターンの案件ということもあり、朝の気配を見てから判断したいと思います。・今日は3,765円を付けて上場来安値を更新しました。3,700円台後半~分売価格前後で下げ止まりが確認できれば、エントリーしても良さそうですが・・・現在のチャートは底を付けたとは言いづらく、もう少し様子を見る必要がありそうです。
実施結果
始 値 | 3,865 円 ( + 48 円 ) |
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高 値 | 3,965 円 ( + 148 円 ) |
安 値 | 3,820 円 ( + 3 円 ) |
終 値 | 3,955 円 ( + 138 円 ) |
寄付出来高 | 35,700 株 |
寄付出来高/分売数 | 17.00 % |
1日の出来高 | 182,500 株 |
- コメント
○前日比70円安で寄り付き、一旦3,820円まで下げるもその後は買い戻される展開に。大引け間際には前日比プラスとなりました。結局3,955円で引けています。○朝の気配が微妙すぎたせいか、即売り派の方は参加を回避したようです。売れ残りはありませんでしたが、寄り付きの出来高は分売数の17%しかなく、かなりの低水準でした。ただ結果オーライの印象は拭えず、普通に即売り勢の方が参加していれば割れていたかもしれません。果敢にリスクを取りに行った人が報われる結果でしたが、この辺の判断は難しいですね。