- 19年10月1日、レシップホールディングス(7213)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年10月9日、 公募価格が決定されました。
[レシップホールディングス]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | レシップホールディングス(7213) |
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上 場 先 | 東証1部・名証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(10/3より売り禁) |
業 種 | 輸送用機器 |
事 業 内 容 | 路線バス・ワンマン鉄道用における電装機器の製造が主力。その他、車載用照明機器や充電器などの製造も手がける。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年10月1日 |
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公募・売出株数 | 公募:1,200,000 株 (OA:180,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 11.01 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 10月9日~10月16日 |
受 渡 日 | 10月17日~10月24日 |
PO実施の目的 | 子会社における路線バス運行支援ユニット「LIVU」の更なる機能拡大(位置情報、音声情報、画像情報)を目的とした技術者の採用費及び人件費を含む研究開発に係る費用に、残額をグループの設備投資資金に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(840,000株) |
引受会社(幹事) | 東海東京証券(240,000株) SMBC日興証券(120,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 798 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 714 円 |
公 募 価 格 | 692 円 |
割 引 率 | –3.08 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 20,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 1.16 倍 |
公募数/月平均出来高 | 66.03 倍 |
買い板 | 11万5千株 程度 |
売り板 | 11万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:4.5%増 営業利益:7.7%増 経常利益:6.8%増 純利益:2.7%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が21%、利益が23~27%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 24.6 % |
予想PSR(会社予想) | 0.44 倍 |
予想PER(会社予想) | 19.58 倍 |
実 績 P B R | 2.57 倍 |
R O E | 13.1 % |
予 想 配 当 | 8.5 円 |
配 当 利 回 り | 1.23 % |
配 当 性 向 | 21.4 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:岐阜県特産品[富有柿もしくはハム]
(9月権利:200株以上を1年以上長期保有している株主が対象。)
- コメント
○銘柄・POについて
レシップHDは車両向け電装機器のメーカーです。路線バス向けの製品が主体で、整理券発行機や運賃箱などバスに必要な機器をレシップ一社で揃えられることを強みとしています。
直近の自己資本比率が24%とやや低く、有利子負債も自己資本を上回っている状況です。このため、増資による資金調達を行うものと思われます。○業績・指標
・業績:近年の業績は赤字の年と黒字の年が交互になっていて、安定さに欠ける状況でしたが、前期から首都圏のバス用ICカードシステムの更新特需が発生しており、業績は大きく改善。今期も増収増益の見通しです。ただ、市場予想が会社予想を15%上回っており、業績がかなり上ぶれしないと株価への影響は低そうです。・指標:同業他社と比べて割高です。時価総額が100億のわりに株主数が11,000名以上とかなり多く、優待株として買い支えられている面もあるようです。
○見通し
・需給動向:PO総数は120万株、希薄化比率は12.2%程度。月の平均出来高は2万株程度で流動性の改善は必須です。貸借銘柄でしたが、発表と同時に貸株注意喚起が出てしまい、その翌日には早々に売り禁となってしまいました・・・需給面では分が悪くなった印象。ただ、空売りはすでにPO総数の4割近く入っている模様。値決めまで売り残の推移を見ながら判断することになりそうです。・株価動向:年初以降はおおむね700~850円のレンジ相場となっている感じです。希薄化を考慮した株価は701円となり、レンジ下限とほぼ同水準。ということで、公募価格が700円を下回るようなら短期的な反発も期待できそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は10.5%下落。公募価格は700円を下回り、25日線より10%下へ乖離。
○信用状況:空売りは昨日の時点で公募数の3割近く入っているようです。○見通し:株価は調整が入り、700円付近まで下落。公募価格は692円となり、この半年の安値(691円)とほぼ同じ水準です。希薄化を考慮した株価も下回っており、値頃感は出ていると思います。
すでに売り禁の状態ですが、空売りは昨日の時点でもある程度積み上がっており、派手に公募割れする可能性は低いと見ています。逆日歩はあまり付かないようなので売り方を締め上げる可能性は低そうですが・・・同じく売り禁となったホットランドのように堅調な値動きを期待したいところです。
実施結果
始 値 | 691 円 ( – 1 円 ) |
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高 値 | 694 円 ( + 3 円 ) |
安 値 | 679 円 ( – 13 円 ) |
終 値 | 687 円 ( – 5 円 ) |
寄付出来高 | 231,300 株 |
寄付出来高/公募数 | 16.76 % |
1日の出来高 | 389,700 株 |
- コメント
○前日比10円高で寄り付き、一旦679円まで下げた後は徐々に買い戻される展開に。後場に再び690円台まで戻しましたが、大引けにかけては売られる形となりました。結局687円で引けています。○一昨日までは700円台を維持していましたが、昨日に大きく下げてしまい、680円台まで下落する状態に・・・今日の寄り付きは公募価格付近まで戻しましたが、ザラ場でも上値が重い印象でした。
直近の下落基調を跳ね返せず、チャートがやや不安な形状に。700円まで早期に戻せば心配は無さそうですが、もたつくようだと下値模索の展開になる感じでしょうか?