- 19年9月2日、 ホットランド (3196)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年9月10日、 公募価格が決定されました。
[ホットランド ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ホットランド (3196) |
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上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(9/10より売り禁) |
業 種 | 小売業 |
事 業 内 容 | たこ焼き店「築地銀だこ」、たい焼き店「銀のあん」等の外食店舗を全国に展開。採算性改善を目的に酒場形態の店舗を強化中。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年9月2日 |
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公募・売出株数 | 公募:2,610,000 株 (OA:390,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 40.50 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 9月10日~9月13日 → 9月10日 |
受 渡 日 | 9月19日~9月25日 → 9月19日 |
PO実施の目的 | 銀だこ酒場及び築地銀だこを中心とする新規出店に係る当社グループの設備投資資金に充当する予定。 残額が生じた場合には 2019年12月末までに借入金返済に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(2,349,000株) |
引受会社(幹事) | みずほ証券(261,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 1,350 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 1,152 円 |
公 募 価 格 | 1,117 円 |
割 引 率 | –3.04 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 68,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 1.06 倍 |
公募数/月平均出来高 | 43.54 倍 |
買い板 | 22万7千株 程度 |
売り板 | 13万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○19年12月期会社予想(数値は前期比) 売上高:2.1%増 営業利益:88.2%増 経常利益:104.1%増 純利益:黒字転換 2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が52~72%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 22.8 % |
予想PSR(会社予想) | 0.74 倍 |
予想PER(会社予想) | 36.95 倍 |
実 績 P B R | 6.30 倍 |
R O E | 17.1 % |
予 想 配 当 | 5 円 |
配 当 利 回 り | 0.45 % |
配 当 性 向 | 14.2 % |
同業他社との比較 | PER:平均並み PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:株主優待券(12月、6月権利:額面は保有株数に応じる。
100株保有の場合は1,500円相当)
- コメント
○銘柄・POについて
「築地銀だこ」で有名なホットランドの公募増資が発表されています。
2Q決算の時点で自己資本比率が20%台と低く、有利子負債も自己資本の2倍近くあります。(外食関連ではそれほど珍しいことではないですが) 財務状態があまり良くないこともあり、借り入れではなく増資での資金調達を行うものと思われます。○業績・指標
・業績:近年は業績がいまいちで、純損益が赤字だった年も2期ありました。ただ、今期は強化中の酒場業態店舗が好調のようで、採算性が改善。大幅増益となる見通しです。
外食の場合、アルコール販売があるかどうかで採算性はかなり違うらしく、酒場業態の店舗を増やすことで採算性の改善を狙っているようです。・指標:同業他社と比べてPERは平均並み、PBRは割高です。優待株としても有名なので、高PERが許容されている面もあると思います。
○見通し
・需給動向:PO総数は261万株、希薄化比率は16.2%程度。月の平均出来高は7万株弱程度で流動性の改善は必須。貸借銘柄なのである程度は改善されると思いますが、すでに貸株注意喚起が出ています。売り禁や高額逆日歩の常連銘柄でもあり、早い段階で売り禁になることも想定されます。値決め直前まで様子見となりそうです。・株価動向:4月に1,696円の高値を付けた後は15,00~1,600円のレンジ相場が続いていましたが、8月から調整モードとなり、現在は1,300円台に位置。昨年は1,200円が支持線となっており、当面は1,200円を維持できるかどうかがポイントになりそう。
なお、希薄化を考慮した株価は1,136円前後となっています。公募価格がこの水準を下回るようなら、値頃感も出てくるでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は15%下落。公募価格は年初来安値(1,152円)を下回り、25日線より17%下へ乖離。
○信用状況:空売りは先週末の時点で公募数の4割近く入っているようです。○見通し:株価は大きく調整が入り、今日は年初来安値を更新。公募価格は1,100円台前半となり、17年4月以来の安値水準です。希薄化を考慮した株価も下回っており、値頃感は出ていると思います。
今日から売り禁になったのは懸念材料ですが、空売りは先週末の時点でそこそこ入っており、それほど心配する必要はなさそうです。今のところ、派手に公募割れする可能性は低いと見ています。逆日歩の付き方によっては、串カツ田中の時のように売り方を締め付ける展開も考えられそうです。
実施結果
始 値 | 1,161 円 ( + 44 円 ) |
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高 値 | 1,181 円 ( + 64 円 ) |
安 値 | 1,142 円 ( + 25 円 ) |
終 値 | 1,153 円 ( + 36 円 ) |
寄付出来高 | 869,400 株 |
寄付出来高/公募数 | 28.98 % |
1日の出来高 | 2,029,000 株 |
- コメント
○前日比11円高で寄り付き、一旦1,181円まで買い戻されるもその後は失速。10時以降は1,142~1,156円の間で上下する展開となりました。結局1,153円で引けています。○期間中は堅調な値動きとなり、公募割れする日は1日もなし。値決め前に空売りが積み上がっていたため、受渡日のGDもありませんでした。直近は1,150円付近で下げ渋っており、このラインを維持できればいずれ反発も期待できそうでしょうか。