- 19年5月31日、串カツ田中(3547)の売出(PO)が発表されました。
- 19年6月10日、 売出価格が決定されました。
[串カツ田中]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 串カツ田中(3547) |
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上 場 先 | 東証マザーズ(6/21より東証1部か2部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(6/11より売り禁) |
業 種 | 小売業 |
事 業 内 容 | 関東を中心に「串カツ田中」の店舗を展開。直営店の他、FCも展開している。昨年6月より全店舗を禁煙化。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年5月31日 |
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公募・売出株数 | 売出:1,000,000 株 (OA:150,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 27.76 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 6月10日~6月13日 → 6月10日 |
受 渡 日 | 6月21日 |
PO実施の目的 | 普通株式の分布状況の改善と流動性の向上を目的とする。株式売出しが完了した場合には、留保金課税の適用対象外となる予定。 |
引受会社(主幹事) | 大和証券(900,000株) |
引受会社(幹事) | いちよし証券(40,000株) みずほ証券(30,000株) SMBC日興証券(20,000株) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(10,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 2,414 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 1,982 円 |
公 募 価 格 | 1,922 円 |
割 引 率 | –3.03 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 138,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 1.23 倍 |
公募数/月平均出来高 | 7.23 倍 |
買い板 | 4万4千株 程度 |
売り板 | 2万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○19年11月期会社予想(数値は前期比) 売上高:26.5%増 営業利益:5.4%増 経常利益:5.2%増 純利益:6.4%減 1Q決算時点での進捗度は売上高が22%、利益が24~27%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 49.8 % |
予想PSR(会社予想) | 1.82 倍 |
予想PER(会社予想) | 40.19 倍 |
実 績 P B R | 7.18 倍 |
R O E | 17.9 % |
予 想 配 当 | – 円(未定) |
配 当 利 回 り | – % |
配 当 性 向 | – % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:食事優待券(11月権利)
- コメント
○銘柄・POについて
16年9月にマザーズへ上場しています。
1部昇格の要件は既にクリアしているように見えますが・・・値決めまで市場区分未定となっています。今回は留保金課税の適用対象外となるために貫社長からの売り出しとなっていますが、1部昇格にあたって貫社長一族の保有比率などがネックだったんでしょうか?売り出しが予定通り決まれば、1部昇格になるかと思います。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びていましたが、今期は2桁増収も、増益率は1桁にとどまる見通し。期初の時点では市場予想を下回る状態となっています。居酒屋業態ではいち早く全面禁煙化を打ち出しましたが、今のところは家族客の増加などもあり増収に繋がっているようです。・指標:指標面では同業他社に比べると割高です。
○見通し
・需給動向:PO総数は100万株、発行株ベースで12.5%。月の平均出来高は13.8万株程度となっており、流動性の改善が必要そう。貸借銘柄なので空売りのカバーに期待したいところですが、今日の時点で注意喚起が発表されています。早々に売り禁になってしまうようだと分が悪いかもしれません。
市場変更に期待して上昇するか、需給悪化を懸念して下げるかは何とも言えず、週明け以降の様子を見たいと思います。また、来週に5月の月次報告が発表される可能性があり、その辺の分析も必要そうです。・株価動向:年初に1,787円まで下落した後は上昇基調となり、5月8日に3,170円まで上昇。しかし、その翌日に4月の月次売上が芳しくなく、500円近く急落。現在は2,400円台に位置しています。中長期では緩やかな下落トレンドを描いており、この水準ではエントリーしづらい感じ。短期主体の取引に徹した方がよさそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は17.9%下落。売出価格は25日線より21%下へ乖離。
○信用状況:空売りは先週末の時点で売出数の4割近く入っているようです。○見通し:市場変更の期待より需給悪化の懸念が上回ったようで、株価は18%近く下落しました。売出価格は1月以来の安値となっています。空売りはそこそこ入っている感じですが、明日以降は売り禁となってしまったため、これ以上の積み上がりは難しそう。
株価が安値圏にあることや、空売りの状況から見て派手に割れる可能性は低い気もしますが・・・指標が割高なこと、また5月の月次が冴えなかったことを踏まえると買いが入るかは微妙なところ。明後日までの株価の反応を見たいと思います。
実施結果
始 値 | 2,099 円 ( + 177 円 ) |
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高 値 | 2,143 円 ( + 221 円 ) |
安 値 | 2,046 円 ( + 124 円 ) |
終 値 | 2,087 円 ( + 165 円 ) |
寄付出来高 | 392,600 株 |
寄付出来高/公募数 | 39.26 % |
1日の出来高 | 1,040,600 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比50円安で取引開始。一旦2,143円まで買い戻されるも、地合いの悪化を受けて2,046円まで下落。ただ、後場以降は緩やかに買い戻される展開となり、2,080円台まで戻しました。結局2,087円で引けています。○売り禁になってから連日で高額逆日歩が付くようになり、今週に入ると貸株の調達困難で逆日歩4倍の臨時措置が取られました。
売り方を締め上げる展開となったことで買い戻しが進み、結果的には9%超の利益を叩き出す好成績に。最後にどう転ぶか読みづらいPOでしたが、ファンダより需給の引き締めがプラスに働いた形です。