- 18年12月14日、クロスフォー(7810)の立会外分売が発表されました。
- 18年12月20日、 分売価格が決定されました。
[クロスフォー]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | クロスフォー(7810) |
|---|---|
| 上場先 | JASDAQスタンダード |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | その他製品 |
| 事 業 内 容 | ダンシングストーン、クロスフォーカットなど、独自の加工技術を用いたジュエリー、アクセサリーを製造。他社からのOEM生産が主体だが、自社ブランドも手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年12月14日 |
|---|---|
| 分売株数 | 721,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 2.75 億程度 |
| 申込数量 | 上限 1,000 株 |
| 実施予定日 | 12月21日～12月27日 |
| 実施日 | 12月21日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 382 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 319 円 |
| 発表日からの騰落率 | –16.49 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–2.45 ％ |
| 分売価格 | 309 円 |
| 割引率 | –3.13 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | –11.83 ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 24,000 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 20.74 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 29.67 倍 |
| 買い板 | 2万5千株 程度 |
| 売り板 | 3万8千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→無し |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○19年7月期会社予想(数値は前期比) 売上高：6.9％増 営業利益：49.2％増 経常利益：55.2％増 純利益：74.7％増 1Q決算時点での進捗度は売上高が22％、利益が29～30％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 45.8 ％ (経営レバレッジ：2.18 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 1.25 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 25.33 倍 |
| 実績PBR | 1.97 倍 |
| ROE | 7.8 ％ |
| 予想配当 | 2.5 円 |
| 配当利回り | 0.81 ％ |
| 配当性向 | 20.5 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割高か PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：4,500円相当の自社商品(7月権利)
- コメント
○銘柄・分売について：17年7月にJASDAQへ上場しています。
開示では市場変更などについて特段触れていませんが、東証2部へはいつでも行けそう。時価総額が67億程度のため、現状では2部経由で1部昇格を目指すパターンが考えられそうです。○業績・指標：上場前は営業利益が8億以上ありましたが、上場翌年となる前期は大幅減益となり営業利益は2億程度に激減。ただ、今期は若干回復して営業利益が3億程度に戻る見通しとなっています。
指標面では同業他社と比べて割高です。低位の優待銘柄ということもあり、業績低迷のわりに株価が買い支えられている面もあるかと思います。○見通し
・需給動向：分売数は72万株、発行株ベースで4.12％と多め。月の平均出来高は2.4万株程度と分売数に比べて流動性が不足気味ですが、低位の貸借銘柄の分売は何とかなっているケースが多いです。最近の例だとサニックスや日本アクアなどの分売が該当しますが、いずれも寄り付きは堅調な値動きとなっていました。今回のクロスフォーも、悪くても分売価格前後を維持できるのではと見ています。
・株価動向：3月以降、株価は下落トレンドが続いていましたが、10月以降は380円～400円辺りで下げ渋る感じとなり、トレンドも横ばいに変わりつつあります。業績の底打ちが確認できれば、いずれ反発していく感じになるでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は16.49％下落。今日は前日比2.45％下落。分売価格は年初来安値と同額です。
○信用・需給状況：前日の出来高は23.8万株となっており流動性は改善傾向ですが、分売を捌けるかどうかは微妙なところ。また、新規の空売りはあまり入ってないようです・・・○見通し：今週はJASDAQ平均が急落し、それに合わせてクロスフォーも大幅下落となりました。一方で新規の空売りはあまり入っておらず、むしろ返済の方が多い状況。貸借残ベースでは発表日の時点より減ってしまっています。間の悪いことにモーニングスターが分売中止を発表したため、クロスフォーの空売りも中止懸念で返済されてしまったようです。
現状では空売りのカバーは期待できず、地合いも悪すぎて買いが入るか微妙そう。低位の貸借銘柄ということで普段なら何とかなりそうなパターンですが、今回はちょっと厳しいように思います。一応朝の地合いと気配次第で判断したいですが、買いが多くないようなら見送りとします。
株価は直近の地合い悪化を受けて急落し、今日は年初来安値を更新。地合いが回復すればリバウンドを見込めそうですが、現時点では底を打ったと言いづらい状況ですね。
実施結果
| 始 値 | 304 円 ( – 5 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 304 円 ( – 5 円 ) |
| 安 値 | 279 円 ( – 30 円 ) |
| 終 値 | 289 円 ( – 20 円 ) |
| 寄付出来高 | 106,100 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 14.72 ％ |
| 1日の出来高 | 375,300 株 |
- コメント：○寄り付きは特売り気配となり、前日比15円安で取引開始。その後は地合い悪化に引きずられて下げ一方の展開となり、前引けでは279円まで下落。後場に入ると買い戻しが入り一時300円まで戻しますが、大引け間際に再び売られる展開となりました。結局289円で引けています。
○地合いがここまで悪化していると流れに逆らいようもなく、今日も年初来安値を更新となりました。ただ今日は下髭付きの陰線となっています。地合いが良くなればそのうち買い戻しも入りそうですが・・・