- 18年12月14日、モーニングスター(4765)の立会外分売が発表されました。
- 18年12月20日、 分売の中止が発表されました。
[モーニングスター]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | モーニングスター(4765) |
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上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 貸借(貸株注意喚起) |
業種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 投資信託を主体とした金融情報サービスの提供と、投資信託の運用が主力。SBI系。SBIグローバルアセットマネジメントが発行株の5割近く、米モーニングスターが3割近くを保有。 |
分売データ
発表日 | 2018年12月14日 |
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分売株数 | 3,350,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 12.09 億程度 |
申込数量 | 上限 20,000 株 |
実施予定日 | 12月21日~12月28日 |
実施日 | 中止 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、大株主の保有株式を売却することにより流通株式数 比率を向上させ、その形式基準の充足を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 361 円 |
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実施前日終値 | – 円 |
発表日からの騰落率 | – % |
実施2日前 からの騰落率 |
– % |
分売価格 | – 円 |
割引率 | – % |
信用データ
空売り/分売数 | – % |
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月平均出来高(発表時) | 27,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 12.71 倍 |
分売数/月平均出来高 | 123.16 倍 |
買い板 | 4万3千株 程度 |
売り板 | 10万0千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:未定 営業利益:未定 経常利益:未定 純利益:未定 ※10期連続の増益を目指す方針とのこと。 |
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自己資本比率 | 90.6 % (経営レバレッジ:1.10 ) |
会社予想PSR(今期) | 4.27 倍 |
会社予想PER(今期) | 25.15 倍 |
実績PBR | 3.17 倍 |
ROE | 12.6 % |
予想配当 | – 円(未定) |
配当利回り | – % |
配当性向 | – % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:平均並み |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:(3月権利:100株以上保有の株主が対象)
○株式新聞ウェブ版の無料クーポン(無料となる月数は保有株に応じる)
○SBIアラプロモが販売する健康補助食品1個を無料で進呈する無料引換申込券
○SBIアラプロモが販売する健康補助食品や化粧品を、通常価格から50%割引の優待価格で購入できる割引購入申込券1枚
- コメント
○銘柄・分売について:今年9月以来、およそ3ヶ月ぶりの分売となります。
前回同様、流通株式比率を上昇させるための分売となりますが、今回の分売でも流通株式比率の要件をクリアすることは難しい状態です。再度分売や売出などを行うものと思われますが・・・前回の分売後は株価が下落しており、その状況下で大量の株を放出することには評価が分かれるかもしれません。○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。前期は9期連続の増益を達成。今期の通期予想は非開示ですが、10期連続の増益を目指す方針とのこと。2Q決算も前期に比べて増益となっており、順調なよう。四季報予想でも前号から増額修正されています。
業績がいいこともあり、指標面では同業他社と比較して割高なようです。○見通し:分売数は前回同様335万株、発行株ベースで3.99%と多めです。300円台の低位株のため、吸収金額は12億程度。月の平均出来高は2.7万株程度で、分売数に比べると全く足りません。ただ、低位の貸借銘柄は実需買いなども入るため、寄り付きでも分売価格前後は維持できるのではと見ています。ちなみに前回は終日プラスとなる結果でしたが、一部証券会社のトラブルや突如中間配当の開示を出したりと色々な要因が重なっており、参考程度にしておいた方が良さそうです。
なお、前回の時は発表後1週間で売り禁になっています。今回もすでに注意喚起が出ているため、売り禁の可能性には注意が必要と思われます。
株価は9月まで上昇トレンドが続いていましたが、前回の分売を機に下落トレンドへ転換・・・地合いの影響もあると思いますが、このチャートを見てしまうと中長期目線では迷う感じですね。業績好調とはいえ、大量の株を放出することでさらなる需給悪化が予想されるので。
実施前日時点
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○実施前日の11時に中止が発表されてしまいました。発表日以降、株価は20%近く下落しており、昨日の時点で時価総額が250億を切ってしまっていました。時価総額が250億未満だとJASDAQから直接東証1部へ行けなくなるため、この点が中止に影響したのかもしれません。もっとも、東証2部経由なら現在の時価総額で1部を目指すことができるため、決定的な要因ではないかもですが。
○振り返ってみると、浮動株が少ない状況で定期的に大量分売をするのはやはり無理があったように思います。ファンダ面はいい銘柄なのに、9月以降の分売のせいで株価にかなりの悪影響を及ぼしています。経営側は来年中の1部行きを目指していたと思いますが、現状のやり方では更なる株価低迷を招きかねず、戦略の見直しを余儀なくされそうです。
実施結果
始 値 | – 円 ( – 円 ) |
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高 値 | – 円 ( – 円 ) |
安 値 | – 円 ( – 円 ) |
終 値 | – 円 ( – 円 ) |
寄付出来高 | – 株 |
寄付出来高/分売数 | – % |
1日の出来高 | – 株 |
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