- 20年7月30日、イー・ギャランティ(8771)の立会外分売が発表されました。
- 20年8月6日、 分売価格の決定
[イー・ギャランティ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | イー・ギャランティ(8771) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | その他金融 |
事 業 内 容 | 企業間取引における各種債権の保証事業が主力。伊藤忠商事が筆頭株主。 |
分売データ
発表日 | 2020年7月30日 |
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分売株数 | 1,000,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 27.72 億程度 |
申込数量 | 上限 10,000 株 |
実施予定日 | 8月7日 |
実施日 | 8月7日 |
分売実施の目的 | 株式の流動性向上及び株式分布状況の改善を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,772 円 |
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実施前日終値 | 2,270 円 |
発表日からの騰落率 | –18.11 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–0.48 % |
分売価格 | 2,179 円 |
割引率 | –4.01 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 493,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 0.54 倍 |
分売数/月平均出来高 | 2.03 倍 |
買い板 | 4万9千株 程度 |
売り板 | 6万3千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○21年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:29.3%増 営業利益:9.6%増 経常利益:9.1%増 純利益:15.3%減 1Q決算時点での進捗度は売上高が22%、利益が21~24%程度。 |
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自己資本比率 | 68.9 % |
会社予想PSR(今期) | 12.03 倍 |
会社予想PER(今期) | 47.50 倍 |
実績PBR | 7.36 倍 |
ROE | 15.5 % |
予想配当 | 14 円 |
配当利回り | 0.64 % |
配当性向 | 30.5 % |
同業他社との比較 | PER:やや割高か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:1,500円相当のクオカード(3月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
・18年9月以来、およそ1年11か月ぶりの分売となります。
例年、権利月や中間期に分売を行っていましたが、昨年は実施がなく、今回は決算発表と合わせての分売となります。
分売数が100万株となっており、過去の案件と比べて規模が大きいです。今年5月に筆頭株主の伊藤忠商事が保有株の9%を手放し、当銘柄も伊藤忠の関係会社から外れています。今回の分売も、伊藤忠による株式の放出が考えられそうでしょうか?
なお、実施日は8/7の1日のみで指定されています。たまにありますが、珍しいパターンですね。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期も経常利益まで増収増益の見通し。純利益については前期で計上していた法人税減税分が剥落し、減益の見通しです。コロナウイルスの影響により保証契約が増加し、保証料率も上昇に転換しています。倒産増に伴い保証履行も増えていますが、今のところは収入増で補えているようです。・指標:上場している同業他社はラクーンHDしかないようです。ラクーンと比べた場合は割高です。コロナ禍でも売上増が期待できそうな銘柄とはいえ、PSR15倍は売り上げ面からみても過熱感が出ている感じです。
○見通し
・需給動向:分売数は100万株、発行株ベースで2.35%程度。月の平均出来高は49.3万株と、流動性は結構あります。決算発表後ということもあり、流動性のさらなる改善は見込めそうですが、決算と分売発表を受けて株価がどう反応するかがカギになりそうです。
材料出尽くしと需給悪化懸念で調整に入れば分売には有利となりますが、さらに上昇するようだと分が悪くなりそう。とりあえず、実施前日まで様子見とします。・株価動向:今年3月までは1,250円~1,500円のレンジ相場でしたが、コロナウイルスの影響が拡大した4月以降は株価が急騰し、7月29日に2,803円の高値を記録。現在も上昇基調は継続しています。好況時だと値動きがぱっとしなかった感じですが、コロナウイルスの感染拡大や倒産増などのニュースが出てから注目を集めているようです。
直近では25日線が2,580円、65日線が2,270円を通過中。最低限25日線まで調整が進まないと厳しい印象。65日線まで調整すれば理想的ですが、どうなるでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は18%下落。今日は前日比であまり変わらず。分売価格は25日線より14%下に乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は80.86万株。出来高は問題なさそうですが、買い板があまり増えてないので朝の気配確認は必須ですね。○見通し:【朝の気配次第、買いが相当多くなければ見送り】
・株価は材料出尽くしと需給悪化を懸念して2割近く下げました。分売価格は4%引きで2,200円を切ってきました。どうにかして売り切りたい意図が感じられます。
直近は2,200円付近で下げ止まっていることから寄り付きで大火傷することはないと思いますが、やはり分売数の多さと買い板の少なさは懸念材料です。朝の気配を見たうえでの判断とし、買いが相当増えてないようなら無難に見送りとします。
実施結果
始 値 | – 円 ( – 円 ) |
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高 値 | – 円 ( – 円 ) |
安 値 | – 円 ( – 円 ) |
終 値 | – 円 ( – 円 ) |
寄付出来高 | – 株 |
寄付出来高/分売数 | – % |
1日の出来高 | – 株 |
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