- 20年3月3日、ハイパー(3054)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 20年3月10日、 公募価格の決定
[ハイパー]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ハイパー(3054) |
|---|---|
| 上 場 先 | 東証2部(3/24より東証1部へ市場変更) |
| 信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
| 業 種 | 卸売業 |
| 事 業 内 容 | 法人向けコンピュータの販売事業が主力。その他、アスクル代理店事業も手がける。 |
POデータ
| 発 表 日 | 2020年3月3日 |
|---|---|
| 公募・売出株数 | 公募：200,000 株 売出：110,000 株 (OA：46,500 株) |
| 吸収金額(発表日時点) | 1.66 億 程度 |
| 価 格 決 定 日 | 3月10日～3月12日 → 3月10日 |
| 受 渡 日 | 3月24日 |
| PO実施の目的 | ＩＴサービス事業において、販売機会の確保と収益力向上を目指して会社の強みである在庫販売戦略を強化するため、年度末に向けたパソコンや周辺機器など売れ筋商品の在庫積み増し資金として充当。 |
| 引受会社(主幹事) | ＳＢＩ証券(279,000株) |
| 引受会社(幹事) | ちばぎん証券(31,000株) |
株価・公募価格など
| 発 表 日 終 値 | 466 円 |
|---|---|
| 仮 条 件 | – 3.5 ％ ～ – 5.5 ％ |
| 価 格 決 定 日 終 値 | 440 円 |
| 公 募 価 格 | 415 円 |
| 割 引 率 | –5.68 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 79,000 株 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 2.50 倍 |
| 公募数/月平均出来高 | 4.48 倍 |
| 買い板 | 4万5千株 程度 |
| 売り板 | 8万5千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業 績 | ○19年12月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高：13.5％増 営業利益：58.0％増 経常利益：55.9％増 純利益：81.8％増 ○20年12月期会社予想(数値は前期比) |
|---|---|
| 自 己 資 本 比 率 | 43.1 ％ |
| 予想PSR(会社予想) | 0.15 倍 |
| 予想PER(会社予想) | 11.78 倍 |
| 実 績 P B R | 1.32 倍 |
| R O E | 11.2 ％ |
| 予 想 配 当 | 9 円 |
| 配 当 利 回 り | 2.17 ％ |
| 配 当 性 向 | 24.9 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：やや割高か PBR：やや割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：1,000円相当のクオカード(12月権利)
- コメント
○銘柄・POについて
・18年6月に市場変更を目的とした分売を行っており、昨年3月に東証2部へ市場変更。そこから1年経ってようやく1部昇格となりました。昇格と合わせて増資と売出を行う形なのですが、増資の規模は1億程度しか無く、借入で賄えるレベルのような・・・○業績・指標
・業績：前期はウィンドウズ７のサポート終了に伴うPC買い替え特需が発生し、5割以上の増益を達成。ただ、今期は買い替え需要の反動から減収減益を見込んでいます。・指標：同業他社と比較して割高のようです。とはいえ、PER13倍台なので株価上昇の余地は残っていそうですが。
○見通し
・需給動向：PO総数は31万株、発行株ベースで4％。増資による希薄化比率は2.8％程度。月の平均出来高は7.9万株程度と、流動性はそこそこあります。増資がなければ分売でやってもいいような小さい規模なので、需給悪化の懸念は低そうです。むしろ、1部昇格で株価が吊り上がる方を懸念する必要がありそう・・・値決めまで様子を見たいと思います。・株価動向：昨年12月の権利取りの動きと合わせて上昇しており、一時875円まで上昇。ただ権利落ち後は調整モードとなり、直近の地合い悪化も重なって442円まで下げる日もありました。現在は400円台後半に位置。
中長期の平均線は550～675円を通過しており、上値の目安となりそうです。675円も超えるようだと25日線から20％乖離してしまうため、分が悪くなるかも？
価格決定日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は5.58％下落。公募価格は25日線と52週線より25％下に乖離。○見通し：発表後に株価は638円まで上昇するも、その後は地合い悪化で崩れ、今日は391円まで下げた後に440円まで戻しました。公募価格は400円台前半となっています。
ここ1年は400円台前半で下げ止まっている点がプラス要素ですが、今日の安値を考えると安心できそうな水準ではありません。また、仮条件の下限で値決めとなっており、こちらの案件も参加者が少なかったようです。低位株でPERも低く、平時なら申し込んでも良いのですが・・・やはり、今の地合いで3/24まで拘束されるのはリスクが高そう。無難に見送りとします。
実施結果
| 始 値 | – 円 ( – 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | – 円 ( – 円 ) |
| 安 値 | – 円 ( – 円 ) |
| 終 値 | – 円 ( – 円 ) |
| 寄付出来高 | – 株 |
| 寄付出来高/公募数 | – ％ |
| 1日の出来高 | – 株 |
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