- 18年6月8日、ハイパー(3054)の立会外分売が発表されました。
- 18年6月25日、 分売価格が決定されました。
[ハイパー]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ハイパー(3054) |
---|---|
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 卸売業 |
事 業 内 容 | 法人向けコンピュータの販売事業が主力。その他、アスクル代理店事業も手がける。 |
分売データ
発表日 | 2018年6月8日 |
---|---|
分売株数 | 100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.41 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 6月26日~6月29日 |
実施日 | 6月26日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しており、その形式要件の充足を図るとともに、株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,413 円 |
---|---|
実施前日終値 | 1,355 円 |
発表日からの騰落率 | –4.10 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.45 % |
分売価格 | 1,321 円 |
割引率 | –2.51 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
---|---|
空売り/分売数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 43,300 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 5.36 倍 |
分売数/月平均出来高 | 2.31 倍 |
買い板 | 2万1千株 程度 |
売り板 | 2万5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年12月期会社予想(数値は前期比) 売上高:9.6%増 営業利益:10.8%増 経常利益:9.8%増 純利益:10.8%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が24%、利益が49~50%程度。 ※例年、1Qで通期利益の半分程度を稼ぐ構造のようです。 |
---|---|
自己資本比率 | 34.5 % (経営レバレッジ:2.90 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.23 倍 |
会社予想PER(今期) | 24.93 倍 |
実績PBR | 2.21 倍 |
ROE | 8.9 % |
予想配当 | 18 円 |
配当利回り | 1.36 % |
配当性向 | 34.0 % |
同業他社との比較 | PER:やや割高か(6/8) → 平均並み(6/25) PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:1,000円相当のクオカード(12月権利)
- コメント
○銘柄・分売について:2006年9月にJASDAQへ上場しています。
「東証1部への市場変更を目指す」となっていますが、時価総額が60億程度のため直接1部への上場はできません。まずは東証2部へ市場変更を経てから・・・となりそうです。
株主数については今回の分売で要件をクリアできるものと思われます。○業績・指標:16年度までは減益基調でしたが、前期からは業績が回復。今期は10%近く増収増益の見通し。2020年にはWindows7のサポート期限が切れることから法人向けパソコンの買い替え需要が高まっており、19年度までは堅調な業績を期待できそうです。(逆に言うと、20年度以降は反動が来る可能性がありますが・・・)
指標面では同業他社と比べてPERがやや割高、PBRは割安な水準です。○見通し:分売数は10万株と少なめ。月の平均出来高も4.3万株程度有り、消化には問題無さそうです。当日の地合いや気配次第では一定の利益も期待できそうでしょうか。
株価は1月に高値2,313円を付けた後に調整し、直近では1,250~1,500円の間で動いているようです。レンジの下限である1,250円辺りまで調整してくれると、その後の反発を期待できそうです。なお、1月に急騰したのは新型セキュリティソフトの提供を開始した事によるものでした。そのため、コンピュータウイルスなどが社会問題化した時は材料株として物色される可能性もありそうですね。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は4.1%下落。今日は前日比1.45%下落。分売価格は26週線より下に位置。
○信用状況:前日の出来高が2.3万株となっており、空売りが入っているかは微妙な感じです。明日朝の気配を確認する必要がありそうです。○見通し:分売数が少ないので、寄り付きで割れる可能性は低いと見ています。ただ、先週末から地合いが悪化しており、新興市場にも影響が出ています。今日夜の海外市場が不調な場合、ザラ場では注意が必要かもしれません。
株価は多少調整しており、26週線を下回っています。おおむね26週線が支持線となっているため、チャート的にはそろそろ反発が期待できそうな状態ではあります。ただ、地合い悪化でズルッと下げてしまうと下値が読みづらくなりそうですが。
実施結果
始 値 | 1,291 円 ( – 30 円 ) |
---|---|
高 値 | 1,323 円 ( + 2 円 ) |
安 値 | 1,290 円 ( – 31 円 ) |
終 値 | 1,320 円 ( – 1 円 ) |
寄付出来高 | 16,200 株 |
寄付出来高/分売数 | 16.20 % |
1日の出来高 | 56,800 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比64円安で取引開始。すぐに1,321円まで戻し、その後は1,300~1,323円での値動きに。13時以降は1,320円付近で膠着した状態となりました。結局1,320円で引けています。
○HYPER空売りの設定がなかったようで、朝8時の段階では2千株ぐらいしか成り買いがない状態に・・・この時点でまずい感じでしたが、朝の地合いが悪かったことも影響し、寄り付きで大きな分売割れとなってしまいました。完全に展開を見誤ってしまいましたね。ただ、ザラ場では買い戻されて引けでは分売価格付近まで戻しています。
今週は荒れ相場となっているのと明日が権利落ちになることから、分売価格を超えるまで時間が掛かる可能性もありそうです。