立会外分売[価格決定]:第一交通産業(9035)

  • 20年3月4日、第一交通産業(9035)の立会外分売が発表されました。
  • 20年3月11日、 分売価格の決定

[第一交通産業]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 第一交通産業(9035) 
上場先 福証 
信用貸借区分 貸借 
業種 陸運業 
事 業 内 容 国内最大手のタクシー会社。買収などで規模を拡大し、全国に展開。その他、不動産事業なども手がける。

分売データ

発表日 2020年3月4日 
分売株数 220,000 株 
吸収金額(発表日時点) 1.57 億程度 
申込数量 上限 2,000 株 
実施予定日 3月12日~3月16日 
実施日 3月12日 
分売実施の目的 一定数量の売却意向があり、会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 712 円 
実施前日終値 595 円 
発表日からの騰落率 –16.43 % 
実施2日前
からの騰落率
–3.41 % 
分売価格 577 円 
割引率 –3.03 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 8,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 0.15 倍 
分売数/月平均出来高 25.00 倍 
買い板 2万1千株 程度 
売り板 7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:0.3%増 営業利益:3.5%増 
経常利益:0.9%増 純利益:0.2%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が69%、利益が68~70%程度。
自己資本比率 24.4 % 
会社予想PSR(今期) 0.21 倍 
会社予想PER(今期) 4.68 倍 
実績PBR 0.43 倍 
ROE 9.2 % 
予想配当 25 円 
配当利回り 4.33 % 
配当性向 20.3 % 
同業他社との比較 PER:やや割安か PBR:やや割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:優待クーポン券
    (3月、9月権利:額面は保有株数で異なる。100株保有だと1,000円相当。)
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・第一交通産業は業界最大手のタクシー会社です。タクシー業界で大手というと日本交通や大和自動車交通が思い浮かぶのですが、福岡の企業が国内最大手というのも意外なイメージがあります。
    今のところ福証の単独上場ですが、その気があればいつでも東証1部には行けそうです。今後の動向に注目したいと思います。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は横ばい傾向。今期も前期並みの業績となる見通し。ただ、タクシー運転手が新型コロナウイルスに感染したり、自粛ムードで乗客が減少するなど、タクシー業界へ大きな影響が出ているようです。3Q時点では影響を折り込んでおらず、業績の下ぶれリスクに注意が必要そうです。

    ・指標:PER5倍台、PBR0.5倍ですが、同業他社と比べればやや割高なようです。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は22万株、発行株ベースで0.56%程度。月の平均出来高は8千株程度ですが、日によっては数万株程度となる日もあります。配当利回りは3.5%と高く、平時であれば高配当バリュー株として評価出来たのですが・・・コロナウイルスの影響で業績見通しが不透明となっており、短期的には株価上昇が期待しづらい状態です。状況が好転すれば別ですが、現状では分が悪いと見ています。

    ・株価動向:昨年10月までは700円台で推移。そこから急ピッチで上昇し、1月に917円の高値を記録。ただ、新型コロナウイルスの影響が現れ出すと株価は急落してしまい、現在は700円台前半まで戻っています。
    業績への影響がハッキリするか、コロナウイルスの流行が終息に向かわないと、株価の反転を期待するのは難しそうです。700円を割り込むようだと、18年12月に付けた600円台前半が下値として意識されそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は16.43%下落。今日は前日比3.41%下落。分売価格は25日線(781円)より26%下に乖離し、2016年以来の安値圏に位置。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は4.74万株。出来高は思ったほど増えてないものの、空売りは3~4割程度積み上がっている模様。

    ○見通し:【朝の市況次第、海外市場が大荒れなら見送り】
    ・株価は発表後に大きく調整が進み、分売価格は500円台後半となりました。空売りも結構積み上がっており、海外市場が無風なら寄り付きに関しては何とかなると見ています。ただ、現時点で先物は下がっており、あまり良い状況ではありません。ダウがまた暴落するようなら見送りとなりそうです。

    ・500円台まで下げるのは2016年以来となっており、チャートだけ見れば買いを入れてもいい水準です。・・・が、タクシー業界はコロナウイルスの影響を大きく受けると思うので、長期で上昇を期待できるかは微妙なところ。参加するにしても短期主体となりそうでしょうか。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/分売数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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