PO[価格決定]:北越コーポレーション(3865)

  • 20年2月21日、 北越コーポレーション(3865)の売出(PO)が発表されました。
  • 20年2月26日、 売出数の変更
  • 20年3月3日、 売出価格の決定

[北越コーポレーション]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 北越コーポレーション(3865)  
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種  パルプ・紙 
事 業 内 容 業界5位の製紙会社。主力製品は印刷・情報用紙、白板紙など。

POデータ

発 表 日 2020年2月21日 
公募・売出株数 売出:26,495,500 株 → 9,398,600 株[※] 
(OA:3,974,300 株 → 1,409,700 株[※])
※2/26の自社株買いにより、売出数が変更となりました。 
吸収金額(発表日時点) 149.91 億 程度 
価 格 決 定 日 3月3日~3月6日 → 3月3日 
受 渡 日 3月10日~3月13日 → 3月10日 
PO実施の目的 三菱商事との業務提携解消に伴い、同社が保有する株式を売却する意向となったため。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 492 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 406 円 
公 募 価 格 393 円 
割 引 率 –3.20 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 310,000 株 
信用残/月平均出来高 0.84 倍 
公募数/月平均出来高 85.33 倍 
買い板 14万1千株 程度 
売り板 16万8千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→1日売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:2.8%減 営業利益:8.6%増 
経常利益:15.2%増 純利益:12.6%減
3Q決算時点での進捗度は売上高が75%、利益が33~85%程度。
自 己 資 本 比 率 51.9 % 
予想PSR(会社予想) 0.31 倍 
予想PER(会社予想) 9.29 倍 
実 績 P B R 0.39 倍 
R O E 4.2 % 
予 想 配 当 12 円 
配 当 利 回 り 3.05 % 
配 当 性 向 28.4 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:かなり割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・北越コーポレーションは業界5位の製紙会社です。発祥地である新潟県と、旧紀州製紙の近畿地方に主要工場があります。
    2006年に三菱商事と業務提携契約を結び、同社が筆頭株主となっていましたが、昨年7月に業務提携を解消しています。今回の売出は提携解消に伴い、保有株を処分する形となるようです。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績はおおむね横ばいの傾向。3Q決算と同時に海外子会社の減損計上を発表し、今期は売上高が減収、営業・経常利益は増益、純利益は減益となる見通しです。

    ・指標:同業他社と比較してPERは平均並み、PBRは割安となっています。

    ○見通し
    ・需給動向:発表時点のPO総数は2,649.55万株、発行株ベースで14.6%程度です。ただ自社株買いで売出数の55%程度を取得するようなので、実際の売出数は1千万株程度でしょうか?後日発表される開示を待ちたいと思います。
    PO期間中に自社株買いを伴うケースはかんぽ生命のケースがありますが、売り禁となったこともあってかなり上昇していました。今回は自社株買いした株式を償却する流れになっており、EPSが上昇する形になります。PTSでは需給悪化の懸念よりEPS上昇が評価されているようで、株価が大きく上昇中・・・とりあえず様子を見たいと思いますが、値決めまでに吊り上がるようだと分が悪くなりそうです。

    ・株価動向:昨年5月以降は488~600円のレンジで動いており、中長期のトレンドも横ばいになっています。現在は490円付近に位置。
    直近2年間のチャートを見ると、おおむね500円を割った所が底値となっています。25日線が520円、中長期の平均線が550円を通過しており、値決めまでに550円を超えてしまうようだとしんどいかもしれません。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は17.48%下落。売出価格は25日線より21%下に乖離し、2014年10月以来の安値圏に位置。
    ○信用状況:先週末の時点で、空売りは売り残ベースで4割程度入っているようです。

    ○見通し:発表後に株価は大きく調整し、売出価格は400円を切ってきました。5年半ぶりの安値圏に位置し、25日線からも20%乖離していて値頃感はあります。ただ500円が節目と見られていた所を400円まで下げてしまっており、底値が読みづらい状態です。受渡日まで無風なら公募割れの可能性は低いと思いますが、何かあった場合は急落する可能性があり、参加する場合でもリスクを許容できる範囲にしておいた方が良さそうでしょうか。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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