PO[価格決定]:カワニシホールディングス(2689)

  • 20年2月21日、 カワニシホールディングス(2689)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年3月3日、 公募価格の決定

[カワニシホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド カワニシホールディングス(2689)  
上 場 先 東証2部(3/13より東証1部へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 卸売業 
事 業 内 容 医療機器、医療材料の卸売業者3社からなる持ち株会社。介護用品関連の事業も手がける。

POデータ

発 表 日 2020年2月21日 
公募・売出株数 公募(自己株処分):402,200 株 
売出:250,000 株 
(OA:97,800 株) 
吸収金額(発表日時点) 8.77 億 程度 
価 格 決 定 日 3月3日~3月6日 → 3月3日 
受 渡 日 3月13日 
PO実施の目的 ・社内の業務効率化を目的とした物流統合システムへの設備投資資金
・連結子会社である日光医科器械における奈良営業所の移転にかかる設備投資資金
・残額については、短期借入金の返済資金
引受会社(主幹事) 大和証券(362,000株) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(40,200株) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,345 円 
仮 条 件 – 4.5 % ~ – 6.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,113 円 
公 募 価 格 1,062 円 
割 引 率 –4.58 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 8,000 株 
信用残/月平均出来高 3.20 倍 
公募数/月平均出来高 81.53 倍 
買い板 1万7千株 程度 
売り板 9千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→短期売建有り 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:2.9%増 営業利益:30.8%減 
経常利益:30.4%減 純利益:60.8%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が36~55%程度。
自 己 資 本 比 率 17.0 % 
予想PSR(会社予想) 0.06 倍 
予想PER(会社予想) 21.82 倍 
実 績 P B R 0.99 倍 
R O E 4.6 % 
予 想 配 当 40 円 
配 当 利 回 り 3.77 % 
配 当 性 向 75.6 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

スポンサーリンク

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:クオカード(6月権利、額面は保有株数に応じる。100株保有だと1,000円)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・17年2月に分売を行っています。それ以降で市場変更の動きは特になかったのですが、市場再編の動きに合わせたのか今年になって1部昇格となりました。今回は昇格と合わせて自己株処分と売出が行われる形になります。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は横ばいでしたが、今期は大幅減益の見通し。海外製検査装置の国内導入が遅れることに伴い、1月に通期の下方修正を発表しています。

    ・指標:同業他社に比べてPERは割高となっています。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は75万株、発行株ベースで10.4%。希薄化比率は8.7%程度となっています。月の平均出来高は8千株程度と、流動性に欠ける状態。貸借銘柄ということで空売りのカバーに期待したいところなのですが・・・この銘柄は6~7万株程度の株不足で高額逆日歩となることが多く、空売りが殺到すると早期に売り禁となって分が悪くなる可能性も。値決めまで様子見となりそうです。

    ・株価動向:年間でみると結構上下していますが、おおむね1,200~1,500円のレンジないで動いているようです。直近は1月の下方修正で調整が入り、現在は1,300円台前半に位置。
    ここ半年の安値は1,221円となっており、希薄化を考慮した株価も1,228円となっています。公募価格が1,200円台前半で決まれば多少値頃感も出そうでしょうか?

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は17.25%下落。売出価格は25日線より19%下に乖離。
    ○信用状況:先週末の時点で、空売りは売り残ベースで25%程度入っている模様。

    ○見通し:発表後に株価は大きく調整し、売出価格は1,000円台後半となりました。ここ2年で1,100円を割り込んだのは2018年末の1回しかありません。売り出し価格のPBRも1倍前後となっており、1,000円台後半は値頃感のある水準だと思います。
    一方、コロナウイルスの影響による乱高下は続いており、今日も前日比で11%下落しました。何かネガティブな材料が出ると急落する可能性は否定できず、参加する場合でも打診程度に止めた方が無難そうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
スポンサーリンク
関連記事(一部広告あり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする