- 20年2月10日、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 20年2月19日、 公募価格の決定
[ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) |
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スポンサー | ケネディクス |
投資先 | 主に居住用施設、ヘルスケア施設及び宿泊施設へ投資。保有物件の50%以上が首都圏エリアの物件となるよう、投資目標を掲げる。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2020年2月10日 |
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公募・売出株数 | 公募:43,800 口 (OA:2,190 口) |
吸収金額(発表日時点) | 95.80 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 2月19日~2月25日 → 2月19日 |
受 渡 日 | 2月27日~3月3日 → 2月27日 |
PO実施の目的 | 取得を予定している特定資産の購入資金の一部に充当。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(24,528口) みずほ証券(7,446口) 野村證券(7,008口) |
引受会社(幹事) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(2,847口) 大和証券(1,314口) 東海東京証券(657口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 208,300 円 |
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仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 213,400 円 |
公 募 価 格 | 208,065 円 |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 2,400 株 |
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信用残/月平均出来高 | 0.23 株 |
公募数/月平均出来高 | 19.10 倍 |
買い板 | 600 株程度 |
売り板 | 520 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建あり SBI証券→15日売建あり |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 177,139 円 |
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N A V 倍 率 | 1.17 倍 |
N O I 利 回 り | 5.38 % |
L T V | 49.43 % |
決 算 月 | 7月、1月 |
格 付 け | A+ (JCR) |
予 想 分 配 金(年 間) | 8,131 円 |
分 配 金 利 回 り | 3.91 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:中位 NOI利回り:中位 LTV:下位 分配金利回り:中位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:関連ヘルスケア施設の優待券(1月、7月権利)
- コメント
○銘柄:昨年2月以来、1年ぶりのPOとなります。賃貸住宅5軒、ホテル2軒の取得費用116億のうち、90億程度を今回の増資で賄う計画となっています。○指標:指標面はLTVを除いて中位に位置。分配金利回りは4%前後と平均並みの一方、格付けはシングルAに留まっており、微妙な位置づけという感じ。
分配金については、過去の物件売却益などを取り崩すことで1期当たり4,000円程度を維持する見通しです。○見通し
需給動向:PO総数は43,800口、希薄化比率は5.1%程度。直近2回のPOはいずれも好成績でした。米国10年債金利は低下傾向、国債先物・REIT指数は上昇傾向と、地合いはよい感じです。このままの地合いが続けば、今回も一定の利益は期待できそうでしょうか?株価動向:昨年4月に17万円付近まで下落した後は上昇基調となり、10月に22.6万円の年初来高値を記録。その後は地合い悪化で20万円付近まで調整しますが、現在はやや持ち直して20万円台後半に位置しています。
ここ1年は200日線が支持線となっており、現在は20万円付近を通過中。この水準だと利回りが4%を超えるため、直近でも20万円前後が節目として意識されているようです。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.4%上昇。公募価格は25日線より2%下、13週線・26週線よりやや下に位置。
○信用状況:空売りはほとんど入っていないようです。○見通し
・発表後に株価は多少上昇し、公募価格は20万円台後半となりました。・・・200日線からは離れていますが、2月以降は13週線で下げ渋る傾向も見せており、公募割れのリスクは低いと見ています。
直近は21.5万円が抵抗線となっており、このラインを超えられるかどうかが上昇の鍵になりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 203,000 円 ( – 5,065 円 ) |
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高 値 | 204,400 円 ( – 3,665 円 ) |
安 値 | 197,700 円 ( – 10,365 円 ) |
終 値 | 198,500 円 ( – 9,565 円 ) |
寄付出来高 | 3,190 株 |
寄付出来高/公募数 | 6.94 % |
1日の出来高 | 12,965 株 |
- コメント
○値決めの翌日に上昇したものの、その後は3営業日連続陰線となり、公募割れの状態に・・・今日のリート市況悪化で、さらに追い打ちを掛ける状態となりました。
結果的には大幅な公募割れとなり、読みを外す形になってしまいました。値決め以降のREIT指数は高値から5%程下げていますが、ケネディクスレジRの方は高値から8.6%下げており、かなり下げがきつかったことが伺えます。期間中は空売りがほとんど入っておらず、受渡日のカバー効果がなかったのも一因のようです。○これまでは金利低下を背景にホテル系以外のリートへ資金が向かっていましたが、株式市場中心だったリスクオフムードが他のリートにも及んできています。新型ウイルスに伴う各種イベントの自粛や企業のテレワーク移行など、リートがどの程度影響を受けるのか分析する必要があるのかもしれません。