PO[価格決定]:大和ハウスリート投資法人(8984)

  • 20年2月7日、大和ハウスリート投資法人(8984)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年2月19日、 公募価格の決定

[大和ハウスリート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 大和ハウスリート投資法人(8984)  
スポンサー 大和ハウス工業 
投資先 三大都市圏の物流施設、居住施設、商業施設及びホテル等へ8割近くを投資。残りの2割はオフィス、ヘルスケア施設等へ投資。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2020年2月7日 
公募・売出株数 国内公募:82,600 口 
海外公募:38,400 口 
(OA:9,000 口) 
吸収金額(発表日時点) 国内公募:266.56億 程度 
国内公募:111.74億 程度 
価 格 決 定 日 2月19日~2月26日 → 2月19日 
受 渡 日 3月3日~3月4日 → 3月3日 
PO実施の目的 取得を予定している特定資産の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) 野村證券(21,565口) 
大和証券(21,260口) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(20,498口) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(7,010口) 
みずほ証券(5,867口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 291,000 円 
仮 条 件 – 2.0 % ~ – 4.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 295,500 円 
公 募 価 格 283,670 円(予想分配金6,040円を控除) 
割 引 率 –2.00 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 4,200 株 
信用残/月平均出来高 0.36 株 
公募数/月平均出来高 21.34 倍 
買い板 730 株程度 
売り板 620 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建あり 
SBI証券→15日売建有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 273,834 円 
N A V 倍 率 1.04 倍 
N O I 利 回 り 5.07 % 
L T V 41.78 % 
決 算 月 2月、8月 
格 付 け AA- (JCR) 、AA (R&I)
予 想 分 配 金(年 間) 10,900 円 
分 配 金 利 回 り 3.84 % 
他REITとの比較 NAV倍率:上位 
NOI利回り:中位 
LTV:上位 
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:ダイワロイヤルホテルの宿泊優待券1枚(2月、8月権利)
  • コメント
    ○銘柄
    昨年3月以来、およそ1年ぶりの増資となります。
    近年は年1回のペースでコンスタントに増資を行っており、今年もこの時期に増資が行われる形となります。

    ○指標
    LTVとNAV倍率は上位、他の指標は中位に位置。他の主要リートに比べて株価の戻りが鈍く、相対的に割安感も?大手スポンサー系で格付けはAA取得済み、資産規模もトップクラス。
    なお、来期以降の分配金は減額予想となっています。これまで順調に分配金が増えていましたが、直近2期は物件の売却益により分配金がかさ上げされていた模様。来期以降は売却益の剥落を利益超過分配金でカバーする形となっており、実質的な利回りが低くなる点には注意が必要そうです。株価の戻りが鈍いのはこの辺が影響しているでしょうか?

    ○見通し
    需給動向:希薄化比率は海外分を含めて6.4%、国内のPO総数は8.26万口で発行株の4.4%程度。規模は前回より小さめです。貸借銘柄ですが、前回は受渡日で公募割れしてしまい、冴えない成績でした。近年は貸借銘柄で好成績を残すケースが多い中で、珍しく買いが入りづらい銘柄でもあります。地合いが普通なら大丈夫だと思いますが、地合いが悪いようだと分が悪くなるかもしれません。

    株価動向:前回のPO後に24.13万まで下落するも、その後は上昇基調に。昨年10月に32.05万円の年初来高値を記録。その後は市況悪化で調整が入り、28万円を割る水準まで下落。現在はやや戻して29万円台前半に位置しています。
    直近の安値は上記の通り27万円台後半です。200日線も28万円付近を通過しており、公募価格が27万円台なら値頃感も出そうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は1.55%上昇。公募価格は25日線より1%下に位置。
    ○信用状況:空売りはあまり入っていないようです。

    ○見通し
    ・発表後も堅調な値動きが続き、公募価格は28万円台前半となりました。できれば28万円付近まで下げて欲しかった所ですが、25日線は一応下回っており、直近の地合いもよいことからそれほど心配する必要は無さそうでしょうか。前回は権利落ちと市況の不調が合わさって公募割れしましたが、今回はそこまで酷くはならないと見ています。

    ・新型コロナウイルスの影響で株式市場は不安定ですが、リート市場はホテル系を除いて堅調さを保っています。なお、ハウスリートはホテルを投資対象としていますが、ホテルの投資比率はポートフォリオの2%程度なので影響無さそうです。

実施結果

始 値 280,000 円 ( – 3,670 円 )
高 値 286,000 円 ( + 2,330 円 )
安 値 276,200 円 ( – 7,470 円 )
終 値 276,200 円 ( – 7,470 円 )
寄付出来高 13,296 株
寄付出来高/公募数 14.52 %
1日の出来高 52,668 株
  • コメント
    ○権利落ち翌日までは順調だったのですが、2/28以降は市況の悪化で何でもかんでも売られる状態に陥りました。リートも例外でなく、マザーズの新興株並みに叩き売られる状態に・・・こうなるとPOのディスカウント程度では如何ともしがたく、あっさり公募割れしてしまいました。
    公募価格から一時2万円近く下げる場面もありましたが、その後は急速に買い戻されており、結局受け渡しの寄り付きでは1.3%程度の損失となりました。ただ、ザラ場では公募価格を回復した後に安値引けとなっており、現在も乱高下は続いています。市況が安定するまで、当面は不安定な値動きが続きそうです。
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