PO[価格決定]:ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)

  • 19年2月4日、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年2月13日、 公募価格が決定されました。

[ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) 
スポンサー ケネディクス 
投資先 主に居住用施設、ヘルスケア施設及び宿泊施設へ投資。保有物件の50%以上が首都圏エリアの物件となるよう、投資目標を掲げる。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年2月4日 
公募・売出株数 公募:36,500 口 
(OA:1,825 口) 
吸収金額(発表日時点) 69.44 億 程度 
価 格 決 定 日 2月13日~2月18日 
受 渡 日 2月21日~2月26日 
PO実施の目的 取得を予定している特定資産(ヘルスケア施設3物件)の購入資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(20,441口) 
みずほ証券(6,205口) 
野村證券(5,840口) 
引受会社(幹事) 大和証券(1,825口) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1,642口) 
東海東京証券(547口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 181,500 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 180,000 円 
公 募 価 格 175,500 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 2.53 %(2/13) → 14.97 %(2/20) 
月平均出来高(発表時) 3,600 株 
信用残/月平均出来高 0.04 倍 
公募数/月平均出来高 10.49 倍 
買い板 880 株程度 
売り板 1,180 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建あり 
SBI証券→15日売建あり 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 151,720 円 
N A V 倍 率 1.15 倍 
N O I 利 回 り 5.46 % 
L T V 49.67 % 
決 算 月 7月、1月 
格 付 け A+ (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 7,843 円 
分 配 金 利 回 り 4.47 % 
他REITとの比較 NAV倍率:下位 
NOI利回り:上位 
LTV:下位
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:関連ヘルスケア施設の無料サービス体験、利用料割引など(1月、7月権利)
  • コメント
    ○銘柄:昨年3月にケネディクス・レジデンシャル投資法人とジャパン・シニアリビング投資法人が合併し、現在のケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人になっています。
    前回は昨年8月に増資を行っており、およそ半年ぶりのPOとなります。その前の増資は3年半前だったのですが、今回はペースが早いですね。

    ○指標:指標面はあまりパッとしない感じ。NOI利回りは比較的高い方ですが、利回りは4.3%程度と平均並み。その一方で格付けはシングルAに留まっており、微妙な位置づけのリートという感じです。
    LTVは前回よりやや改善して50%を切るも、以前として高い水準。直近で株価が急騰しており、NAV倍率が1.19まで上昇しています。そのため、今回は早いペースでの増資に踏み切った感じでしょうか。

    ○見通し
    需給動向:希薄化比率は4.33%となっており、規模は小さめ。前回は金利上昇を物ともせずに上昇し、好成績となりました。今回は逆に金利低下の局面となっており、リートには追い風となっています。貸借銘柄ということもあり、今のところは参加方針で問題無さそう。ただ直近でかなり上昇しており、利益確定ムードに変わった時は注意が必要かもしれません。

    株価動向:直近の急騰もあり、株価はここ2年での高値圏に位置。25日線と比較してケネディレジは5%、REIT指数は3%上に乖離している状態です。過去2年だと最大で7%乖離した時がありますが、だいたい5%乖離すると一旦調整に入ることが多いよう。値決めまでに一旦調整してくれると安心できるのですが・・・どうなるでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は0.6%上昇。公募価格は25日線よりやや下に位置。
    ○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。

    ○見通し:期間中はREIT指数が伸び悩んだこともあり、株価は横ばいといった感じでした。公募価格は25日線近くに位置しており、一応乖離を埋めた形に。派手な公募割れとなる可能性は低いと見ていますが、REIT市況に一服感が見られるのが気がかり。地合いが好調にならないと、1月POのような好成績は期待しづらいかもしれません。

実施結果

始 値 182,700 円 ( + 7,200 円 )
高 値 183,300 円 ( + 7,800 円 )
安 値 179,800 円 ( + 4,300 円 )
終 値 180,600 円 ( + 7,800 円 )
寄付出来高 8,179 株
寄付出来高/公募数 21.34 %
1日の出来高 18,612 株
  • コメント
    ○前日比900円高で寄り付き、前場は18.2万前後で膠着する展開に。後場に入ると急落し、一時18万円を割れる水準まで下落。一旦買い戻されますが、大引けに掛けては再び下落する形となりました。結局18.06万で引けています。

    ○前日に18.59万円まで上昇し、株価はここ2年での高値圏に位置したこともあり、今日は売りに押される展開となりました。株価は25日線付近まで調整しましたが、一旦ピークを付けたのか、一時的な押し目なのかは判断しづらいですね。上昇トレンドは崩れてないので、後者であって欲しいところですが。

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