- 18年7月13日、 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年7月24日、 公募価格が決定されました。
[ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) |
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スポンサー | ケネディクス |
投資先 | 主に居住用施設、ヘルスケア施設及び宿泊施設へ投資。保有物件の50%以上が首都圏エリアの物件となるよう、投資目標を掲げる。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2018年7月13日 |
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公募・売出株数 | 公募:82,100 口 (OA:4,105 口) |
吸収金額(発表日時点) | 146.89 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 7月24日~7月26日 → 7月24日 |
受 渡 日 | 8月2日~8月3日 → 8月2日 |
PO実施の目的 | 新たな特定資産を取得することで、ポートフォリオの資産規模拡大と分散の進展による安定性強化を図るため。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(46,797口) みずほ証券(13,957口) 野村證券(13,957口) |
引受会社(幹事) | 大和証券(4,926口) 東海東京証券(1,642口) UBS証券(821口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 170,400 円 |
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仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 165,100 円 |
公 募 価 格 | 157,047 円(予想分配金4,026円を控除) |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | 2.60 %(価格決定日) → 11.01 %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 2,100 株 |
信用残/月平均出来高 | 0.25 倍 |
公募数/月平均出来高 | 39.84 倍 |
買い板 | 860 株程度 |
売り板 | 1,090 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→無期限売建有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 161,661 円 |
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N A V 倍 率 | 0.97 倍 |
N O I 利 回 り | 5.54 % |
L T V | 51 % |
決 算 月 | 1月、7月 |
格 付 け | A+ (JCR) |
予 想 分 配 金(年 間) | 7,605 円 |
分 配 金 利 回 り | 4.84 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:中位 NOI利回り:上位 LTV:下位 分配金利回り:中位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:ヘルスケア施設(老人ホームなど)の各種優待。(7月権利)
- コメント
○銘柄:今年の3月にケネディクス・レジデンシャル投資法人とジャパン・シニアリビング投資法人が合併し、現在のケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人になっています。
今回は15年1月以来およそ3年半ぶり、合併後は初めての公募増資となります。○指標:指標面はあまりパッとしない感じですね。NOI利回りは比較的高い方ですが、利回りが特段高いわけではありません。その一方で格付けはシングルAに留まっており、現状では中途半端な位置づけのリートという感じです。
またLTVが50%超となっており、全リートの中では最下位クラス。今後の規模拡大という点では懸念材料になりそうです。○見通し:希薄化比率は11%程度と、標準的な規模と言ったところ。貸借銘柄なので基本的には参加方針で問題ないと思うのですが、前回はPOが発表されてからだだ下がりとなり、受渡日では公募割れしている状態に・・・ただ、REIT指数も似たような値動きだったので地合いの影響が大きかったのではないかと思います。
懸念材料としては今の株価水準が3年ぶりの高値圏に位置しており、平均線からも乖離している点ですね。値決めまでに多少は調整して欲しいところです。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3.1%下落。公募価格は26週線付近に位置。
○信用状況:空売りはあまり入っていないようです。○見通し:株価は多少調整しました。ただ、この調整は今週に入ってからのもので、2日間だけで6千円近く下げています。森ヒルズリートの方でも触れていますが、日銀の政策変更の観測報道を受けて長期金利が急騰し、リートが幅広く売られている状態です。REIT指数も大きく下げていて地合いが不透明な状況に・・・金利が落ち着いてくれればいいのですが、短期的にはリートにとって厳しい展開を強いられる可能性もありそうです。
実施結果
始 値 | 163,500 円 ( + 6,453 円 ) |
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高 値 | 166,800 円 ( + 9,753 円 ) |
安 値 | 163,500 円 ( + 6,453 円 ) |
終 値 | 165,600 円 ( + 8,553 円 ) |
寄付出来高 | 20,707 株 |
寄付出来高/公募数 | 24.02 % |
1日の出来高 | 40,776 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比3千円安で始まりましたが、その後は急速に買い戻されて16.68万まで上昇。後場も16.6万付近をキープし、結局16.56万で引けています。
○森ヒルズリート同様、こちらも金利上昇を物ともせず好成績に。寄り付きでも4%超の利益となりました。今後はどうなるか微妙ですが、当面はそれほど影響がないのかもしれません。