- 17年5月26日、 M&Aキャピタルパートナーズ (6080)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年6月5日、公募価格が決定ました。
[M&Aキャピタルパートナーズ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 | M&Aキャピタルパートナーズ | 発表日 | 2017年5月26日 |
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銘柄コード | 6080 | 公募・売出株数 | 公募:700,000 株 (OA:105,000 株) |
上場先 | 東証1部 | 吸収金額 (発表日時点) |
45.16 億程度 |
信用貸借区分 | 貸借 | 価格決定日 | 6月5日 |
業種 | サービス業 | 受渡日 | 6月13日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 5,610 円 | 公募価格 | 5,260 円 |
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価格決定日終値 | 5,480 円 | 割引率 | -4.01 % |
信用データ
発表日貸株残 | 55,100 株 | 推定空売り数 | 67,300 株 |
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受渡日前日 貸株残 |
122,400 株 | 空売り/公募数 | 8.36 % |
各種指標など
会社予想PER | 37.40 倍 | 予想配当 | 0 円 |
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実績PBR | 12.63 倍 | 配当利回り | 0 % |
ROE | 33.8 % | 配当性向 | 0 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものとなります。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:野村證券、大和証券
- 事業内容:独立系のM&A仲介サービス会社。中堅・中小企業での事業承継の案件に強み。
- 業績:昨年10月にレコフを買収したため、今期から連結での決算データに。
4月末、17年9月期の純利益について30%上方修正した業績予想を出しています。 - 指標:数値上は割高に見えますが、同業他社と比較すると市場平均並み?
- 自己資本比率:49.8% (経営レバレッジ:2.00倍)
- 株主優待:3,000円分のクオカード(9月権利)
- 出来高:1ヶ月平均で26万株程度。
- 板:売り買いともに7万7千株程度。
- 半年間のチャート:高値圏に位置。5月16日に年初来高値を記録。75日移動平均線を大きく上回っています。
- 一般信用売り取扱:無し
- PO実施の目的:レコフとレコフデータの買収時に生じた借入金の返済資金に充当。残りは運転資金の一部に充当。
- コメント:希薄度は発行済み株数の5.6%と小規模なPOではあるのですが、目的が買収資金の返済というのは市場からの受けが良くなさそうです。
既存のホルダーさんがちょっと気の毒な感じもします。
M&A仲介系の会社は総じてPERが高く、この銘柄が突出して割高というわけではないのですが、それでもPER40倍では手を出しづらい印象があります。
今回のPOだと中長期というより、短期での値動きを求めていく感じになるでしょうか。
実施結果
始値 | 5,500 円 ( + 240 円 ) |
寄付出来高 | 116,400 株 |
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高値 | 5,510 円 ( + 250 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
14.46 % |
安値 | 5,350 円 ( + 90 円 ) |
1日の出来高 | 395,100 株 |
終値 | 5,400 円 ( + 140 円 ) |
- コメント:前日終値より20円高いところで寄り付きましたが、すぐに売り込まれる展開に。
10時頃に5,350円の安値を付けましたが、その後は買い戻しが入り、5,450円前後での値動きに。
後場に入ると膠着した展開となり、5,400円前後での値動きが引けまで続く形となりました。
結果的には、価格決定日の終値と今日の始値がほぼ同じ値になりました。
ディスカウント分がきっちり獲れる形になり、良いPOだったのではないかと思います。