- 17年5月26日、 平田機工 (6258)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年6月5日、公募価格が決定しました。
[平田機工]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 | 平田機工 | 発表日 | 2017年5月26日 |
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銘柄コード | 6258 | 公募・売出株数 | 自己株処分:1,000,000 株 売出:585,600 株 (OA:237,800 株) |
上場先 | JASDAQ スタンダード |
吸収金額 (発表日時点) |
204.59 億程度 |
信用貸借区分 | 貸借(売り禁) | 価格決定日 | 6月5日~6月7日 |
業種 | 機械 | 受渡日 | 6月15日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 11,220 円 | 公募価格 | 11,040 円 |
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価格決定日終値 | 11,500 円 | 割引率 | -4.00 % |
信用データ
発表日貸株残 | 122,000 株 | 推定空売り数 | 325,600 株 |
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受渡日前日 貸株残 |
447,600 株 | 空売り/公募数 | 17.86 % |
各種指標など
会社予想PER | 17.36 倍 | 予想配当 | 100 円 |
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実績PBR | 3.83 倍 | 配当利回り | 0.91 % |
ROE | 22.0 % | 配当性向 | 15.7 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものとなります。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:みずほ証券、SMBC日興証券、野村證券
- 事業内容:生産設備のエンジニアリング事業が主力。自動車、半導体、家電など取引先は多岐にわたる。
- 業績:17年3月期は16年3月期と比べて50%の増収、営業・経常利益が1.8倍の増益、純利益が2.5倍の大幅増益。今期は営業・経常利益が前期比10%増、純利益はほぼ横ばいの予想。
- 指標:同業他社と比較しておおむね市場平均並み。
- 自己資本比率:30.9% (経営レバレッジ:3.24)
- 株主優待:3,000円分のクオカード、熊本城「復興城主」の特典付与(3月権利)
- 出来高:1ヶ月平均で23万株程度。
- 板:売り買いともに6万3千株程度。
- 半年間のチャート:高値圏に位置。5月24日に上場来高値を記録。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- PO実施の目的:工場建屋建設等の設備投資資金および短期借入金の一部返済
※東証1部か2部への市場変更も同時発表されているため、1部指定の条件を充足する目的もあるようです。
- コメント:上記の通り、POと同時に市場変更も発表されています。
今回は公募による自己株処分が含まれるため、数字上では13%近い希薄化となるでしょうか。
市場変更が評価されるのか、需給悪化と希薄化が嫌気されるのかは微妙なところですが・・・
株価は1万円を超えて上場来の高値圏に位置していますが、指標的にはそれほど割高というわけではないようです。
ある程度売り込まれたとしても、順調な業績や市場変更を評価した買いが入ってくるのではと見ています。
ただ、信用取引情報で注意喚起が出ている点には注意が必要そうです。
- ※6/2追記:週明けの6/5より売り禁となってしまいました・・・
値決めが6/5からの予定だっただけに、値動きにも影響があるものと思われます。 - ※6/5追記:市場変更の兼ね合いもあったせいか、前営業日より4%近く騰げた状態での値決めとなりました。
売り禁&値がさ株という事もあって、受渡日はきつい下げとなる可能性があります。
信用銘柄での市場変更を伴うPOは値決め以降失速するケースが多いのですが、そうならないことを期待したいです・・・ - ※6/14追記:株価は価格決定日以降で400円程度上昇し、今日の終値が11,910円となりました。公募価格とは870円の差が付いていますし、空売りもある程度入っていました。
受渡日はまず大丈夫なのではないかと思います。明日の値動きに注目したいです。
実施結果
始値 | 11,820 円 ( + 780 円 ) |
寄付出来高 | 347,600 株 |
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高値 | 12,690 円 ( + 1,650 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
19.06 % |
安値 | 11,740 円 ( + 700 円 ) |
1日の出来高 | 1,257,500 株 |
終値 | 12,380 円 ( + 1,340 円 ) |
- コメント:昨日の終値より若干安く寄り付きましたが、すぐに買い戻しが入り、10時過ぎに12,690円の高値を付けました。
その後も売りを消化しながら高値を目指す展開が何回か有り、結局今日の高値より若干安い位置で大引けとなりました。
空売りがある程度入っていた事と実需の買いが伴って、寄り付きでも大きな下げとはなりませんでした。
バリュエーションが良好な事に加えて東証1部昇格ということもあり、TOPIX買いの先回りを意図した買いもあったようです。思った以上に買いが強い印象でした。