- 17年5月26日、不二ラテックス(5199)の立会外分売が発表されました。
- 17年5月31日、分売価格が決定しました。
[不二ラテックス]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | 不二ラテックス | 発表日 | 2017年5月26日 |
---|---|---|---|
銘柄コード | 5199 | 分売株数 | 212,000 株 |
上場先 | JASDAQ スタンダード |
吸収金額 (発表日時点) |
0.57 億程度 |
信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 2,000 株 |
業種 | ゴム製品 | 実施日 | 6月1日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 267 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
-0.76 % |
---|---|---|---|
実施前日終値 | 261 円 | 分売価格 | 254 円 |
発表日からの 騰落率 |
-2.25 % | 割引率 | -2.68 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
---|---|---|---|
実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | 6.86 倍 | 予想配当 | 5 円 |
---|---|---|---|
実績PBR | 1.13 倍 | 配当利回り | 1.97 % |
ROE | 16.4 % | 配当性向 | 13.5 % |
コメント
発表日時点
- 事業内容:緩衝器(アブソーバ)とコンドームの製造が主力。プローブカバーなどの医療器具やゴム風船の製造も手がける。
- 業績:17年3月期は前期比5%弱の増収も、営業・経常利益が10~15%程度、純利益が3%程度の減益。18年3月期は営業・経常利益で30%前後、純利益で20%前後の増益予想。
- 指標:同業他社と比較して割安。
- 自己資本比率:30.0% (財務レバレッジ:3.33)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で1万株程度。1,000株単位なので、出来高が10枚程度しかない状態です・・・
- 板:買いが4万5千株程度、売りが6万株程度。
- 半年間のチャート:高値圏よりやや下辺り、75日移動平均線よりやや上に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。
- 評価:可(利幅はいまいち読めず、割れる可能性は比較的低いか?)
- コメント:当初は5月24日に分売発表が行われましたが、翌日5月25日に中止・・・さらに翌日の5月26日に、分売数を1,000株だけ減らして再度分売発表が行われました。
分売数は21万株ですが、1,000株単位の銘柄なので配分は200枚程度になります。
板に比べて出来高がかなり少なく、流動性には難あり。
分売数は200枚ですが、出来高が平均10枚というのが不安要素でしょうか。
同様のケースを調べてみると最近では昭和化学工業の分売が該当しますが、この時は一定の利益が出ました。
この銘柄も指標的にはかなり割安なため、一定の買いが入る可能性もあります。
ただ1,000株単位だと損益の幅が大きくなるので、慎重に判断したいと思います。
実施前日時点
- 評価:良(一定の利益は出る見込みか)
- コメント:発表日以降、株価は2%近く下げましたが、今日はそれほど値動きがありませんでした。
今回は2.7%のディスカウントとなり、分売数も少なく、良い条件は揃った感じです。
相変わらず出来高は少ないですが、分売価格付近の板が結構厚い感じなので、寄り付きでもそれほどきつい下げにはならないと見ています。
ただ、212枚ではまず当たらないでしょうね・・・
実施結果
始値 | 268 円 ( + 14 円 ) |
寄付出来高 | 130,000 株 |
---|---|---|---|
高値 | 268 円 ( + 14 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
61.32 % |
安値 | 262 円 ( + 8 円 ) |
1日の出来高 | 217,000 株 |
終値 | 262 円 ( + 8 円 ) |
- コメント:朝の段階で買いがかなり入り、発表日の終値より高い値で寄り付きました。
ただ、その後は利益確定の売りに押される展開となりました。
売りが一巡した後は263~265円のレンジ相場となりましたが、引け間際に再度売り注文が増え、結局今日の安値で引ける形となりました。
今日だけで分売数を消化した形なので、明日以降である程度買い戻しが入る事を期待したいです。