- 17年5月24日、バンドー化学 (5195)の立会外分売が発表されました。
- 17年5月30日、分売価格が決定しました。
[バンドー化学]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | バンドー化学 | 発表日 | 2017年5月24日 |
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銘柄コード | 5195 | 分売株数 | 185,000 株 |
上場先 | 東証1部 | 吸収金額 (発表日時点) |
1.94 億程度 |
信用貸借区分 | 貸借 | 申込数量 | 上限 1,000 株 |
業種 | ゴム製品 | 実施予定日 | 5月31日~6月2日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,048 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
-1.07 % |
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実施前日終値 | 1,019 円 | 分売価格 | 999 円 |
発表日からの 騰落率 |
-2.80 % | 割引率 | -1.96 % |
信用データ
発表日貸株残 | 10,300 株 | 推定空売り数 | 68,600 株 |
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実施前日 貸株残 |
78,900 株 | 空売り/分売数 | 37.08 % |
各種指標など
会社予想PER | 9.35 倍 | 予想配当 | 30 円 |
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実績PBR | 0.78 倍 | 配当利回り | 2.86 % |
ROE | 8.4 % | 配当性向 | 28.1 % |
コメント
発表日時点
- 事業内容:動力用のベルトなどのゴム製品を製造。自動車エンジン用のVベルトなどに強み。
- 業績:17年3月期は若干の減収も、営業利益・経常利益はほぼ横ばい。純利益は約10%増。18年3月期は売上高・利益ともに前期と同様の水準を予想。
- 指標:同業他社と比較して割安。
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で3万株程度。
- 板:買いが1万3千株程度、売りが3万株程度
- 半年間のチャート:高値圏よりやや下辺りで、75日移動平均線の少し上に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
- 分売実施の目的:株式の流動性向上および株主数増加を図るため
- 評価:可(信用状況次第では一定の利益が出る可能性も)
- コメント:分売の目的が株主数増加となっていますが、株主は6,000名以上いるようなので、単に大株主の売出なのかもしれません。
貸借銘柄なので、売りが順調に増えればこの流動性でも分売をさばけると見ています。
指標的には割安ですが、業績に成長性が感じられない所で若干不安があります。その辺で買いが入ってくれるかどうかが気になるところです。
実施前日時点
- 評価:可(一定の利益が出る可能性はあるも、場中での動きに注意か)
- コメント:株価は発表日以降で3%下げた形となりましたが、今日は日銀のETF買いがあった事もあり、あまり下がりませんでした。
空売りが結構積み上がっている感じがあるので、寄りで分売価格を割れる可能性は低いと見ています。
ただ、最近の貸借銘柄での分売はザラ場中の値動きが弱い事が多いです。
今回は株数が20万株以下なので最近のケースと単純比較はできませんが、利益確定のタイミングには注意しておく必要がありそうです。
実施結果
始値 | 1,025 円 ( + 26 円 ) |
寄付出来高 | 81,500 株 |
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高値 | 1,028 円 ( + 29 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
44.05 % |
安値 | 1,011 円 ( + 12 円 ) |
1日の出来高 | 240,300 株 |
終値 | 1,018 円 ( + 19 円 ) |
- コメント:空売りが分売数の4割近く積み上がっていた事もあり、前日終値より高く寄り付きました。
ただ、その後は地合いが下げ基調になったこともありズルズルと値を下げる展開に。
14時以降は地合いの回復に伴って多少買い戻しが入り、そのまま引けました。
チャートを見る限りでは、個別で強い買いが入っているという感じには見えませんでした。
明日以降も1部市場の地合いに左右される可能性が高そうです。