- 17年5月22日、 eBASE (3835)の立会外分売が発表されました。
- 17年6月5日、分売価格が決定しました。
[eBASE]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | eBASE | 発表日 | 2017年5月22日 |
---|---|---|---|
銘柄コード | 3835 | 分売株数 | 200,000 株 |
上場先 | 東証2部 | 吸収金額 (発表日時点) |
3.72億程度 |
信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 200 株 |
業種 | 情報・通信 | 実施日 | 6月6日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,861 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
-0.91 % |
---|---|---|---|
実施前日終値 | 1,855 円 | 分売価格 | 1,809 円 |
発表日からの 騰落率 |
9.77 % | 割引率 | -2.48 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
---|---|---|---|
実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | 18.33 倍 | 予想配当 | 34.6 円 |
---|---|---|---|
実績PBR | 3.58 倍 | 配当利回り | 1.86 % |
ROE | 19.5 % | 配当性向 | 35.1 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものとなります。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:商品情報管理システム「eBASE」の開発・販売事業が主力。食品業界向けのソフトに強み。
- 業績:17年3月期は売上が横ばいも、20%前後の増益。18年3月期は前期とほぼ横ばいの業績予想。
- 指標:同業他社と比べてやや割高か。
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で8千株程度。決算前後は1万株以上の時も。
- 板:売りが1万5千株、買いが8千株程度。
- 半年間のチャート:高値圏に位置。5月12日に年初来高値を記録。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の流動性向上及び株主数増加を図るため
- 評価:見送り
- コメント:今年の3月にジャスダックから東証2部へ市場変更しています。
分売の目的に株主数増加とあることから、将来的に東証1部への変更を目指している可能性はありそうです。
ただ、1年ルールがあるので、今回の分売が直接1部昇格に繋がるわけではないようです。
(現状では流通株式比率なども不足しているよう)
板に比べて出来高がかなり少なく、流動性に難があります。
この状態で20万株を消化するのはちょっと厳しいように思いますし、指標や業績を見てもあまり魅力は感じられません。
現時点では見送りとしています。
実施前日時点
- 評価:微妙(明日朝の気配次第)
- コメント:発表日以降、株価は10%近く騰げる形となりました。ただ、6月1日に1,950円の年初来高値を記録しており、そこから100円近く下げています。
直近で騰がりすぎた感じがあり、チャートの形を見ても微妙です。ここから下げ基調となる可能性があるようにも見えます。
発表日以降の出来高は増えており流動性は良くなっていますが、浮動株より分売数の方が多い可能性があり、分売をさばけるのかは微妙なところです。
一応、朝の気配次第で様子見としていますが、買いが多くなければ無理はしないと思います。
実施結果
始値 | 1,820 円 ( + 11 円 ) |
寄付出来高 | 54,900 株 |
---|---|---|---|
高値 | 1,825 円 ( + 16 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
27.45 % |
安値 | 1,812 円 ( + 3 円 ) |
1日の出来高 | 125,800 株 |
終値 | 1,813 円 ( + 4 円 ) |
- コメント:昨日の終値より1%程度下げたところで寄り付き、1,825円まで買い戻されましたが、すぐに売りが入る展開に。
ただ、1,812円まで下げたところで踏み止まり、その後は1,812円~1,817円での狭いレンジでの値動きとなりました。
結局、9時過ぎから大引けまで終始膠着した状態が続き、1,813円で引けました。
利益があまり出る分売ではなかったのですが、同日実施のオープンドアと比べて思った以上に底堅い動きでした。
2部市場は1部よりマシな地合いだったので、その辺も影響していたのかもしれません。