PO[価格決定]:アサヒグループホールディングス(2502)

  • 20年8月25日、アサヒグループホールディングス(2502)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年9月7日、 公募価格の決定

[アサヒグループホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド アサヒグループホールディングス(2502)  
上 場 先 東証1部(日経225採用) 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 食料品 
事 業 内 容 酒類・飲料の大手メーカー。ビール類の国内シェアはトップ。海外にも積極的に進出。

POデータ

発 表 日 2020年8月25日 
公募・売出株数 国内公募:新株発行 6,825,500株 → 4,633,200 株 
自己株処分 10,120,000 株
海外公募:新株発行 14,050,200 株 →  14,050,200 株 
自己株処分 16,242,500 株 
(OA:2,541,800 株) 
吸収金額(発表日時点) 国内:712.46 億 程度 
価 格 決 定 日 9月7日~9月11日 → 9月7日
受 渡 日 9月15日~9月23日 → 9月15日
PO実施の目的 全額を2020年10月末までにCUB事業(豪州事業)の取得に伴い、金融機関から借り入れたブリッジローン1兆1,850億円の返済資金の一部に充当する予定。
引受会社(主幹事) 野村證券(7,376,400株)
大和証券(4,426,000株)
JPモルガン証券(147,600株)
引受会社(幹事) SMBC日興証券(1,475,400株)
みずほ証券(1,327,800株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 3,656 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 3,461 円 
公 募 価 格 3,357 円 
割 引 率 –3.00 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 1,091,000 株 
信用残/月平均出来高 0.16 倍 
公募数/月平均出来高 17.86 倍 
買い板 32万5千株 程度 
売り板 22万5千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→1日売建有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:3.9%減 営業利益:31.0%減
経常利益:38.4%減 純利益:43.7%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が43%、利益が36~37%程度。
自 己 資 本 比 率 27.7 % 
予想PSR(会社予想) 0.82 倍 
予想PER(会社予想) 19.95 倍 
実 績 P B R 1.35 倍 
R O E 6.8 % 
予 想 配 当 106 円 
配 当 利 回 り 3.16 % 
配 当 性 向 60.7 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:グループ会社商品(12月権利)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・アサヒグループHDは国内最大手のビールメーカーです。
    6月にアンハイザー・ブッシュの豪州事業について買収完了を発表しており、同時に買収資金の一部を増資によって賄うことを発表していました。
    増資の目的自体はネガティブですが、すでに発表済みで株価に織り込まれている可能性もあり、株価への反応は限定的かもしれません。

    ○業績・指標
    ・業績:前期は減益となっており、今期もコロナ禍の影響で大幅減益となる見通し。主要取引先である外食産業の休業などで需要が大きく落ち込んでおり、ビールメーカー各社ともに苦境となっているようです。

    ・指標:同業他社と比べて割安となっています。

    ○見通し
    ・需給動向:国内のPO総数は1,694.55万株、発行株ベースで4%程度。EPSの希薄化比率は10.6%程度です。月の平均出来高は109万株程度と、流動性の改善が必要かもしれません。ただ日経225銘柄なので、あまり心配する必要はなさそうですが。
    貸借銘柄ではありますが、すでに増資はわかっていたことなので、大幅に株価が下落する可能性は低いかもしれません。逆に吊り上がるようなことがあると、分が悪くなる可能性がありそうです。

    ・株価動向:3月に3,006円まで下落した後は徐々に値を戻し、6月に4,508円まで上昇。ただ、その後は増資による希薄化の懸念や月次が不調なことを受け、株価が下落基調に。現在は3,600円台に位置しています。
    日経平均やTOPIXに比べると戻りが鈍く、トレンドも下落基調に入りつつあります。外食向けのビール需要が戻らないと業績の回復も厳しそうで、当面は上値が重いのかもしれません。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は5.3%下落。公募価格は25日線より7%下に位置。
    ○信用状況:空売りは貸借残ベース2割弱入っているようです。

    ○見通し:発表後に株価は3,700円台まで上昇するも、先週末と今日で調整が入りました。公募価格は3,300円台半ばとなり、25日線からはそこそこ乖離しています。直近の安値も3,381円となっており、水準としてはまずまずかと思います。
    先週後半からバリュー株優位の相場に変わりつつあり、地合いがこのままなら派手に公募割れする可能性は低いとみています。ただ日経平均採用銘柄のため、地合いが急変したときは影響を大きく受ける可能性もあり、注意しておく必要がありそうです。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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