PO[価格決定]:オープンハウス(3288)

  • 20年7月10日、オープンハウス(3288)の公募増資(PO)が発表されました。
  • 20年7月20日、 公募価格の決定

[オープンハウス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド オープンハウス(3288)  
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 不動産業 
事 業 内 容 東京都心部で戸建住宅の販売を展開。狭小地を活かしたリーズナブルな住宅が強み。

POデータ

発 表 日 2020年7月10日 
公募・売出株数 国内公募(新株):2,564,100 株 → 1,814,200 株 
国内公募(自己株処分):2,000,000 株 
(OA:684,600 株)

※海外分(新株、自己株処分):9,747,600 株 → 10,497,500 株  

吸収金額(発表日時点) 191.32 億 程度 
価 格 決 定 日 7月20日~7月27日 → 7月20日 
受 渡 日 7月29日~8月1日 → 7月29日 
PO実施の目的 増加運転資金の一部と、三井住友銀行からの短期借入金の返済資金に充当する予定。
※増加運転資金は、戸建関連事業を中心とした成長事業における事業拡大に伴った売上並びに販売用不動産及び仕掛販売用不動産等の在庫が増加することで今後発生する増加運転資金。
短期借入金は、2020 年4月6日に株式譲渡契約及び資本業務提携契約を締結し、2020 年5月8日に株式取得及び持分法適用関連会社化が完了した、プレサンスコーポレーションの株式取得のために調達したもの。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(2,288,600株)
引受会社(幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(953,500株)
みずほ証券(572,100株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 3,645 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 3,200 円 
公 募 価 格 3,104 円 
割 引 率 –3.00 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 547,000 株 
信用残/月平均出来高 0.39 倍 
公募数/月平均出来高 9.59 倍 
買い板 9万株 程度 
売り板 9万2千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年9月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:5.5%増 営業利益:7.3%増 
経常利益:40.2%増 純利益:49.7%増 
2Q決算時点での進捗度は売上高が45%、利益が30~43%程度。
自 己 資 本 比 率 31.0 % 
予想PSR(会社予想) 0.64 倍 
予想PER(会社予想) 6.06 倍 
実 績 P B R 2.34 倍 
R O E 38.7 % 
予 想 配 当 80 円 
配 当 利 回 り 2.58 % 
配 当 性 向 15.0 % 
同業他社との比較 PER:やや割高か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・オープンハウスは都心部などを営業エリアとする住宅メーカーです。
    狭い土地に3階建の戸建住宅を作るという特色があり、「都心に安価で戸建て住宅を持ちたい」という需要をうまく吸収しています。営業手法や独特な朝礼など色々と話題になる企業ですが、不動産の住宅セクターでは時価総額トップとなっており、最も勢いのある銘柄かもしれません。
    4月にプレサンスコーポレーションの株式を取得しており、その時は借入で資金を賄っていた模様。今回の増資により、株式取得費用の返済資金を調達するようです。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期も増収増益の見通し。4月にコロナウイルスの影響を受けたものの、5月以降は契約件数が前年比4割以上の増加となっています。テレワークの拡大により、戸建て住宅へのニーズが増えているようです。

    ・指標:同業他社と比べて割高なようです。ただ、この成長性でPER7倍であればまだ買える水準でしょうか?

    ○見通し
    ・需給動向:国内PO総数は256.41万株、発行株ベースで4.5%程度。海外分含めた希薄化比率は13.6%程度。月の平均出来高は54万株程度と、流動性はそこそこあります。グローバルオファリングで海外募集分の方が多く、需給への懸念はさほど無さそうです。
    直近でかなり上昇していたので空売りのカバーと調整を期待したいところですが、ファンダが良いので一方的に下げる展開にはならないかも?

    ・株価動向:3月に1,731円まで下落した後は値を戻し、現在は3,600円台に位置。コロナショック前の水準を上回り、3月安値からは2倍近く上昇しています。
    希薄化を考慮した株価は3,151円ですが、そこまで下がるかどうかは微妙そうです。6月の急騰時、3,100~3,270円の間に窓が開いており、3,200円台半ばまで下がるようなら短期的な反発を期待できそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は12.21%下落。公募価格は25日線より12%下に乖離。
    ○信用状況:先週末の時点で、空売りは貸借残ベースで15%程度入っているようです。

    ○見通し:発表後に株価は調整し、公募価格は3,100円あたりとなりました。希薄化を考慮した株価より安く、思った以上に下がった印象です。25日線からも10%以上乖離しており、値頃感はあります。空売りも現時点でそこそこ入っており、市況が大崩れしない限り公募割れの可能性は低そうでしょうか。
    65日線が通過している3,000円を割れなければ反発のチャンスはあると見ますが、3,000円を割り込むようだと中長期の平均線がある2,800円台を覚悟する必要がありそうです。ただ、ファンダは絶好調ですし、コロナショックへの抵抗力もある銘柄です。短期的には市況の影響を受けることがあっても、月次の好調が確認できれば株価はすぐ戻りそうな気もします。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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