- 20年2月19日、 シライ電子工業 (6658)の立会外分売が発表されました。
- 20年2月26日、 分売価格の決定
[シライ電子工業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | シライ電子工業 (6658) |
---|---|
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 電気機器 |
事 業 内 容 | プリント配線板のメーカー。プリント配線板外観検査機事業も手掛ける。任天堂が大株主。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月19日 |
---|---|
分売株数 | 336,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.89 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 2月27日~3月3日 |
実施日 | 2月27日 |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売により株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることが適切と考えたため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 266 円 |
---|---|
実施前日終値 | 238 円 |
発表日からの騰落率 | –10.53 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–6.67 % |
分売価格 | 231 円 |
割引率 | –2.94 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 36,000 株 程度 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 3.61 倍 |
分売数/月平均出来高 | 9.31 倍 |
買い板 | 7万3千株 程度 |
売り板 | 9万5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:6.4%減 営業利益:赤字転落 経常利益:赤字転落 純利益:赤字拡大 3Q決算時点での進捗度は売上高が72%程度。 |
---|---|
自己資本比率 | 11.1 % |
会社予想PSR(今期) | 0.12 倍 |
会社予想PER(今期) | – 倍 |
実績PBR | 1.40 倍 |
ROE | – % |
予想配当 | 5 円 |
配当利回り | 1.88 % |
配当性向 | – % |
同業他社との比較 | PER:– PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・シライ電子はプリント配線板のメーカーです。任天堂の関連銘柄としても有名で、ゲーム機の販売動向で株価が動くことがあります。
その任天堂は33.6万株を保有しているのですが、今回の分売数と一致するのが気になりますね・・・分売後に有報などを確認する必要がありそうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は冴えない感じです。売上は微減傾向、利益も減益傾向となっており、今期は米中貿易摩擦の影響で減収・赤字転落の見通し。加えて、新型コロナウイルスの影響で中国工場の稼働が一時停止しており、その影響は折り込まれていません。状況によっては、更なる下方リスクもありそうです。・指標:同業他社と比べてPBRは割高のようです。
○見通し
・需給動向:分売数は33.6万株、発行株ベースで2.40%程度。月の平均出来高は3.6万株程度と、流動性の改善が必要そう。200円台の低位株なのでリスクは低い案件ですが、現状では業績改善の見通しが立てづらく、中長期で保有しても報われるかは微妙です。一方、額面が低すぎて短期では利益を得づらいですし、無理に参加する必要もなさそうでしょうか。・株価動向:18年以降、長期で下落トレンドが続いています。現在は260円台に位置。
この1年は260円台で下げ止まることが多いですが、市況悪化で下落が続くようだと、250円台まで下げる可能性もありそうでしょうか?
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は10.5%下落。今日は前日比6.67%下落。分売価格は25日線より17%下に乖離し、年初来安値(238円)を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は12.35万株。流動性は改善していますが、買い板が5万株まで減っているようです。。○見通し:【朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・発表後の株価は大きく調整し、今日は年初来安値を更新。分売価格はその年初来安値を下回る形となっています。
250円もあっさり下回ったことで、底値が読みづらい状態になりました。低リスク案件とはいえ、現状では上昇する材料に乏しく、無理に参加する必要性はなさそうです。
万が一朝の気配で買いが多ければ参加するかもしれないですが、夜間先物は下げており、地合いが好転する可能性は低そうでしょうか。
実施結果
始 値 | 228 円 ( – 3 円 ) |
---|---|
高 値 | 233 円 ( + 2 円 ) |
安 値 | 224 円 ( – 7 円 ) |
終 値 | 224 円 ( – 7 円 ) |
寄付出来高 | 125,200 株 |
寄付出来高/分売数 | 37.26 % |
1日の出来高 | 419,600 株 |
- コメント
○一時的に分売価格を上回る場面があったものの、大半の時間で分売価格を割れる展開となりました。加えて安値引けで終えており、このままズルズル下げるようだと底割れしてしまいそうですね。