- 20年2月14日、日本プライムリアルティ投資法人の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 20年2月26日、 公募価格の決定
[日本プライムリアルティ投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 日本プライムリアルティ投資法人 (8955) |
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スポンサー | 東京建物、大成建設、安田不動産、 明治安田生命、損保ジャパン日本興亜 |
投資先 | 東京エリアのオフィス・商業施設へ重点的に投資。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2020年2月14日 |
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公募・売出株数 | 公募:35,250 口 (OA:1,750 口) |
吸収金額(発表日時点) | 183.52 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 2月26日~3月2日 → 2月26日 |
受 渡 日 | 3月4日~3月9日 → 3月4日 |
PO実施の目的 | センシティビルディングの取得資金と、借入金の返済の一部に充当。 残額があれば手元資金とし、将来の特定資産の取得又は借入金の返済に充当。 |
引受会社(主幹事) | みずほ証券(16,921口) SMBC日興証券(9,870口) |
引受会社(幹事) | 野村證券(3,877口) 大和証券(3,525口) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1,057口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 496,000 円 |
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仮 条 件 | – 2.0 % ~ – 4.5 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 484,500 円 |
公 募 価 格 | 474,810 円 |
割 引 率 | –2.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 2,400 株 |
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信用残/月平均出来高 | 0.03 倍 |
公募数/月平均出来高 | 14.99 倍 |
買い板 | 140 株程度 |
売り板 | 140 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建あり SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 354,552 円 |
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N A V 倍 率 | 1.34 倍 |
N O I 利 回 り | 4.74 % |
L T V | 39.79 % |
決 算 月 | 6月、12月 |
格 付 け | AA- (R&I)、A (S&P) |
予 想 分 配 金(年 間) | 15,310 円 |
分 配 金 利 回 り | 3.22 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:下位 NOI利回り:下位 LTV:上位 分配金利回り:下位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄:17年1月以来、およそ3年2カ月ぶりの公募増資となります。
株価は安値圏にあった2年前と比べて1.5倍近く上昇しており、高値圏で増資を行う形となっています。○指標:指標面はLTVを除いて下位に位置。NAV倍率が1.4倍とかなり高く、分配金利回りも3%まで低下しています。格付けはAA取得済みで大手スポンサー系とはいえ、ここまで買われていると手を出しづらい印象ですが・・・
○見通し
需給動向:PO総数は35,250口、希薄化比率は4.0%程度。直近2回のPOはいずれも好成績でした。国債先物はやや下落傾向ですが、米国10年債金利は低下傾向、REIT指数は上昇傾向と、地合いはおおむね良い感じ。株式市場がリスクオフムードでもREIT市場には資金が入っているようです。東京地区のオフィスビル市況も空前の好調が続いており、Jプライムも堅調な値動きを期待できそうでしょうか。株価動向:18年2月から上昇基調が続き、昨年10月に52.8万円の年初来高値を記録。その後は一旦47.5万円まで調整しますが、現在は再び50万円付近まで戻しています。
直近は200日線で下げ止まっており、現在は47.4万円付近を通過中。利回り3.25%で逆算した株価も47.1万円となっており、公募価格が47万円台前半なら値頃感も出そうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2.32%下落。公募価格は25日線より3%下、52週線付近に位置。
○信用状況:空売りはほとんど入っていないようです。○見通し
・発表後に株価はやや調整し、公募価格は47.5万円付近となりました。公募価格は52週線の節目に近く、希薄化を考慮した株価(47.6万円)より安く、値頃感があると思います。
今のところ公募割れの可能性は低いと見ていますが・・・相場が大荒れという状況に加え、米国10年債金利が短期的に底打ちの傾向を見せています。そのせいか、今週に入ってからREIT指数が大きく下落しました。先週と比べて地合いが良い状況ではなく、微妙な成績になってしまう可能性もありそうです。
実施結果
始 値 | 459,000 円 ( – 15,810 円 ) |
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高 値 | 474,000 円 ( – 810 円 ) |
安 値 | 459,000 円 ( – 15,810 円 ) |
終 値 | 470,500 円 ( – 4,310 円 ) |
寄付出来高 | 5,047 株 |
寄付出来高/公募数 | 13.64 % |
1日の出来高 | 139,333 株 |
- コメント
○値決め翌日から叩き売られる展開となり、安定操作が発動。その後もリート市場が大荒れになった影響で急落し、為す術がない状態でした。ただ、受渡日は寄り付きこそ3.3%の損失だったものの、その後は順調に買い戻されて、高値では公募価格付近まで戻す場面もありました。地合いが落ち着けば、早期に公募価格を回復するのではないかと見ています。