- 20年2月17日、互応化学工業(4962)の立会外分売が発表されました。
- 20年2月21日、 分売価格の決定
[互応化学工業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 互応化学工業(4962) |
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上場先 | 東証2部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 特種化学工業製品の製造・販売が主力。主要商品は繊維産業向けの糊剤・油剤と、電子産業向けのレジストなど。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月17日 |
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分売株数 | 102,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.28 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 2月25日~2月28日 |
実施日 | 2月25日 |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売により株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることが適切と考えたため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,244 円 |
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実施前日終値 | 1,219 円 |
発表日からの騰落率 | –2.01 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+0.25 % |
分売価格 | 1,177 円 |
割引率 | –3.45 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 800 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 1.63 倍 |
分売数/月平均出来高 | 127.50 倍 |
買い板 | 1千株 程度 |
売り板 | 4千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:1.4%減 営業利益:4.7%増 経常利益:2.6%増 純利益:9.7%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が75%、利益が76~85%程度。 |
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自己資本比率 | 86.5 % |
会社予想PSR(今期) | 1.17 倍 |
会社予想PER(今期) | 31.00 倍 |
実績PBR | 0.53 倍 |
ROE | 1.7 % |
予想配当 | 35 円 |
配当利回り | 2.97 % |
配当性向 | 92.2 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:かなり割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・互応化学工業はレジストインクや合繊織物向け溶剤のメーカーです。
昨年9月の時点で株主数が630名ですが、申し込み上限が1,000株となっており、市場変更を意図した分売では無さそうです。○業績・指標
・業績:前期は大幅な減益でした。今期は増収増益を見込んでいたものの、3Q決算と同時に下方修正を発表。減収増益の見通しに変わっています。・指標:同業他社と比べてPERが割高、PBRは割安となっています。化学メーカーでPER30倍超は高すぎる気が・・・
○見通し
・需給動向:分売数は10.2万株、発行株ベースで1.46%程度。月の平均出来高は800株程度と、流動性に著しく欠ける状態。配当は比較的高いですが、化学セクターの銘柄にしてはPERが高く、バリュー株とは言いがたい状況です。ファンダもあまり良くなく、リスクを負ってまで申し込む必要性は低そうでしょうか。・株価動向:短期的には上下していますが、中長期のトレンドは緩やかな下落基調続いています。現在は1,200円台半ばに位置。
ここ1年は1,100円台後半で下げ止まることが多く、分売価格が1,200円を切るようならリスクも軽減されそうでしょうか?
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表後、株価は2%下落。分売価格は25日線より7%下に乖離し、昨年の安値(1,173)円に近い水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は300株・・・板もあまり改善しておらず、厳しい感じです。○見通し:【週明け朝の気配次第、よほど買いが多くなければ見送り】
・株価は少し調整があり、分売価格は1,100円台後半となりました。株価水準だけ見ると打診買いをしても良さそうなのですが・・・直近の分売は安値引けとなっていることが多く、微妙な銘柄を持ち越しても逆に火傷する感じです。ファンダが良ければ買い戻しも期待できそうですが、今の地合いで微妙な案件にリスクを取ることは避けた方が良さそう。一応朝の気配を見ますが、板が相当改善しない限り見送りになると思います。
実施結果
始 値 | 1,189 円 ( + 12 円 ) |
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高 値 | 1,190 円 ( + 13 円 ) |
安 値 | 1,159 円 ( – 18 円 ) |
終 値 | 1,159 円 ( – 18 円 ) |
寄付出来高 | 9,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 8.92 % |
1日の出来高 | 20,400 株 |
- コメント
○1,189円で寄り付き、その後は1,160~1,180円の間を動く展開となりました。
売り物が少なかったのか寄り付き直後は分売価格より上でしたが、それ以降は分売価格を下回る時間帯が多い感じでした。安値引けで終えた上に出来高も消化できておらず、明日以降も上値が重そうです。