立会外トレード[価格決定]:中国工業(5974)

  • 20年2月17日、中国工業(5974)の立会外トレードが発表されました。
    ※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。
  • 20年2月20日、 売出価格の決定

[中国工業]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 中国工業(5974) 
上場先 東証2部(19年11月より東証1部から指定替え) 
信用貸借区分 貸借(貸株注意喚起) 
業種 金属製品 
事 業 内 容 LPガス容器の製造が主力。家庭用では国内シェアトップ。 

分売データ

発表日 2020年2月17日 
分売株数 118,000 株 
吸収金額(発表日時点) 0.50 億程度 
申込数量 上限 5,000 株 
実施予定日 2月21日 
実施日 2月21日 

株価・分売価格など

発表日終値 426 円 
実施前日終値 402 円 
発表日からの騰落率 –5.63 % 
実施2日前
からの騰落率
0.00 % 
分売価格 389 円 
割引率 –3.23 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 7,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 39.41 倍 
分売数/月平均出来高 15.95 倍 
買い板 3万9千株 程度 
売り板 1万7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→短期売建有り
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:0.1%増 営業利益:1.8%増 
経常利益:1.1%増 純利益:1.5%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が-55~31%程度。
自己資本比率 35.7 % 
会社予想PSR(今期) 0.10 倍 
会社予想PER(今期) 19.56 倍 
実績PBR 0.31 倍 
ROE 1.6 % 
予想配当 10 円 
配当利回り 2.35 % 
配当性向 50.3 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:かなり割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・今月2件目の立会外トレードとなります。
    中国工業は元々東証1部上場の企業でしたが、一昨年12月に時価総額が20億を切り、2部落ち期間の猶予入りに。時価総額はその後も下がり続けてしまい、結局昨年11月に2部落ちしてしまいました。株主優待などを導入する手もあったと思うのですが・・・対策を打たなかった所を見ると、早期に1部へ戻る意図はなさそうでしょうか。

    ※ちなみに、時価総額が10億を切ると上場廃止の危機が訪れますが、現在の時価総額は15億となっています。直近1年で5億下がっていることを考えると、上場廃止のリスクが皆無とは言えない感じですね。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は横ばいといった感じです。今期も売上・利益ともに横ばいの見通し。売上120億に対して営業利益が1億を切っており、営業利益率も1%割れと厳しい状態です。

    ・指標:同業他社と比べて割安です。ただ、事業の将来性や時価総額の問題などがあり、中長期投資の対象にはしづらいかもしれません。

    ○見通し
    ・需給動向:売出数は11.8万株ですが、発行株ベースでは3.48%とやや多めです。月の平均出来高は7千株程度しか無く、過疎株の状態。空売りによるカバーに期待したいところですが、すでに注意喚起が出ており、売り禁となる可能性には注意が必要です。
    上記の通り中長期での保有にはリスクがあり、短期主体の案件となりそうでしょうか。

    ・株価動向:2018年以降、長期で下落トレンドが継続中。昨年9月に急騰する場面もありましたが、勢いは続かず失速。現在は400円台前半に位置しています。
    短期、中長期ともに平均線が下を向いており、今が底値とは言いづらい状況です。また、昨年の急騰時に大量の信用買い残が出来ており、現在も消化し切れていません。少なくとも、3月頃までは需給が悪い状況が続くのではと見ています。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は5.6%下落。今日の終値は前日比で変わらず。分売価格は25日線から10%下に乖離し、年初来安値(395円)を下回る水準。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は4.13万株。流動性は十分で、空売りも昨日の売り残ベースで6.5割程度積み上がっているようです。

    ○見通し:【市況が悪くなければ参加予定】
    ・株価は発表後に調整が進み、分売価格は400円を切る水準となりました。空売りも多く入っており、一定の買い戻しを期待できると見ています。ただ、市況が不安定なため、朝の気配を見てから参加したいと思います。

    ・立会外トレード発表後に窓が開いており、明日以降は窓を埋めるような展開を期待したいところです。ただ中長期では上昇を期待できないので、処分するタイミングが悩みどころとなりそうですね。

実施結果

始 値 405 円 ( + 16 円 )
高 値 405 円 ( + 16 円 )
安 値 396 円 ( + 7 円 )
終 値 400 円 ( + 11 円 )
寄付出来高 63,100 株
寄付出来高/分売数 + 53.47 %
1日の出来高 113,600 株
  • コメント
    ○405円で寄り付き、その後は400円前後で推移する展開が続きました。
    空売りの買い戻しもあってか寄り付きは好調でしたが、その後は買いが続きませんでした。現状で実需買いを期待するのはやはり難しい感じでしょうか・・・
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