- 20年1月21日、Link-U(4446)の立会外分売が発表されました。
- 20年1月28日、 分売価格の決定
[Link-U]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | Link-U(4446) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 電子書籍・動画配信などのコンテンツ配信サービス事業が主力。自社でサーバーを保有しており、ワンストップでサービスを提供できるのが強み。 |
分売データ
発表日 | 2020年1月21日 |
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分売株数 | 592,800 株 |
吸収金額(発表日時点) | 13.05 億程度 |
申込数量 | 上限 500 株 |
実施予定日 | 1月29日~2月4日 |
実施日 | 1月29日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、その形式基準の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,201 円 |
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実施前日終値 | 1,841 円 |
発表日からの騰落率 | –16.36 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–4.36 % |
分売価格 | 1,785 円 |
割引率 | –3.04 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 63,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 2.53 倍 |
分売数/月平均出来高 | 9.34 倍 |
買い板 | 2万8千株 程度 |
売り板 | 2万2千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年7月期会社予想(数値は前期比) 売上高:20.7%増 営業利益:6.1%増 経常利益:5.3%増 純利益:6.0%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が20%、利益が13~14%程度。 |
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自己資本比率 | 90.9 % |
会社予想PSR(今期) | 18.55 倍 |
会社予想PER(今期) | 84.46 倍 |
実績PBR | 14.18 倍 |
ROE | 16.8 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年7月にマザーズ市場へ上場しています。
上位2人の大株主で70%以上の株式を保有しており、今回の分売だけでは流通株式比率の要件をクリアできない模様。再度、分売か売出を行う必要がありそうです。○業績・指標
・業績:前期は大幅増収増益でしたが、今期は費用先行の影響で1桁増益に止まる見通し。2桁増収の見通しは維持しており、株価へのネガティブな反応はないようです。・指標:グロース株ということもあり、同業他社と比べて割高です。PER100倍超は他のIT系新興株でもよく見ますが、PSR20倍超は売上面から見て買われすぎという印象ですね。
○見通し
・需給動向:分売数は59.28万株、発行株ベースで4.35%程度と多め。月の平均出来高は6万株程度で流動性の改善が必須。今期の見通しに比べて株価がかなり上昇している印象なので、現状では手を出しづらいです。実施までの調整に期待したいところ。・株価動向:10月までは1,200円付近で推移。11月以降に上昇基調となり、1月15日に2,478円の上場来高値を記録。現在は2,200円付近で推移しています。
3ヶ月程度で株価が2倍になっており、指標を見ても過熱感が出ている印象。25日線が通過している1,950円付近まで調整すれば、多少はリスクを軽減できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は16.3%下落。今日は前日比4.3%近く下落。分売価格は25日線より10%下に乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は11.2万株。流動性は板・出来高ともにやや不安がある状態。明日朝の気配を要確認となります。○見通し:【朝の気配次第、買いが多くなければ見送り】
・発表後に株価は大きく調整し、分売価格は1,800円を割る水準となりました。
チャートでは行って来いの形になっており、1,800円付近が意識されそうな感じではあります。ただ、SBI証券がハイカラの持ち越し手数料を大幅に引き上げたため、朝にどれだけ買いが入るか読みづらい状態です。分売数が多く流動性も不安があるため、朝の気配で買いが多くなければ無難に見送りとなりそうです。
実施結果
始 値 | 1,765 円 ( – 20 円 ) |
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高 値 | 1,819 円 ( + 34 円 ) |
安 値 | 1,755 円 ( – 30 円 ) |
終 値 | 1,814 円 ( + 29 円 ) |
寄付出来高 | 79,300 株 |
寄付出来高/分売数 | 13.38 % |
1日の出来高 | 551,700 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比76円安で取引開始。その後は徐々に買い戻され、大引け間際には1,800円台を回復しました。結局1,814円で引けています。○14時ぐらいまでは分売価格を割れている状態でしたが、大引けにかけてようやく値を戻しました。リックソフトと同様、寄ってからしばらくは厳しい展開になっています。このパターンが続くかどうか、引き続き検証していきたいと思います。