- 19年12月6日、 オンキヨー(6628)の立会外トレードが発表されました。
※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。 - 19年12月6日、 売出価格の決定
[オンキヨー]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | オンキヨー(6628) |
|---|---|
| 上場先 | JASDAQスタンダード |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | 電気機器 |
| 事 業 内 容 | AV機器の製造開発が主力。その他、車載用向けOEM事業やヘッドホンなどのデジタルライフ事業も展開。主力のAV事業売却は中止に。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年12月6日 |
|---|---|
| 分売株数 | 9,670,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 3.00 億程度 |
| 申込数量 | 上限なし |
| 実施予定日 | 12月9日 |
| 実施日 | 12月9日 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 33 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 33 円 |
| 発表日からの騰落率 | 0.00 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
– ％ |
| 分売価格 | 31 円 |
| 割引率 | –6.06 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 369,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 7.70 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 3.59 倍 |
| 買い板 | 785万9千株 程度 |
| 売り板 | 1,130万8千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：27.0減 営業利益：赤字拡大 経常利益：赤字拡大 純利益：赤字転落 2Q決算時点での進捗度は売上高が41％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 5.9 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 0.15 倍 |
| 会社予想PER(今期) | – 倍 |
| 実績PBR | 4.66 倍 |
| ROE | – ％ |
| 予想配当 | 0 円 |
| 配当利回り | 0 ％ |
| 配当性向 | 0 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：– PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待
・ONKYO DIRECTクーポン(3月権利。3万株以上保有の場合は自社製品も追加で贈呈)
・e-onkyo musicクーポン(9月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
・今月1件目の立会外トレードです。
オンキヨーはAV機器の大手メーカーです。9月にSBI証券を割当先とするMSワラントが発行されており、この一部を立会外トレードで売り出すものと思われます。○業績・指標
・業績：近年は赤字に苦しんでいます。経営再建の一環として主力のAV事業を売却する予定でしたが、この計画が中止に追い込まれました。事業をスリム化して黒字化する見込みでしたが、逆に前年より赤字幅が拡大する状態に・・・リストラも発表するなど、さらに苦境に陥ってる感もあります。・指標：同業他社と比べてPBRは割高です。
○見通し
・実施前日発表のため省略。
実施前日時点
- コメント
○見通し：【見送り】
売出数は967万株、発行株ベースで6.16％と多め。月の平均出来高は270万株程度ですが、買い板が800万株近くあります。流動性についてはあまり心配なさそう。ただファンダが悪い上にボロ株なので、1単元当たり1～2円の利益しか期待できない感じです。
全プレに近い感じが予想され、取るだけ取って1円抜きを目指すケースも考えられますが・・・思わぬ下落となった時のリスクは大きいですね。また、MSワラントの未行使分が大量に残っており、中長期では分が悪くなります。短期で大きくリスクが取れる人向けの案件となりそうです。○株価動向：7月に90円台まで上昇するも、AV事業売却の延期が発表されてその後は失速。MSワラントの行使に加え、10月には売却中止も発表されて株価に追い打ちをかけました。現在は年初来安値圏に沈んでいます。
上記の通り中長期での上昇は期待薄ですね。事業売却の材料が出れば急騰を期待できるかもしれませんが・・・現状では短期主体の取引になりそうでしょうか。
実施結果
| 始 値 | 31 円 ( ± 0 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 32 円 ( + 1 円 ) |
| 安 値 | 30 円 ( – 1 円 ) |
| 終 値 | 31 円 ( ± 0 円 ) |
| 寄付出来高 | 3,206,100 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 33.16 ％ |
| 1日の出来高 | 5,775,100 株 |
- コメント
○31円で寄り付き、その後はほぼ31円と32円を行ったり来たりの状態が続きました。一日のチャートは見事なバーコード型となっています。
なお、引け後に会社から開示が出ており、今回の売出数と同じ967万株のMSワラント行使が発表されています。今回の立会外トレードの分に当てられたのであれば、MSワラントの未行使分はかなり少なくなったようです。とはいえ、再度MSワラントを締結する可能性はありそうですが・・・