- 19年12月2日、第一カッター興業(1716)の立会外分売が発表されました。
- 19年12月9日、 分売価格の決定
[第一カッター興業]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 第一カッター興業(1716) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | 建設業 |
| 事 業 内 容 | コンクリート構造物などの切断・削孔工事が主力。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年12月2日 |
|---|---|
| 分売株数 | 200,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 3.65 億程度 |
| 申込数量 | 上限 500 株 |
| 実施予定日 | 12月10日～12月13日 |
| 実施日 | 12月10日 |
| 分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり、会社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,827 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,779 円 |
| 発表日からの騰落率 | –2.63 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
+0.40 ％ |
| 分売価格 | 1,726 円 |
| 割引率 | –2.98 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 2,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 7.15 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 37.04 倍 |
| 買い板 | 2万2千株 程度 |
| 売り板 | 2万1千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年6月期会社予想(数値は前期比) 売上高：5.6％増 営業利益：1.7％減 経常利益：0.7％増 純利益：13.7％減 1Q決算時点での進捗度は売上高が25％、利益が24～26％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 75.7 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 0.66 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 9.10 倍 |
| 実績PBR | 0.92 倍 |
| ROE | 10.1 ％ |
| 予想配当 | 22 円 |
| 配当利回り | 1.27 ％ |
| 配当性向 | 11.6 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：なし
- コメント
○銘柄・分売について
・第一カッターはコンクリート切断などを主力事業とする企業です。
特段2部落ちするような要件はなく、単純に大株主からの売出となるようです。○業績・指標
・業績：18年6月期までは業績が伸びていたものの、前期からは減益傾向。東京五輪関係の需要も落ち着き、工事量が減少傾向にあるようです。・指標：同業他社と比べてPERは割安、PBRは割高のようです。
○見通し
・需給動向：分売数は20万株、発行株ベースで3.33％。月の平均出来高は2千株程度と過疎株の状態。貸借銘柄なので、株価の調整と流動性が改善すれば何とかなる感じでしょうか。普段の出来高が乏しいだけに、前日まで様子を見たいと思います。・株価動向：今年はおおむね1,600～1,800円のレンジ相場となっていましたが、10月末にレンジを上抜けして1,900円台まで上昇。現在は再び1,800円台前半まで下げています。レンジ下限の1,600円まで調整すれば短期的な反発も見込めそうですが、そこまでは難しいでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は2.6％下落。今日は前日比であまり変わらず。分売価格は25日線(1,819円)より5％下で、26週線付近に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は7.68万株。流動性はもう少し改善して欲しいところでしたが・・・ただ、空売りは貸借残ベースで3.5割程度積み上がっており、買い戻しをある程度期待できそうでしょうか。○見通し：【地合いが悪くなければ参加予定】
・株価は発表翌日に1,700円台前半まで下げたものの、その後は徐々に戻してきました。分売価格は一応節目近くに位置しているのと、先週の安値が1,738円となっており、1,700円台前半まで下げるようなら一定の買いも期待できると見ています。空売りも積み上がっており、買い戻しが進めば一定の利益を期待できそうでしょうか。・直近の株価は13週線に沿って買い戻されています。下値の目途としては26週線や分売価格に近い1,725円前後、上値は25日線付近の1,820円辺りでしょうか。
実施結果
| 始 値 | 1,800 円 ( + 74 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,816 円 ( + 90 円 ) |
| 安 値 | 1,783 円 ( + 57 円 ) |
| 終 値 | 1,794 円 ( + 68 円 ) |
| 寄付出来高 | 92,200 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 46.10 ％ |
| 1日の出来高 | 251,100 株 |
- コメント
○前日比21円高で寄り付き、前場は1,783～1,810円の間で上下し、後場に入ると1,790～1,800円の間で膠着する展開となりました。結局1,794円で引けています。○売り方が買い戻しを迫られたせいか、思った以上に高く寄り付きました。終日で前日終値を上回り、好成績となりました。