- 19年11月29日、大日光・エンジニアリング(6635)の立会外分売が発表されました。
- 19年12月5日、 分売価格の決定
[大日光・エンジニアリング]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 大日光・エンジニアリング(6635) |
---|---|
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 電気機器 |
事 業 内 容 | 電子部品の受託加工事業が主力。「プリント基板」への電子部品実装などが事業の柱で、キヤノンが主要取引先。 |
分売データ
発表日 | 2019年11月29日 |
---|---|
分売株数 | 100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.71 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 12月6日~12月11日 |
実施日 | 12月6日 |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善および流動性向上を目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 708 円 |
---|---|
実施前日終値 | 687 円 |
発表日からの騰落率 | –2.97 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–0.58 % |
分売価格 | 659 円 |
割引率 | –4.08 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 500 株 程度 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 3.60 倍 |
分売数/月平均出来高 | 40.00 倍 |
買い板 | 1千株 程度 |
売り板 | 3千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年12月期会社予想(数値は前期比) 売上高:8.6%増 営業利益:119.1%増 経常利益:166.2%増 純利益:黒字転換 3Q決算時点での進捗度は売上高が71%、利益が46~116%程度。 |
---|---|
自己資本比率 | 12.8 % |
会社予想PSR(今期) | 0.07 倍 |
会社予想PER(今期) | 7.88 倍 |
実績PBR | 0.71 倍 |
ROE | 9.0 % |
予想配当 | 20 円 |
配当利回り | 3.03 % |
配当性向 | 23.9 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・2007年にJASDAQへ上場しています。開示を見る限り、上場してから初の分売となるようです。
最近の業績が芳しくなく、直近2期の経常利益が5億に達していません。市場変更の可能性は低そうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は売上が横ばい、利益が乱高下している模様。前期は減損などが発生して純損益は赤字でした。今期は業績回復を見込んでいます。なお、11/7に純利益の予想が上方修正されていますが、8月に発生した工場火災の保険金受取によるものとのこと。・指標:同業他社と比べて割安です。JASDAQの過疎銘柄ということもあり、割安で放置されている感じでしょうか。
○見通し
・需給動向:分売数は10万株、発行株ベースで3.70%。月の平均出来高が500株程度しかなく、過疎株の状態。この状態で10万株を売るのは厳しい気もしますが、割安なバリュー株という視点で買いが入る可能性は考えられそうです。ただ短期で利益が出るイメージはなく、参加する場合は中長期を視野に入れないと難しい感じでしょうか。・株価動向:昨年末に541円まで下落した後は徐々に値を切り上げる展開に。5月以降はおおむね650~725円のレンジ相場となっているようです。
長期のトレンドは下落基調っぽいですが、短期・中期の平均線は上向きつつあります。また、直近では株価が52週線を越えてきており、チャートとしては面白そうな形状をしていると思います。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3%近く下落。今日は前日比であまり変わらず。分売価格は25日線より6%下、26週線よりやや下に位置。○信用・需給状況:前日の出来高は300株・・・前日でこの出来高は厳しいですね。
○見通し:【朝の気配次第、買いがよほど多くなければ見送り】
・株価はあまり調整が入りませんでしたが、分売価格は660円付近の水準に。支持線となっている26週線を下回っていますが、短期的には需給悪化で割れる懸念が強そう。キムラや三京化成が割れなかったので何とかなるかもしれませんが、前日の出来高が300株ではさすがに厳しい気も?参加は朝の気配を見てからの判断とし、買いが多くなければ見送りとします。
実施結果
始 値 | 660 円 ( + 1 円 ) |
---|---|
高 値 | 668 円 ( + 9 円 ) |
安 値 | 659 円 ( ± 0 円 ) |
終 値 | 663 円 ( + 4 円 ) |
寄付出来高 | 11,300 株 |
寄付出来高/分売数 | 11.30 % |
1日の出来高 | 48,000 株 |
- コメント
○寄り付きこそ分売価格付近まで下げたものの、その後は徐々に値を上げていきました。今週は微妙な案件が続きましたが、いずれも割れておらず意外な結果に・・・中小型株の地合いが好転していることも影響している感じでしょうか。