PO[価格決定]:産業ファンド投資法人(3249)

  • 19年11月29日、産業ファンド投資法人(3249)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年12月11日、 公募価格の決定

[産業ファンド投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 産業ファンド投資法人(3249) 
スポンサー 三菱商事・ユービーエス・リアルティ
投資先 国内の物流施設、工場・研究開発施設、およびインフラ施設などへ投資。保有資産は東京圏の施設で半数以上を占める。 
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年11月29日 
公募・売出株数 国内公募:40,900 口 
海外公募:43,000 口 
(OA:2,100 口) 
吸収金額(発表日時点) 国内公募:73.62 億 程度 
海外公募:73.62 億 程度 
価 格 決 定 日 12月11日~12月17日 → 12月11日 
受 渡 日 12月19日~12月25日 → 12月19日 
PO実施の目的 取得予定の新たな特定資産の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) 野村證券(12,272口)
SMBC日興証券(11,125口)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(10,633口)
大和証券(5,725口)
引受会社(幹事) みずほ証券(818口)
SBI証券(327口)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 171,200 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 164,500 円 
公 募 価 格 160,387 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 6,100 株 
信用残/月平均出来高 0.17 株 
公募数/月平均出来高 6.97 倍 
買い板 940 株程度 
売り板 2,000 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建あり 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 115,022 円 
N A V 倍 率 1.39 倍 
N O I 利 回 り 5.60 % 
L T V 50.26 % 
決 算 月 1月、7月 
格 付 け AA (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 5,885 円 
分 配 金 利 回 り 3.67 % 
他REITとの比較 NAV倍率:下位 
NOI利回り:上位 
LTV:下位
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄:今年5月以来、およそ半年ぶりのPOとなります。
    前回増資の時と比べて、株価が30%上昇しています。NAV倍率も1.5倍近くになっており、ハイペースで物件取得と増資による資金調達を行うことになったようです。

    ○指標
    株価が上昇を続けていることからNAV倍率は1.4倍近くに上昇しており、全リートの中でもワーストに近い水準。利回りも3%半ばまで低下していますが、大手スポンサー系の中では比較的上位に位置しているようです。

    ○見通し
    需給動向:公募総数は83,900口、希薄化比率は4.8%程度。そのうち国内分は40,900口で発行株の2.4%程度です。規模としては前回より小さく、さらに半分以上が海外での募集なので、需給面での心配は無さそうです。
    市況については、REIT指数が2,200P付近で横ばい、国債先物と米国債10年物は横ばい気味となっています。地合いとしてはフラットな感じで、どちらに転ぶか読みづらいですね。ただ、期間中地合いの急変がなければそこそこの利益は期待できそうでしょうか。

    株価動向:株価は前回のPO以降も上昇が続き、先月には17.45万円まで上昇しました。株価はここ10年での高値圏にあり、17万円付近でさすがに頭打ちになっている感も。13週線が16万付近を通過中ですが、この辺で値決めとなれば公募価格の利回りが3.75%程度となり、値頃感も出てきそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は3.9%下落。公募価格は25日線より4.5%下に位置し、13週線を下回る水準。
    ○信用状況:空売りはほとんど入ってないようです。

    ○見通し
    ・発表後に株価はそこそこ調整しました。市況については、米国10年債金利が上昇傾向、国債先物も下落傾向、REIT指数も下落基調・・・と地合いが全然良くありません。今日のFOMCでサプライズ利下げがあれば別ですが、現状では据え置きの見込みが濃厚となっています。もし利上げ再開の話まで出るようだと、リート市場にも影響が出る可能性がありそうです。
    地合いが良くないので後は需給次第となりますが、現状では微益~若干の公募割れとなる可能性も考慮しておく必要があるかもしれません。

    ・チャートを見ると、株価は13週線に近づいています。年初以降、このラインを割れたことはほとんどなく、株価が現状で踏み止まるようなら心配は無さそう。ただ、13週線を割って16万も割り込むようだとしんどいかもしれません。

実施結果

始 値 160,100 円 ( – 287 円 )
高 値 162,900 円 ( + 2,513 円 )
安 値 159,300 円 ( – 1,087 円 )
終 値 162,900 円 ( + 2,513 円 )
寄付出来高 5,614 株
寄付出来高/公募数 13.06 %
1日の出来高 18,831 株
  • コメント
    ○前日比700円安で寄り付き、一旦15.93万まで下げた後は終日買い戻される展開となりました。結局16.29万円の高値引けで取引を終えています。

    ○今週に入って公募割れする場面もあり冴えない値動きでしたが、受渡日では一転して買い戻される形となりました。地合いはそんなに改善していませんが、需給面は意外に締まっていたようです。

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